ハムスターの出産の際に起こり得ることとして、

知っておいて欲しいのがハムスターの共食いです。

 

ハムスターは可愛らしい姿とは裏腹に、

生まれた赤ちゃんを食べることがあるという特徴があります。

 

そこで、今回はハムスターの出産における

共食いについて見ていきましょう。

 

スポンサーリンク





 

ハムスターが赤ちゃんを食べるって本当?

 

『ハムスターは生まれた赤ちゃんを食べることがある』

という話を聞いたことはありますか?

 

一見信じられないような話ですが、実は本当です。

 

とは言っても、もちろんいつでもハムスターが

生んだ赤ちゃんを食べるわけではありません。

 

とある条件が重なると、

ハムスターは赤ちゃんを食べることがあるのです!

 

では一体どんな理由で、

ハムスターは赤ちゃんを食べてしまうのでしょうか?

 

 

 

ハムスターが赤ちゃんを食べる理由って?

ハムスターが生んだ赤ちゃんを食べる理由は、

大きく分けて三つあります。

 

そこで、その三つの理由を順番に見ていきましょう。

 

栄養不足

 

まず初めに挙げる理由が

『母ハムスターが栄養不足』です。

 

ハムスターは一度に多くの赤ちゃんを産むことが多いです。

 

母ハムスターは、たくさん赤ちゃんハムスターを生むと、

それに応じた量の母乳を作らなくてはなりません。

 

ですから、もしも子育て中に

十分な量の餌を食べることができないと、

このままでは子育てを続けられないと判断し、

子どもを食べることがあるのです。

 

人間からしてみれば信じられないことですが、

飼育環境が整っていないと判断し子育てを諦めるという、

ハムスターの習性なんですね。

 

 

赤ちゃんに他の臭いがついている

 

出産後の母ハムスターはとても神経質になり

物音や臭いにも敏感です。

 

そのため、赤ちゃんハムスターに

人間などの他の生き物の臭いがついてしまうと、

そのまま赤ちゃんを食べてしまうことも。

 

この臭いは人間では分からなくても、

ハムスターは敏感に察知します

 

そのため、十分に餌を与えているにもかかわらず

母ハムスターが赤ちゃんを食べる時は、

この臭いが原因かもしれませんね。

 

 

環境が悪い

 

母ハムスターが生まれた赤ちゃんを食べる原因として

もう一つ上げられるのが、この子育て環境の悪さです。

 

たとえば、ケージの周辺が騒がしかったり

飼い主が頻繁にケージ内を覗くなどすると、

ハムスターは安心して子育てができません。

 

その上母ハムスターはストレスを感じて

「この環境では赤ちゃんを育てられない」と判断し、

赤ちゃんを食べることがあるのです。

 

特に飼い主に懐いていない母ハムスターに、

見られることが多いようですよ。

 

スポンサーリンク





 

ハムスターが赤ちゃんを食べないようにするには?

せっかく生まれた赤ちゃんを母ハムスターが食べる、

というのはとても悲しいですよね。

 

ですから、この共食いは絶対に避けたいもの。

 

そこで、ハムスターが赤ちゃんを食べることを

防ぐ為の対策をご紹介します!

 

十分な量の餌を与える

 

先ほどお伝えしましたように、

ハムスターが赤ちゃんを食べる理由として

挙げられるのが、餌不足です。

 

ですから、子育て中のハムスターには

普段よりも多くの餌を与えましょう。

 

出産後のハムスターに普段の餌の量を与えていては少ないので、

必ず量を増やしてあげてくださいね。

 

目安としては、普段の量の

1.5倍から2倍程度が望ましいでしょう。

 

また、母乳を多く作るために、

煮干しやミルワームなどの動物性たんぱく質を含んだ餌も

与えてあげてください!

 

〈関連記事〉

・ミルワームはハムスターの餌に必要?理由や与え方、量、頻度も!

・ハムスターの餌のおすすめ!与える頻度や量、食べやすいのは?

 

 

赤ちゃんには直接手で触れない

赤ちゃんに他の臭いがついてしまうと、

母ハムスターが育児放棄や共食いをする原因となります。

 

それを防ぐ為に、赤ちゃんに触れる際は

ゴム手袋などでそっと触るようにしましょう。

 

もちろん、できたらハムスターの赤ちゃんには

触れない方が良いです。

 

しかし、たとえば巣箱から

赤ちゃんが出てしまっている場合など、

赤ちゃんを助ける場合には

どうしても触らなくてはいけないケースがあります。

 

その場合でも、必ず素手では赤ちゃんに触れず、

上記のような手袋やスプーンなどを

用いるようにしてくださいね。

 

 

周辺環境を整える

 

ハムスターは周辺環境が子育てに適していないと、

育児放棄や赤ちゃんを食べることがあります。

 

そのため、出産したハムスターのケージを置いた部屋や

その周辺は、特に環境に気を配ってあげてください。

 

たとえば、ケージの近くでは掃除機を使用しない、

大きな音は出さない、強いにおいの発する物は置かない、など

物音や臭いには注意してあげてくださいね。

 

また、子育て中のハムスターのケージを覗いたり

必要以上に掃除をしたりすることもNG。

 

ハムスターが子育てをしているときは、

なるべく手を出さないようにしましょう。

 

 

ハムスターが赤ちゃんを食べないようにするアイテムは?

ここまで、ハムスターが赤ちゃんを食べることを

防ぐ対策をお伝えしました。

 

そこで続いて、ハムスターが共食いをしてしまうことを

防ぐ為におすすめなアイテムをご紹介します。

 

ミルワーム


出産後の母ハムスターには、

普段よりも多くの栄養が必要となります。

 

その中でも、特に欠かせない栄養素が、

動物性たんぱく質です。

 

母ハムスターは、動物性たんぱく質が足りないと

それを補うために赤ちゃんを

食べることもあるといわれているほど!

 

そのため、子育て中のハムスターには、

動物性たんぱく質を含んだ餌を与えるようにしてくださいね。

 

生き餌が苦手な方は、乾燥タイプも

ありますので大丈夫です。

手袋

赤ちゃんハムスターに、人間の臭いがついて

しまうと、母ハムスターが食べることが

あります。

 

ハムスターの出産に備えて、

ビニール手袋や軍手などの、手袋を用意

しておきましょう!

 

水槽ケージ


ハムスターを金網ケージで飼育している方は

多いかと思います。

 

ですが、実は子育て中のハムスターにおすすめなのは、

水槽のケージなんです。

 

金網ケージですと体の小さな赤ちゃんハムスターが

隙間から出てしまうことがありますが、

水槽であればそのリスクをなくすことができますよ。

 

それだけでなく、水槽ケージは金網ケージに比べて

外部からの臭いや物音を遮断することができます!

 

臭いや物音は、母ハムスターのストレスの原因となり、

赤ちゃんを食べる『共食い』をすることが考えられます。

 

よって、

出産を控えたハムスターには、

こちらのような水槽ケージを用意してあげるのも良いですよ!

スポンサーリンク






この記事を読んだ方からは

こちらの記事も人気です。

<関連記事>

さて、今回はハムスターが生んだ赤ちゃんを食べることがある

『共食い』について書いていきました。

 

せっかく生まれた赤ちゃんを

母ハムスターが食べることがないよう、

出産の前に知っておいてほしいことをまとめした。

 

共食いの主な理由は、飼育環境に問題があるためです。

 

子育て中のハムスターに適した環境を知り、

赤ちゃんを食べることがないよう、

ハムスターに合った環境を整えてあげてくださいね!

 

以上、『ハムスターが赤ちゃんを食べる(共食いする)理由って?対策はあるの?』の記事でした。

スポンサーリンク