メダカは外でも飼うことができる程、

飼育が簡単な魚です。

 

しかし、産卵までは見たけれど

産まれた稚魚が全部、お星様になって

しまった?

 

という苦い経験をしたことがある方も

多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、初心者の方でも、

絶対に、失敗する事なく、卵の状態から、

孵化させ、なおかつ

『生まれてきた稚魚もしっかりと育てる』

事ができる方法を、紹介していきますね。

 

その際に、失敗しないための注意点やコツ

卵の隔離方法、エサやり、成長速度など

順を追って説明していきます。

 

メダカが卵を産んだ時にすることは?

 

メダカが産卵をする時期は

4月~9月の水温が上がる時期です。

 

この頃に、お腹が垂れ下がっている

メダカが、水槽にいたら

産卵が近いサインですので、

卵を隔離するための、容器を用意しましょう。

 

容器は、アイスクリームが、入っている

塩ビの透明のカップなどで、大丈夫です。

 

むしろ、入れておくのは、卵だけなので、

アイスカップくらいの、大きさで充分だから

です。

 

もっと小さい容器でも、良いくらいです。

適当に、代用できそうな、薄手の透明

カップを用意しておいてください。

 

家では、このアイスカップに、卵を隔離し

そのまま、親水槽に浮かべていました。

 

場所も取りませんし、この方法だと、

容易に、親水槽と同じ水温を保つ事が

できますので、初心者の方にも、おすすめです。

 

トマトパックなどは、薄くて丈夫ですし、

水温を一定に保つ事もできる、手軽さから

家では、そうしていました。

 

話は、戻りますが、

雌は、お腹に卵を数時間もくっつけて

産卵をすることもあるので、

親を、別の水槽に移して

そこで産卵させるのもいいですよ。

 

もし帰宅したら

産卵が終わっていた?という場合は、

マツモや、ホテイアオイといった水草に

卵を産んでいる?ことが多いので、

調べてみてくださいね。

 

メダカは、卵や稚魚を食べてしまう習性が

あるため、産卵が見られたら、必ず卵を

上記の方法で隔離しましょう。

 

雌ごと、他の水槽に移して産卵させた場合も

卵を産み終わったら

親は、元の水槽に戻す必要があります。

 

隔離する水槽の水は

親がいた水槽の水と同じものを

汲んで、使用するので問題ありません。

 

では、次は取り出した卵の、失敗しない

管理方法についてです。

 

失敗しない卵の管理方法

まず、最初にアイスカップに、親水槽の水

を1.5~2㎝いれて、薄い『メチレンブルー

溶液を作ります。

『メチレンブルー』は、薄~く色がつく程度を、入れればOKです。

 

メチレンブルーとは、魚が病気になった時

の薬液の原液の事です。このままでは、当然

濃いので、薄めて使います。

 

アイスカップ程度の溶液でしたら、

つまようじの先に、原液を少しつけて

水面に、チョンと漬ける程度で大丈夫

です。

 

もし、濃すぎても、後で薄めれば良いだけ

なので・・

ほんの少し色がつく程度(薄い水色)

だけ入れて、調整して下さい。

 

薄めた、メチレンブルー溶液ができまし

たら、いよいよ卵を取り出します。

 

取り出した卵は、

キッチンペーパーの上で、コロコロ

転がして、1粒づつバラかし、さきほど

作ったメチレンブルー溶液に、どんどん

入れていきます。

 

メダカの卵は、わりと硬いので、手で

少しくらい、しかも雑に転がしても、

卵が割れる心配はありませんので、大丈夫

ですょ。

 

でも、初めは慎重になりますよね?

しかし、だんだん慣れてきますょ。

 

キッチンペーパーを、使わなくても

指先や、手の平でコロコロ転がしても

良いです。

 

こうして、コロコロ転がす事で、

卵表面の粘膜みたい?なものが取れてます。

 

そこまで、神経質になる必要はありません。

1個1個が、バラバラになれば、OKです。

 

どうしても、つながっている卵は、手で

引っ張って、バラかして下さい。

 

こうして、

バラかす事で、白カビが生えづらくなります。

 

もしも、カビが生えてしまったら、

もう一度、綺麗に洗い、白カビを落して

から、薄めたメチレンブルー液につけて

おけば大丈夫です。

 

ただ、きちんとやったつもりでも、

たまに白っぽくなる卵が、出てくるかも

しれません。

 

これは、つまり傷んでしまった卵か?

元々ダメだった卵です。

 

すでに、メチレンブルーにつけてある卵

の場合、ダメな卵は色で分かりますょ。

 

孵化しないダメな卵は、メチレンブルーが

濃く染まるからです。

 

そんな卵は、濁ったような濃い青色になって

います。他の卵達とは、明らかに色が違う

ので、きっと初心者の方でも、見分けが

つくはずです。

 

よって、薬液につける前の、白い卵や、

メチレンで濃い青色に染まった卵は、もう

どれだけ、頑張っても孵化しませんので、

取り除いて下さいね。

*そのままにしておくと、他の卵まで

汚染されますし、白カビの原因にも

なります。

 

メダカは、子孫を残すために、毎日大量の

卵を産みますが、その中には、やはり

ダメになる卵も、あるのでコレは仕方ありません。

 

その為に、多くの卵を産み落すわけなので、

あとは、残った卵を無事に、孵化させて

あげるのみです。

 

上記の手順で行えば、初心者の方でも失敗

する事なく、卵にも白カビがつきません。

 

そして、産んでから孵化し、

うまれてきた稚魚も、しっかり育てる事が

できますょ

 

そして、

薄めたメチレンブルーは、毎日もしくは

最低でも、3日に一度のペースで綺麗な溶液

に取り替えましょう。

 

孵化するまで、この繰り返しです。

 

面倒ですが、これは卵に白カビがつかない

ようにすると同時に、殺菌する役目があります。

 

この溶液の中で、稚魚が孵化しても

何の問題もありませんが、孵化した稚魚は

スプーンなどで、簡単にすくえますので、

別のアイスカップに、移動させていきましょう。

 

この時の水は、薬液でなく親水槽と同じ水

でOKです。

 

こうして、ひと手間かけるだけで、

初心者の方でも、ほぼ確実に卵を孵化

させる事が可能です。

 

初心者向きの稚魚へのエサやり

孵化したら、別のアイスカップ容器に

親水槽の水と、グリーン水(アセロラ水)

を、ほんの少しだけ、継ぎ足し、ここに

孵化した稚魚を移します。

 

あとは、勝手に稚魚が、グリーン水の中

にいる、植物性プランクトンを食べながら

成長してくれます。

 

エサやりに自信のない方は、グリーン水が

手間なしで、おすすめです。面白いくらい

元気に、稚魚が育ってくれますょ。

 

この場合も、初心者の方は、そのまま

親水槽にカップを浮かべて、しばらくは

様子をみながら、飼育しても良いでしょう。

*しかし、グリーン水飼育には、ライトが必須ですので、その点だけ御注意下さい。ライトが設備されている水槽であれば、問題ありません。ない場合は、太陽光でも光合成が必要です。

 

魚の密度が多くなったり、いつまでも

小さな入れ物では、水質が悪化するので、

定期的な、水替えは必要です。

 

そして、頃合いを見ながら、別水槽で管理

していくようにしましょう。

 

グリーン水ではなく、

稚魚用の専用フードもありますが、初心者

の方は、初めのうちは、グリーン水で育てる

のが、一番失敗がありません。

 

グリーン水であれば、エサの量や、

食べ残しの心配がありませんし、管理が

非常に楽です。

 

そして、途中で、稚魚がお星様になって

しまう?確率を一気に下げる事ができます。

 

本当に、今までの失敗は?何だったんだ?

と思うくらい、簡単に稚魚が育成できます。

*飼育の慣れてきたら、動物性のエサでもあるゾウリムシも、稚魚の餌として、初心者におすすめです。

 

 

グリーン水での、稚魚の育て方は以上

になります。

 

メダカの稚魚を育てるときの注意点は?

孵化したばかりの稚魚は

自分の体内に、栄養を蓄えているため、

卵からかえって、最初の3日間は

餌を与える必要がありません。

 

しかし、その後は

外から、栄養をとる必要があるため

グリーン水(植物性プランクトン)

もしくは、稚魚用の粉末フードなどの

餌として、与える必要があります。

 

稚魚用フードを与える時の注意点

メダカは、1度に餌を食べすぎると

消化ができなくなるため、

特に、未発達な稚魚を育てる場合は

食べきれるくらいの量を1日に2回~5回

に分けて、与えるようにしましょう。

 

また、温度の変化にもとても弱いために

常に25℃前後に、水温に保ってあげる

ようにしましょう。

 

そのため、屋外で飼育している場合は、

気温が低い日には、室内に移してあげる

など対策が必要です。

 

水質の汚濁も、稚魚が弱る原因になります

ので食べ残しや糞は、常に取り除くように

注意してくださいね。

 

エアーポンプに関する注意点

また、稚魚用の水槽では、エアーポンプ

の使用は控えるようにしましょう。

 

まだ、小さな稚魚は水圧で流されて弱って

しまう可能性があるからです。

 

よって、

この時期の稚魚にはエアーポンプは使わない

ようにしましょう。

 

 

メダカの稚魚の生存率は?

卵が産まれたら

みんな無事に、成長してもらいたい!と

願ってしまいますが、実際には無精卵など

孵化する事がない卵もあります。

 

そのために、多くの卵を産み落すので、

メダカの卵が、100%孵ることはありません。

 

とは言え、本来孵化し、きちんと育つはず

の稚魚も沢山います。

 

ただ、この中にも、元々弱い個体は、

どんなに、水質や餌に気を付けても

途中でダメになってしまうものです。

 

メダカのプロの方でも、孵化した稚魚を

成魚にできる割合は、80%程度であると

されています。

 

そのため、家庭でペットとして

メダカを、飼育している場合、

60%~70%の稚魚を

無事に育て上げることを目標に、

餌や、水質に気を配ってあげるとよいでしょう。

 

 

メダカの稚魚を育てるおすすめの道具は?

では、少しでも多くの稚魚に

丈夫な成魚になってもらうためには

どのような飼育道具が役に立つのでしょうか?

 

以下にメダカの稚魚の飼育に

おすすめのアイテムを3つ紹介していきます。

 

クロレラ水

最初にご紹介する

メダカの稚魚を育てるのに

おすすめのアイテムはクロレラ水です。

 

冒頭でも、紹介したグリーン水になります。

 

クロレラ水には、メダカの稚魚の餌となる

植物プランクトンが

豊富に含まれているので、

水槽の水と、混ぜるだけで

餌やりの必要がなくなります。

 

また、自然のメダカが

生息している、環境に近づけることができ、

食べ残しで、水が汚れる心配もないため

手間がなくなり、お世話が格段に楽に

なりますよ。

 

プランクトンを、増殖させた

グリーンウォーターを

自作することも可能ですが、

天候に恵まれず、なかなかプランクトンを

増殖させられない時の

種水としても、使用することもできます。

 

稚魚用の専用フード

 

次に紹介するのは、

稚魚用の粉末フードです。

 

成魚と同じ餌を与えても

上手く食べることができないため

稚魚には、粉末状の専用フードを

与える必要があります。

 

もちろん、成魚用のものを

細かく、すり潰しても良いのですが

1回毎に乳鉢で、細かくするのは大変ですよね。

 

粉末フードは、栄養的には

成魚にも、与えられえるため、

使い切る前に、稚魚が成長してしまって

も、無駄になることはありませんよ。

 

稚魚を隔離する方法

メダカの卵や稚魚は、多くの隠れ家がない

限り、同じ水槽で生き残るのは、稚魚に

とっては、至難の業です。

 

親メダカは、稚魚でも補食してしまいます

からね、汗

 

とは言え、

メダカの稚魚が生まれて、成魚と稚魚用の水槽、

両方を、管理するのは大変そう?

と思われる方も、中にはいるのではないでしょうか?

 

そんな時の、メダカの稚魚の隔離方法として、

保護ネットを使う方法があります。

 

使い方は、親水槽の上に、ポンと

浮かべるだけで、稚魚を隔離できるので、

全く手間がかからない、簡単な方法です。

 

下記画像のように、水面に浮かべるだけで、

稚魚を隔離できますょ。

 

 

元々成魚がいる、水槽に浮かべて使用する

ので、水質や水温も、安定していますし、

稚魚の様子も、良くわかると言う、メリット

もあります。

 

別に、水槽を用意する、手間も省けますし

産卵のたびに、使用できるので

とても便利です。

 

メダカの失敗しない稚魚の育て方とは?

メダカの稚魚の生存率をあげるには

どのような、育て方をすれば良いのでしょうか?

 

まとめとして、

時期ごとの注意点を

以下に紹介していきますので

飼育の参考にしてくださいね。

 

餌やりはいつから?

メダカの卵は

産卵から約2週間前後で孵化します。

 

水温や、日照時間によっても

孵化にかかる時間は、異なってきますので

この期間を、目途に観察してくださいね。

 

孵化直後は、

特に世話をする必要がありませんが、

卵が孵って、3日経ったら

餌を与える必要があります。

 

孵化したばかりのメダカの稚魚は

体に、栄養を蓄えているため、

餌を与えても食べません。

 

『稚魚は餌を食べないんだ』と

勘違いをすると

稚魚を餓死させてしまう?こともあるので

注意しましょう。

 

 

餌やりの頻度は?

メダカは一度にたくさんの餌を

食べることができません。

 

そして、食べ残してしまった餌は

カビが生えてしまい、

水質を汚濁させる原因となります。

 

そのためメダカの稚魚には1日に3回~5回

小分けに餌を与えることが望ましいでしょう。

 

家を空ける時間が、長い場合などは

1日2回でも、問題ありませんので、

朝に、餌をどっさり与えてほったらかし、

ということは、避けてくださいね。

 

無精卵などの、孵化しない卵にも

白カビは、生えるます。

 

これによって稚魚が死んでしまう?

ことがあるため、いつまでも孵化をしない

卵が見られたら、水槽から取り除きましょう。

 

 

稚魚に適した水温と水換えの頻度は?

メダカの稚魚の飼育に、適した水温は

25℃前後とされています。

 

また水質の変化に弱いため、

基本的に、水換えを行う必要はありません。

 

食べ残しや糞を

こまめに取り除くようにすれば

極端に水が汚れることもないでしょう。

 

また、水面に油膜ができている場合など

は、油膜の部分だけをすくって、捨てる

ようにしましょう。

 

すぐに、水が汚れてしまう場合は

水槽の大きさに比べて、飼育している稚魚

多すぎる可能性が高いため、飼育する

水槽を分ける必要があるかもしれません。

 

もし水換えをする場合は、

1回に全ての水を変えず

3分の1ずつ程変えて様子を見てくださいね。

 

 

稚魚を大人の水槽に戻すタイミングは?

メダカの稚魚は

1cm~1.5cm程度にまで成長すれば

成魚に食べられる心配も

なくなるとされています。

 

この大きさに成長するまでに

およそ1ヶ月半程度かかります。

 

ただ、やっと1cmになったかな?

という大きさだと、

襲われることはなくても

強いメダカに餌を奪われて

十分に食事をとれないことも。

 

また、追い回されてしまう心配もあるので、

成魚と同じくらいの大きさになったら

混泳させると安心ですよ。

 

 

メダカの稚魚の成長速度って?

 

孵化してから3日~2週間の間の

稚魚のことを針子と呼びます。

 

体は小さいですが、

この時期の稚魚が

良質な栄養を取れるかどうかは

成魚になった後の丈夫さにも関係するので

しっかりと餌を食べさせる必要があります。

 

孵化後15日~1ヶ月になると

稚魚の生存率も格段にあがり

一安心といった時期に入ります。

 

姿もメダカらしくなり、

成魚用の餌を食べられる個体も

出てくるでしょう。

 

孵化後1ヶ月半で、多くの個体が

親と同じくらいの大きさになります。

 

餌も固形の成魚用のものを

食べることができますし、

餌を与える頻度も朝と夕の2回で十分でしょう。

 

 

 

メダカの稚魚が死んでしまう原因には何がある?

 

メダカの稚魚が死んでしまう原因として

考えられるのは以下の5つ。

・餌の与えすぎ

・水質が安定していない

・エアーポンプの勢いが激しい

・水草の入れすぎ

・水温が低い

特に餌の与えすぎで

水質が汚濁してしまった場合

稚魚が命を落とす、可能性が高いため、

水質には、注意が必要です。

 

人工フードではなく

植物性プランクトンを増殖させた

グリーンウォーターを使用することで

水質の汚濁を防ぐことができますが、

この場合も、プランクトンを

繁殖させすぎないよう注意が必要ですよ。

 

プランクトンが増えすぎると

水が濃い緑色になり、

水中の様子が、分かりづらくなります。

 

そのため、蚊やトンボが

稚魚用の水槽で産卵して

ボウフラやヤゴが孵った場合も

発見が遅くなり、

餌にされてしまう恐れがあります。

 

飼育水に、プランクトンを繁殖させた

グリーンウォーターを使う場合は、

水の色が、『緑茶』程度になるくらい

が目安ですょ

 

 

 

メダカの稚魚の性別の判断方法は?

 

メダカの性別を判定するには

ヒレを観察するとよいと言われています。

 

まず背ビレに切れ目があるのが雄で、

繋がっているのが雌です。

 

尻ビレが、大きく角ばっているのが雄

小さめで、三角形に近いのが雌

また雄のみ繁殖時期に

腹びれが黒くなるといった特徴が見られます。

 

これらの特徴は、

成長に従って、見られるようになります

ので、孵化後1ヶ月程度までは

雌雄の区別をつけるのは難しいかもしれません。

 

 

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いかがでしたでしょうか?

 

正しい育て方を行えば、

メダカの稚魚は爆発的に

増やすことが可能です。

 

ただ、あまりにも増やしてしまっても

全てを世話することは難しいので、

産まれた卵のすべてを

隔離して育てるのではなく

場合によっては卵を

水槽に残しておくことも必要です。

 

メダカは繁殖力が旺盛な生物ですので

無理のない範囲で増やしてくださいね。

 

以上、『メダカの稚魚の育て方!餌や水槽、隔離する方法や成長速度は?』の記事でした!