1年に1000個もの卵を産むというメダカ

 

しかし、産卵までは成功したけれど

稚魚が死んでしまってなかなか数を増やせない

という方も多いかと思います。

 

屋外でも飼育することができるほど

初心者でも飼育が可能な魚であるメダカですが、

丈夫な稚魚を育てるには、

どのような餌を与えれば良いのでしょうか?

 

そこで今回の記事では、

メダカの稚魚におすすめの餌

与え方食べない時の対処方法などを

ご紹介していきます。

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メダカの稚魚の餌におすすめな餌は?

メダカの稚魚の生存率をあげるために、

まず気をつけたいのがです。

 

いくら栄養が豊富でも

稚魚に成魚と同じものを与えていては、

餌を詰まらせて死んでしまう可能性もありますし、

そもそも大き過ぎて食べることもできません。

 

では、どのようなものがメダカの稚魚にとっては

理想的なのでしょうか?

 

以下に、メダカの稚魚に

おすすめの餌を5つ紹介していきます。

 

メダカの稚魚の餌は稚魚専用の粉末フードを!

まず最初に紹介する

メダカの稚魚におすすめの餌

稚魚専用の粉末フードです。

 

稚魚専用のフードは

粒がとても細かいため

砕いたりする必要が無く、

そのまま与えることができますよ。

 

また、成長したメダカの栄養にもなるため

使いきれなかった場合の無駄もありません。

 

稚魚に必要な栄養が入った専用フードの中でも

上記の商品は安価で食いつきが良い

評価の高い商品なのでチェックしてみてくださいね。

 

メダカの稚魚の餌はワムシを!

2番目に紹介する

メダカの稚魚におすすめの餌

ワムシです。

 

ワムシは淡水に生息するプランクトンで

野生のメダカの食性に適った餌です。

 

そのため、稚魚を飼育している水槽に

こちらのワムシを放してあげれば、

自分で餌を捕えて

逞しく元気に成長していってくれますよ。

 

特に孵化後、

餌をやっと食べられるようになったばかりの

稚魚におすすめの餌です。

 

人工フードと違って食べ残しを放置しても

水が汚濁するという心配が無いのも嬉しいですね。

 

メダカの稚魚の餌はウォーターフードを!

3番目に紹介する

メダカの稚魚におすすめの餌

稚魚用に作られたウォーターフードです。

 

こちらも粉末フード同様に、

メダカの稚魚に必要な

栄養がすべて含まれているため

他には何も与える必要がありません。

 

餌ではあるのですが、

水質を安定させる効果もあるため

食べ残しで水が汚れてしまう心配がないのも

嬉しいポイントです。

 

また、液体状であれば

餌を詰まらせてしまう心配もないため、

安心して与えることができますよ。

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メダカの稚魚の餌はゾウリムシを!

4番目に紹介する

メダカの稚魚におすすめの餌

ゾウリムシです。

 

生後1ヶ月程度の成長したメダカの稚魚

ピッタリなのが、

自然の環境でもメダカが餌としているゾウリムシ

 

嗜好性も高いので、

メダカの稚魚が喜んで食べてくれます。

 

食いつきが、とても良いので結構

あっという間に、なくなりますょ。

 

また、水質を浄化する効果もあるので

一度増殖させてしまえば

手間が掛からないのも嬉しいポイントです。

 

ゾウリムシの増やし方

上記のように、500ccの入れ物に、

ゾウリムシが入って送られて来ます。

 

まず、カラのペットボトルを2本と、

カルキ抜きした水を用意しておきます。

 

あとは、今回ゾウリムシのエサとして

使用するのが、無調整豆乳です。

 

①500ccのカラのペットボトルに、

ゾウリムシを3分の1くらい入れましょう。

 

そこに、カルキ抜きした水を、

ペットボトルの、6~7分めくらい入れます。

*この時、絶対満タンにはしないで下さいね。

 

②無調整豆乳を、1滴入れます。

(スポイトを使うと入れやすいですょ)

もしくは、ストローですね・・

 

目安としては、少し水がにごる程度で充分

です。豆乳を入れたら、豆乳が混ざる程度で

良いので、一度軽く振って下さい。

 

6分目までしか、水を入れなかったのは

ゾウリムシにも酸素が必要だからです。

 

暗くて涼しい場所に置き、1日1~2回

ペットボトルを振って下さいね。

 

こうして、ペットボトルを振ってあげる

事で、ゾウリムシに酸素を供給する事が

できます。

 

毎日1~2回ペットボトルを振って

豆乳1滴入れる。やる事は、コレだけです。

 

注意)

ペットボトルを振る時以外は、ペットボトル

のフタは締めないで、開けておいて下さい。

 

ゾウリムシが、

増えたら、また同じ要領で増やす事が

できるので、とても経済的です。

 

これで、日を追うごとにゾウリムシが

増えていきますょ。

 

500ccのペットボトルでしたら、

ちょうど、3本できますね。

 

もしくは、2リットルのペットボトル

容器で作っても良いです。

メダカの稚魚の餌は成魚と同じものを!

5番目に紹介する

メダカの稚魚におすすめの餌

メダカの成魚用のフードです。

 

そのまま与えるには粒が大き過ぎますが、

乳鉢ですり潰して粉末状にすれば

成魚用の餌でも稚魚に与えることができますよ。

 

ひと手間掛かってしまいますが、

稚魚用の餌を切らしてしまった時などにも

おすすめの餌です。

 

もうそろそろ成魚用の餌に切り替えて良い頃だけど

稚魚用の餌が無くなってしまって、

追加で買うのは躊躇われる、

といった時にもおすすめですよ。

メダカにおすすめな餌について

上記の記事でご紹介していますので、

あわせてご覧になってみてくださいね。

 

 

メダカの稚魚はいつから専用の餌を食べるの?

 

孵化したばかりのメダカの稚魚は

体内に栄養を蓄えているため、

餌を与える必要がありません。

 

しかし、自力で泳ぎだすようになる

生後3日前後からは

外から栄養をとる必要が出てくるため、

それまでに稚魚用の餌を

用意しておくようにしましょう。

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メダカの稚魚はいつまで専用の餌を食べるの?

 

メダカに稚魚専用の餌を与える必要があるのは

親メダカと同じくらいの

1cm~1.5cm程度の体長になるまでの期間です。

 

そのため、生後2ヶ月半~3ヶ月を過ぎれば

成魚用の餌を食べることができますし

親メダカのいる水槽で混泳させても安心ですよ。

 

 

 

メダカの稚魚に餌をあげる量の目安は?

 

稚魚でも成魚でも、

メダカの餌は食べ残しが出ないように

与えるのが良いとされています。

 

食べる量は個体差や飼育している

稚魚の数にもよりますので

ほんの少し指先でつまんで与えてみて、

様子を見ながら少しずつ追加で与えるようにして

適量を探してみると良いでしょう。

 

 

 

メダカの稚魚に餌をあげる頻度って?

 

メダカの稚魚には

一度にたくさん餌をあげるのではなく、

少なめの量を分けて与える方が生存率があがる

とされています。

 

そのため、1日に3回~5回程度の回数にわけて

餌をあげるのが理想的でしょう。

 

不可能な場合は日に2回でも良いので、

なるべくこまめに

与えるようにしてあげてくださいね。

 

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メダカの稚魚に餌を与えすぎるとどうなるの?

 

メダカの稚魚に餌を与えすぎてしまった場合、

まず心配されるのが水質の悪化です。

 

1回の餌やりで食べきれなかった分は

水槽の底に沈み、

どんどんと溜まっていってしまいます。

 

メダカが餌と認識するのは水面に浮いているものや

水中を漂っているものなので、

水底に沈んだものを後から食べに行くということは

あまり考えられません。

 

そのため、蓄積した食べ残しにカビが生え

水質を著しく汚してしまう可能性が高いのです。

 

また、小さな水槽で

たくさんの稚魚を飼育している場合も

糞が原因で水質が悪化してしまう恐れがあるので

注意をしましょう。

 

水が汚れてしまうと

稚魚の生存率も格段に下がりますので

メダカの稚魚の餌は与えすぎてしまうよりは

少ない方が良い、とまで言われているのです。

 

 

 

メダカの稚魚が餌を食べない時の対処方法は?

 

メダカの稚魚が餌を食べない場合、

考えられる一番の原因は水温の低下です。

 

メダカの稚魚の成長に適した水温は

25℃~28℃のため

寒い時期には水槽を室内に入れたり、

ヒーターを使うといった方法で、

水温をあげる必要があります。

 

また餌の粒が大き過ぎる

水質が悪くて弱っているといった原因でも

餌を食べなくなりますので

水替えを行うより細かいフードに変えるといった

対策もしてみましょう。

 

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メダカの稚魚にはグリーンウォーターがいいって本当?

 

グリーンウォーターとは

川や池などの自然の環境

屋外の睡蓮鉢などで見られる

緑色の水のことです。

 

この自然な緑色の水の正体は

植物性プランクトンが増殖している結果であり、

メダカの稚魚にとっては

天然の餌が豊富にある環境というわけです。

 

緑色に淀んでいるように見えても

水質は安定していますので

稚魚の健康を損なうこともありませんし

人工の粉末フードのように食べ残しを取り除いたり

といった心配も必要ありません。

 

また、一度プランクトンを増殖させてしまえば

追加で餌を与える必要もないために経済的ですし

日に何度も餌を与える必要もなくなります。

 

そのため、家を空ける時間が長く

頻繁にメダカの稚魚に餌をあげるのが難しい

という場合にも

グリーンウォーターはおすすめです。

 

野生に近い環境下で飼育することができるため

稚魚が元気に強く成長してくれることも

期待できますよ。

 

しかし、メリットがたくさんの

グリーンウォーターにも注意点があります。

 

それは、あまりにもプランクトンが増殖してしまって

水中が見えない程、緑色が濃くなってしまった場合

メダカの稚魚の様子が確認できなくなることです。

 

特に、飛びぬけて成長が早い個体が誕生してしまうと

他の個体が餌にされてしまう恐れもあります。

 

またグリーンウォーターの色が濃くなり過ぎると

水中の酸素が不足してしまう恐れもありますので

ペットボトルの緑茶程度の透明感が保てるように

調整をしてくださいね。

 

 

メダカの稚魚のグリーンウォーターの作り方って?

では、メダカの稚魚にピッタリの

グリーンウォーターは

どのように作れば良いのでしょうか?

 

グリーンウォーターの素となる

植物性プランクトンは、

日光が当たる場所に水を放置しておけば

それだけで自然に繁殖していきます。

 

植物性プランクトンは光合成をすることで

増殖しますので、

日光を豊富に浴びることができる

初夏から秋口にかけての時期

グリーンウォーターを作るのに

最も適した時期でしょう。

 

また、グリーンウォーターを作っている水槽の中に

タニシなどのプランクトンを捕食する生物がいる場合

水は透明のままになってしまうため

生物を混入させないよう注意が必要です。

 

水草や底石も水をろ過する作用があるため

グリーンウォーターを作っている最中の水槽には

入れない方が良いでしょう。

 

また、水道水をそのまま放置するよりも

メダカ飼育用の水を日向に置いておいた方が

プランクンの繁殖が早くなります。

 

グリーンウォーターを作る容器は

水槽やプラケースでももちろん良いのですが、

おすすめなのがペットボトルです。

 

上からだけではなく

側面からも日光を取り入れられる

ペットボトルは、

グリーンウォーターを作る容器として最適ですよ。

 

また、真夏にグリーンウォーターを作る場合は

水温が上がり過ぎないように注意が必要です。

 

植物性プランクトンが活性化する水温は

20℃~28℃とされていますが、

真夏日に日向に水を置いておけば

あっという間に30℃以上のぬるま湯になりますよね。

 

水温が上がり過ぎてしまうと、

水の中の酸素も減って

グリーンウォーターにはなりづらいため

暑い日は日陰に容器を移すなどの対策をして

植物性プランクトンの発生を促す必要があります。

 

一度グリーンウォーターを作ってしまえば

メダカの稚魚を飼育している水槽から

採取した水を種水として、簡単に

グリーンウォーターを増やすことができますよ。

 

こちらの動画では、

グリーンウォーターが濃くなっていく様子を

日付入りで紹介しています。

 

このくらい濃くなってしまうと

希釈が必要、という注意点も

分かりやすく紹介していますので参考になりますよ。

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いかがでしたでしょうか?

 

稚魚の時の栄養状態がメダカの一生を

左右すると言われる程、

稚魚の栄養状態は大切なものです。

 

特に生後2週間前後まではプランクトンなどの

自然環境下に近い餌を与えると

体が大きくなるとされていますので、

ぜひグリーンウォーター作りにも

挑戦してみてくださいね。

 

以上、『メダカの稚魚の餌って?おすすめやタイミング、頻度や量、食べない時は?』の記事でした!