水槽の中に生えるコケ(苔)について

今回はご紹介していきます。

 

代表的なコケ(苔)の種類や

その対策方法についてご説明していきますので、

ぜひ参考にしてみてくださいね。

また、こちらの記事ではコケ以外の水槽の汚れの原因

その対策方法などについて詳しくご紹介していますので

こちらも合わせてご覧になることをおすすめします。

 

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水槽に生えるコケ(苔)の種類は?

まずは水槽に生える苔の中でも

代表的な種類について説明していきます。

 

1.緑髭コケ

参考元URL:アクアリウムでまったりと

 

緑髭コケは、流木や石、水草、給排水パイプなどの

至る所に生える苔です。

 

このコケは硬い物によく生えると言われていて

最初に流木や石、給排水パイプなどに生えてきた時、

そのまま放置してしまうと

ミクロソリウムなどの葉っぱが固い水草にも生えてきます。

 

この段階で気づくことができれば

掃除してすぐに除去できますが、

底砂にまで生えてきたときには

根絶させるのが、非常に困難になってきます。

 

その場合は、難しくなりますので、

その場合は、一度水槽を完全リセット

する必要も出てきます。

 

緑髭コケの長さが、1㎝ぐらいのものも

管理状態が悪くなると、それ以上に長く

なる場合もあります。

 

この苔は、水槽にしっかりとくっついて

いるため、手では簡単に取れない厄介な苔の種類です。

 

 

2.茶ゴケ

参考元URL:トロピカ

 

水槽を購入してアクアリウムをつくったあとに

最初の頃に出て来て水槽につきやすいと言われている茶ゴケ。

 

この茶ゴケに苦しめられている人はかなり多いです。

 

熱帯魚を飼いだした初心者の方で

この苔に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

水槽についている汚れかな?

という感じで放置してしまっていると、

いつのまにか水槽全体に

茶ゴケが広がってしまうということもあります。

 

茶ゴケの特徴としては上記画像のように

まだらに広がり、茶色っぽい色をしていますので

そのような苔を発見した際には

すぐに対処するようにしましょうね。

 

触るとヌメヌメしていて石や水草、水槽の表面など

どこでも着いてしまう厄介な茶ゴケ。

 

このように面倒な感じがしますが

苔の中では比較的簡単に駆除できるので安心してくださいね。

 

 

3.アオコ

参考元URL:コケ対策.com

水槽全体を緑色にしてしまうことが特徴的

苔の種類のアオコは不快な臭いが強いです。

 

似ている苔でグリーンウォーターという苔があるのですが

アオコに比べてグリーンウォーターは不快は臭いがしません。

(下記画像参照)

グリーンウォーター

 

なので水槽全体が緑色になってしまったときは

水槽の水の臭いをかいで、

アオコかグリーンウォーターかどうかを判断しましょう。

 

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水槽のコケ(苔)の対策方法は?

 

まずは緑髭コケの対策方法から説明していきますね。

 

緑髭コケは水槽内を漂白剤でつけておくといいのですが、

当たり前のことですが魚は避難させておきましょう。

 

5分ほどつけておくと緑髭コケは枯れていきますので

その後は一度洗うかカルキ抜きをして水を元に戻しましょう。

 

次に茶ゴケの対策としては

こまめに水槽の中の水を交換するのが良いです。

 

他にも照明の照射時間を伸ばすという方法もありますが、

ただしこの方法は他の種類の苔を

育ててしまう要因にもなってしまうので

あまりやりすぎないようにしましょう。

 

熱帯魚の餌の食べ残しを少なくさせるのも

水槽の汚れの防止になるので効果がありますよ。

 

最後にアオコの対策についてですが、

アオコが生えてしまった時は

毎日4分の3ほどの量の水を換水させたり、

照明の照射時間を短くするのが効果的です。

 

アオコの生える原因のひとつとして

照明の照射時間が長すぎることが多いので、

水槽の照明は1日8~12時間を目安にしましょう。

 

 

 

水槽のコケ(苔)の掃除の仕方は?

水槽内のコケ画像

 

水槽内に生えた苔を掃除する方法は

ただ水を変えるだけではありません。

 

苔が生えてきてしまった場合は

直接手で除去する必要があるのですが、

触るのに抵抗がある人も多いと思いますので

ゴム手袋をつけて行うといいですよ。

 

苔を除去する際は定規があると便利で、

特に三角定規が細かい所まで掃除できて便利です。

 

岩や流木に張り付いてしまった苔には

熱湯をかけてみましょう。

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水槽のコケ(苔)を防止するには?

水槽の掃除
 

苔を防止するのには水槽をこまめに掃除することや、

照明の照射時間を気にしたり

熱帯魚の餌の食べ残しを減らす方法が効果的ですが

それよりも苔を食べてくれる生き物を

水槽にいれるのが簡単な苔の防止法としておすすめですよ。

 

 

ヤマトヌマエビ

苔を食べてくれる効果のある代表的な生き物は

ヤマトヌマエビ(上記)

 

やオトシンクルス(下記)です。

オトシンクルス

ただ、苔の種類によっては食べてくれない場合も

あるので、どの生き物がどの苔を食べてくれるのか

把握しておくだけで、水槽内の苔管理に役立ちますょ。

 

それでは、

どんな生体が、どんな苔を好んで食べるのか?

例をあげていきましょう。

 

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビが主に食べてくれる苔は、

とろろ昆布のような『アオミドロ』や『茶苔』

などを好んで食べる傾向があります。

 

『黒髭苔』や、ドロドロして濃い緑色の膜を

はる『藍藻(シアノバクテリア)』などは

あまり食べません。

 

オトシンクルス

次に、オトシンクルスが好んで食べる苔は、

茶苔や黒髭苔ではなく、緑色の糸状苔を好んで

食べる傾向があります。

 

このような緑色の苔は、

オトシンクルスにお任せです^^

 

壁にこびりついた緑色の苔も、もりもり

食べてくれますょ。

 

イシマキガイ

その他の、苔取り生体としてイシマキガイ

があります。

 

石や壁についた苔を始め、

水槽などに発生する微生物の集合体でもある、

ぬるっとした薄膜『バイオフィルム』などを

『イシマキガイ』が食べてくれます。

 

他の生体が食べてくれないような苔や、

こすってもなかなか取れないような苔も

食べてくれますょ。

 

水槽のコケ(苔)におすすめな除去グッズは?

ここまでは苔の対策方法や掃除の仕方などについて

いくつかご紹介してきましたが、

ここからは苔の発生を抑制する薬品を紹介していきます。

 

どれも簡単に使える商品なのでぜひ検討してみてくださいね。

 

コケ抑制剤

最初に紹介するのはGEXコケ抑制剤です。

 

この抑制剤の中に含まれているゼオライトや

アルミナなどによって

コケの養分となる栄養塩の濃度を下げることで、

さまざまな種類の苔の発生を抑えてくれる働きがあります。

 

熱帯魚にも影響がなく安心して使用することができますし、

この商品は熱帯魚用の水槽の他にも

水草を飼育している水槽にも使用できるのでおすすめですよ。

 

藻類の苔にだけ効くので、

リシアやウィローモスなどが入った水槽にも使えます。

 

水草が入っていても使えるので便利な抑制剤ですね。

 

エーハイムリン酸除去剤

次に紹介するのはエーハイムリン酸除去剤です。

 

エーハイムリン酸除去剤はpHを変動させることなく、

水槽内のコケ発生の原因となるリン酸塩や

ケイ酸塩を吸着して除去してくれる吸着剤としておすすめですよ。

 

水槽内のpHを変動させることなく使用できるので、

熱帯魚にも影響がありません。

 

専用のネットが同封されているので

それに製品を入れて少し水で綺麗にした後、

水槽内に入れておくだけと使い方も簡単!

 

緑ゴケ除去

このアンチグリーン緑ゴケ除去

淡水の水槽に生えてくる苔を抑制して除去することができます。


 緑髭コケや茶ゴケ、付着性の藻類などにも

効果があります。

 

無色透明なので水槽の水を着色してしまうこともありませんし

熱帯魚や水草などにも悪影響をおよぼしません。

 

成分は水と酸素に分解されるので

水槽の中に残留することもないですし、

予め水槽内にいれておくと

コケの予防としても役立つのでおすすめですよ。

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水槽に生えるコケ(苔)の種類や対策方法、

掃除の仕方などについてご紹介しましたが

いかがでしたでしょうか?

 

水槽内を綺麗に保つためにも

今回の記事を参考にコケ(苔)についての知識を

身につけていただけたらなと思います。

 

以上、『水槽のコケ(苔)の種類や対策方法、掃除、除去グッズや防止するには?』 の記事でした。