ハムスターが足を引きずる場合

真っ先に疑うのは骨折や怪我ですよね。

 

しかし、ハムスターが足を引きずる背景には

意外な病気が潜んでいることもあるんです。

 

この記事では、ハムスターが足を引きずる時の原因

対処法などについて紹介していきます。

 

ハムスターが足をひきずる原因や症状は?

具体的にはハムスターはどのようなことが原因で

足を引きずるようになるのでしょうか?

 

以下に、ハムスターが足を引きずる9つの原因

紹介していきます。

 

ハムスターが足をひきずるのは中耳炎が原因!

人間と同様に風邪や、外耳炎の悪化が原因

耳の奥が炎症を起こした状態が中耳炎です。

 

ハムスターが中耳炎になった場合、

悪化すると膿が三半規管まで及んでしまい

結果として足を引きずって歩くようになってしまいます。

 

足を引きずる他にも耳から膿や分泌物が出て悪臭がしたり、

耳を痒がるような様子同じところを旋回する様子が見られたら

ハムスターが中耳炎にかかっている可能性があるため

動物病院に連れて行くようにしましょう。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは熱中症が原因!

ハムスターは暑さに非常に弱い動物

適正温度は25℃以下と言われています。

 

体も小さく汗腺も持たないハムスターは

高温高湿の状況に置いておかれると

すぐに体内に熱を溜めてしまい、

あっという間に熱中症に罹ってしまうのです!

 

熱中症に罹ったハムスターはうまく歩けなくなり

足を引きずる他に呼吸が荒くなったり

体温が上がってぐったりしている、

という症状が見られます。

 

気温が高い時期に、上記のような症状が見られたら

ハムスターが熱中症に罹っていると判断して

ハムスターの体温を下げる応急処置を取るようにしましょう。

 

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ハムスターが足を引きずるのは腸閉塞が原因!

毛玉や異物を誤飲することで起こる

ハムスターの腸閉塞

 

この腸閉塞が原因で

ハムスターが足を引きずることもあるんですよ。

 

腸閉塞の症状は足を引きずる他にも便の出が悪く

お腹が膨らんでいる、

食事を取らずにどんどん痩せていき、動かなくなる

といったことが挙げられます。

 

ケージの中にハムスターの糞が見られず

足を引きずっている場合は、腸閉塞の可能性もあります!

 

腸閉塞は放置しておくと死に至ることもある

恐ろしい病気であるため、早めの対処が必要ですよ。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは腫瘍が原因!

ハムスターの脚にしこり腫瘍ができてしまい

足を引きずるようになることも!

 

この場合は、腫瘍がある足だけ明らかに腫れており

外から見ても腫瘍があることが明確に分かるでしょう。

 

腫瘍が小さいうちは、針を刺して検査をすることで

悪性か良性かを判断し、大きくならないうちに切除

という方法が取れま。

 

ですが、歩けないほど肥大化してしまった場合は

動物病院にっても手も施しようがない場合もあるでしょう。

 

ハムスターは体を触られることを嫌う子も多いため

腫瘍が小さいうちに発見するのは難しいかもしれません。

 

小さくても腫れやできものを発見した場合は

すぐに動物病院で検査をお願いするようにしましょうね。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは斜頸が原因!

ハムスターが常に首を傾げたような状態になってしまう斜頸

 

この斜頸が原因でハムスターが

足を引きずるようになることもあるんですよ。

 

斜頸の原因は遺伝的なものと、

細菌感染で起こる脳炎内耳炎などが挙げられます。

 

斜頸を放置しておくと、

足以外に脊椎にも負担が掛かるようになり

最悪の場合は、死に至ることさえありますので

早期の治療が必要ですよ。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは脊椎椎間板の損傷が原因!

ケージ内の高所から落下してしまったり、

誤ってハムスターを踏んずけてしまったりという

外的な要因から起こることが多い脊椎椎間板の損傷

 

脊椎動物は背骨を傷めてしまうと体が支えきれなくなり

足を引きずるようになったり、歩けなくなることもあります。

 

また歪んだ脊椎が内臓を圧迫したり、

内臓に傷をつけることも珍しくありません。

 

ハムスターを踏んずけてしまったりした場合は

自宅で異変が見られるまで放置しておくのではなく

動物病院で検査してもらうと安心でしょう。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは骨折が原因!

ハムスターが足を引きずる理由で多いのは

骨折によるもの。

 

骨折はケージや回し車から落下したり、

足を挟んだりすることの他に、

食事の偏りでカルシウムが不足した場合にも起こります。

 

ハムスターに多い骨折箇所として

人間の弁慶の泣きどころに該当する腓骨が挙げられ

ここを骨折した場合は、足を引きずるなど

まず歩き方に異変が見られるようになります。

 

捕食される側の小さな生物であるハムスターは

過酷な野生環境にいた習性で

歩行に邪魔になる骨折した足を自ら噛み千切ることも。

 

ハムスターは骨折していても普通に食事をして

何事もないように過ごすことが多くありますが

決して放置してよい状態ではないので

骨折が疑われたらすぐに病院に連れて行くようにしましょう。

 

 

ハムスターが足を引きずるのは老化が原因!

特に原因がなくても、人間同様老化で足腰が弱くなり

結果としてハムスターが足を引きずることもあります。

 

種類にもよりますがハムスターの寿命は平均して2年から3年

 

悲しいことですが、可愛い外見からは想像もできない速さで

ハムスターの体の機能は衰えていくのです。

 

ハムスターが2歳近くなって、何の原因もなく

足を引きずるようになった場合は

寿命が近づいているサインであることも。

 

使わなくなった回し車は外してあげる、

足を引っ掻けてしまうようならケージを水槽に変える

温度管理に今まで以上に気をつける、といったように

ハムスターが少しでも快適で過ごせるように

気を配ってあげたいですよね。

 

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ハムスターが足を引きずるのは捻挫が原因!

ケージのドアや回し車に足を挟んでしまったり

高所から落下してしまった場合などに見られる

ハムスターの捻挫

 

このような小さな事故が起きた後に

ハムスターの足が腫れあがって、

足を引きずるようになったら捻挫をしている可能性が高いです。

 

ハムスターは運動要求が高い動物であるため

動き回っていて転倒することは良くありますよね。

 

その度に病院に連れて行くことは流石に

飼い主さんにもハムスターにもストレスが掛かってしまうので

明らかに打った場所の腫れが酷いなどの

見た目に異常が見られたら

動物病院を受診するようにしましょう。

 

 

ハムスターが足を引きずる時の対処法や注意点は?

 

ハムスターが足を引きずるようになった場合

ケージのレイアウトを見直すようにしましょう。

 

足が治るまでは回し車やトンネルといった

体を使って遊ぶおもちゃは取り外しておきます。

 

また、金網のケージを使用している場合は

ケージに足を引っかけて、症状を悪化させることもあるため

水槽型の飼育ケージに取り替えると安心ですよ。

 

細菌感染が原因で足を引きずる場合は

特に掃除を徹底して行い、細菌の繁殖を防ぐことも大切ですね。

 

ハムスターはケージ内だけでも十分満足して生活ができます。

 

足を引きずる原因が飼い主が踏んでしまったなどの

ケージ外での事故の場合は

ケージの中だけでの飼育を徹底すると事故の再発が防げますよ。

 

ハムスターは敵である肉食動物に弱っていることを悟られないよう

体に不調があっても、それを隠して

普段通りに振る舞う習性があります。

 

足を引きずる”、といったような

目に見えるサインがある場合は

かなり弱ってしまっていることも多くあるので

早急に動物病院に行くようにしてくださいね。

 

 

 

ハムスターが足を引きずる時の治療費用の相場は?

 

ハムスターが足を引きずる原因として

様々な病気が考えられるということを説明しました。

 

では、動物病院を受診した場合の

治療費はどのくらい掛かるのでしょうか?

 

動物病院は自由診療のため、あくまで目安ではありますが

以下に病気ごとの治療費を紹介していきます。

 

●中耳炎が原因の場合

ハムスターが中耳炎になった場合は

点耳薬抗生物質が処方されます。

 

薬代は一週間で700円~1500円。

これに診療報酬500円~2000円

加算されることになります。

 

●熱中症が原因の場合

ハムスターを熱中症にさせてしまった場合、

残念ながら動物病院では対処ができない場合が殆どです。

 

体の小さなハムスターには点滴を行うことも難しく

暑い中、病院に連れて行くことが一層の負担になることも。

 

そのため、ハムスターが熱中症になった場合は

エアコンや保冷剤、ペット用のイオンウォーターなどを使い

家庭で対処をするようにしましょう。

 

 

●腸閉塞が原因の場合

ハムスターが腸閉塞の場合、

毛玉など下剤で出せるものが原因であれば

薬代と診察料で3000円ほど掛かります。

 

対処が遅れたり、異物を取り出すのに手術が必要な場合

20,000円~30,000円掛かることもあるので

腸閉塞の症状が見られたら、

早めに病院に行くようにしましょう!

 

 

●腫瘍が原因の場合

ハムスターに腫瘍が出来た場合は

まず病理検査で腫瘍が良性か悪性かを判断します。

この検査がおよそ10、000円程度

 

検査結果で悪性と分かり、

ハムスターの腫瘍を摘出する場合は

手術費用が30,000円~40,000円掛かります。

 

腫瘍は大きさによっても手術費用が異なり、

予後を見るための通院回数も異なりますので

発見したら早期治療が大切ですよ。

 

 

●斜頸が原因の場合

ハムスターの斜頸にはステロイド剤が処方されることがあり

薬代は1500円程度です。

 

診療報酬500円~2000円ほど加算されることになりますよ。

 

 

●骨折や椎間板の損傷が原因の場合

ハムスターに骨折や椎間板の損傷がある場合

多くは手術が必要になります。

 

骨折や損傷個所を特定するための

レントゲン撮影に10、000円程度掛かり、

手術費用としては50,000円前後掛かることも

少なくありません。

 

折れた骨は自然につくからと

放置する飼い主さんもいますが

綺麗にくっつく訳ではありません。

 

このままだと、歩き方がおかしいままになってしまったり

折れた足を庇うために他の部位に負担が

掛かり続けてしまったりすることも。

 

また、骨がつくまでハムスターは激しい痛みを

我慢し続けることになりますので、

『自然治癒するから大丈夫』

甘く考えないようにしましょう。

 

 

●捻挫が原因の場合

ハムスターが捻挫した場合は

痛み止め抗炎症剤といった薬が処方されます。

 

薬代が一週間で700円~1000円程度。

診療報酬500円~2000円ほど

加算されることになります。

 

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体の小さなハムスターは異変も分かりづらく

悲しいことですが、動物病院に連れて行っても

手の施しようのない状態であることも少なくありません。

 

また、病気にかかってしまったときに

治療費が高額なこともあるかもしれませんから

万が一に備えて『ペット保険』に加入することをおすすめしますよ。

 

ハムスターが足を引きずる様子が見られた場合は

原因と思われることなどを整理してから

速やかに動物病院に連れて行ってくださいね。

 

以上、『ハムスターが足を引きずる時の原因や症状、対処法は?痛がらない時は?』の記事でした。