体は小さいながらも、様々な体色で

わたしたちを楽しませてくれる観賞魚、

”グッピー”。

 

その人気の理由は

見た目のかわいらしさだけでなく、

飼いやすさ・繁殖のしやすさも

挙げられるでしょう。

 

そこで今回は、繁殖させやすいとされている

グッピーの稚魚の育て方をご紹介します。

 

グッピーの稚魚はどうやって生まれてくるの?

 

魚といえば普通、卵を生んで

繁殖するイメージがあると思いますが、

グッピーは、

親魚がそのまま稚魚を生みます。

 

と言ってもグッピーは

人間のような胎生の生き物ではなく、

卵胎生という生態を持っています。

 

この卵胎生は、

親魚が卵をお腹の中で孵すことが特徴。

 

卵ではなくある程度成長してから

水中に出てくるため、

そうでない魚に比べて

成長しやすいというメリットがあります。

 

親グッピーは、出産時には

小さなくて元気な稚魚たちを

たくさん生み出すのです。

 

 

 

グッピーの稚魚を育てる時の注意点は?

グッピーの稚魚を育てていくとき、

どのような点に

気を付ければよいのでしょうか?

 

まず、原則としてグッピーの稚魚は

親やほかの大人のグッピーたちと

同じ水槽で飼育することはやめてください。

 

なぜなら、成長しているグッピーは

稚魚たちを追い掛け回し手弱らせたり、

食べてしまうことがあるからです。

 

ただし、中に水草をたくさん入れるなどして

稚魚のグッピーが隠れられる対策をすれば、

同じ水槽でも良い場合があります。

 

それから、あまりに狭いスペースで

稚魚たちを飼育すると、

水が汚れやすくなり

病気が蔓延しやすくなります。

 

グッピーの稚魚の数が多すぎると感じた場合は

水槽を分けて飼育してください。

 

また、適度に水替えを行い、

水質を安定させることも大切ですよ。

 

 

 

グッピーの稚魚の生存率は?

生まれたグッピーの

稚魚たちの生存率をご存知ですか?

 

グッピーは先ほどお伝えしたように、

卵ではなく稚魚で生まれてくる魚。

 

そのため、他の魚に比べ成長しやすく、

生存率は高い傾向にあります。

 

グッピーの稚魚を

大人のグッピーと分けて飼育し、

適切な環境を保つことができれば、

生存率は80%以上だといわれています。

 

しかし、大人のグッピーと

同じ水槽で飼育したり、

飼い方に問題があると

ほとんどの稚魚が死んでしまうことも。

 

いくらグッピーの稚魚が、飼いやすい

とはいえ、良い環境を整えて

あげられないと☆になってしまうという

ことは頭に入れてください。

 

 

グッピーの稚魚を育てる時に便利なもの

では、グッピーの稚魚を

健康に育てていく際に、便利なのは?

どんなものがあるでしょうか?

 

稚魚専用のエサ

まずは、稚魚専用の餌です。

この『グッピー稚魚』は

非常に、粒の小さなフードであるため、

小さな稚魚も、食べることができますよ。

 

大人用のグッピーの餌を、細かくして

稚魚のグッピーに、与える方も多いですが、

この餌であれば、その手間を省くことが

できます。

 

また、小粒であるのに

水に溶けにくい、性質を持った餌である

ため、水槽内の水が汚れにくいのも嬉しい

ポイントです。

 

食べ残したフードは、水には沈まず

水面に浮いていますので、

取り除くのも簡単です。

 

グッピーの稚魚を

健康に育てる際に、役立つこのフードを

ぜひチェックしてみてくださいね!

 

産卵箱

グッピーは、口に入る大きさの動くものを

何でも、捕食します。

 

つまりそれは、たった今産んだばかりの

稚魚でも、餌として捕食してしまうのです.

 

そんな場合の、生まれたばかりの稚魚を守る

対策として、産卵箱を使います。

 

稚魚の隔離方法

まずは、産卵が始まりそうな、親のメスを

下記のような、産卵箱に移して管理します。

生まれた稚魚が、親グッピーに捕食されて

しまう事を、未然に防ぐ事ができます。

 

この産卵箱は、底が斜面になっているので

生まれた稚魚は、斜面をすべり自然に

一番下部にある、ベビールームに移動して

いく仕組みです。

 

こうして、稚魚と親を

隔離してあげる事で、稚魚が親に食べ

られてしまうリスクを、減らす事ができます。

 

上記の産卵箱には、

大型フィルターが、取り付けられている

ため、水槽内をきれいに保つことができ

ますよ。

 

親グッピー、稚魚ともに快適に過ごす

ことのできる、このような産卵箱

は、とてもおすすめです。

 

 

グッピーの稚魚の育て方とは?

次に、グッピーの稚魚の育て方を

詳しく見ていきましょう。

 

産卵箱に移すタイミングは?

先ほどもお伝えした通り、グッピーの稚魚は

親や大人のグッピーがいる水槽に入れておくと

食べられてしまう危険性があります。

 

そのため、グッピーの稚魚が生まれたら、

発見しだいすぐに産卵箱に移すようにしましょう。

 

また、稚魚を生みそうな親グッピーを

産卵箱に移しておく、というのも良い方法ですよ。

 

 

餌やりはいつから?

グッピーの稚魚が生まれたら、

いつ頃から餌をやり始めると良いのでしょうか?

 

グッピーは卵ではなく稚魚で生まれてきますので、

生まれてすぐに餌を食べ始めます。

 

ですから、グッピーの稚魚が

生まれたのを確認したら、

すぐに餌をあげるようにしてください。

 

 

餌やりの頻度は?

続いて、グッピーの稚魚に

餌やりをする頻度をご紹介します。

 

グッピーは消化器官の構造上、

餌を食いだめしておくことができないので

一度に多くの量を与えても

たべきれず残してしまいます。

 

残った餌は水槽に底に沈んだりして、

水質を悪化させる原因になることも。

 

そのため、一度に多くの量を与えるのではなく、

少量の餌を何度も与える方が良いですよ。

 

特にグッピーが稚魚の頃は

与えた餌の量が生存率にもかかわりますし、

成魚になったときのサイズも関係します。

 

グッピーの稚魚への餌の回数は、

最低でも朝と夕方の

二回は与えるようにしてください。

 

それ以上であれば10回ほどに分けて

餌を与えても問題ありませんし、

むしろ餌の頻度は多ければ多いほど良いです。

 

 

適した水温と水換えの頻度は?

グッピーの稚魚が健康に成長するには、

適切な水温と適度な水替えを行う必要があります。

 

グッピーの稚魚が快適に過ごせる水温は、

26度から28°の間

 

水温がこれ以下だと弱ってしまったり

成長が遅くなってしまうことがありますし、

逆に高すぎるとグッピーの稚魚が

死んでしまうリスクが高まります。

 

水温は、グッピーの稚魚を育てるにあたって

大切なポイントですので、

サーモスタットや必要に応じて

ヒーターを利用するなど、

快適な温度を保ってあげてください。

 

続いて水替えの頻度ですが、

これは週に一度程度行うことが

望ましいとされています。

 

しかも週に一度、

全ての水を取り替えてしまうのではなく、

一度の水替えで水槽内の水を3分の1程度のみ

取り換えるようにしてください。

 

なぜかというと、

一度にすべての水を取り替えてしまうと

それまで水槽内にいたバクテリアなどが

いなくなってしまい、

グッピーたちの生活環境を

変えることになってしまうからです。

 

上記のような点に注意して、

グッピーの稚魚に適した

水槽環境を作ってあげてくださいね。

 

 

大人の水槽に戻すタイミングは?

最後に、グッピーの稚魚たちを

他のグッピーたちと同じ水槽に戻すタイミングです。

 

この場合、見るべきポイントは

グッピーの稚魚が

生まれてどのくらいたったのか、ではなく

『グッピーの稚魚のサイズ』です。

 

なぜなら、水槽内の温度や食べた餌の量などで、

グッピーの成長速度は全く変わってくるから。

 

生後1ヵ月で1.5センチ

達するグッピーの稚魚もいれば、

同じ月齢でも1センチに満たない

稚魚がいてもおかしくありません。

 

そのため、グッピーの稚魚を

大人のグッピーたちと同じ水槽に戻す際は、

必ず稚魚の大きさを確認してくださいね。

 

稚魚たちがもとの水槽に戻っても

問題がないとされているサイズは、

大体1.3センチ以上。

 

これは餌を適切な頻度で与え、

水温が28度前後の環境で飼育した場合、

生後1ヵ月を待たずに達するサイズです。

 

グッピーの稚魚がこの大きさになっていたら、

様子を見つつ

大人たちと同じ水槽に移してみましょう。

 

 

グッピーの稚魚の成長速度って?

 

グッピーの稚魚が

どのくらいのスピードで成長するかをご存知ですか?

 

先ほど、グッピーの稚魚のサイズは

餌の量(餌を与える頻度)と水温で決まる

お話しましたよね。

 

これらがすべてグッピーに適した環境で

飼育できた場合、

グッピーの稚魚は1ヵ月ほどで

体長1.5センチほどになるといわれています。

 

そして生後3ヶ月も経つと、

そのグッピーたちも稚魚を生めるようになりますよ

 

しかし、生後3ヶ月では

完全に成長したグッピーたちと比べ、

ややサイズは小さめ。

 

その後時間がたつごとに

グッピーの体は大きくなっていきますが、

生後1年から2年も経つと、

多くのグッピーは寿命を迎えます。

 

寿命の幅が1年から2年と幅広いのは、

グッピーの成長速度が早ければ早いほど、

寿命が短くなる傾向にあるためです。

 

餌を頻繁に与えてグッピーたちが

成長しやすい環境で飼育すると、

寿命は短くなります。

 

それとは逆に少し成長しにくい飼育下であると、

寿命は長くなりやすいです。

 

このため、

「グッピーたちを長生きさせたい!」

思うのであれば、

飼い方を工夫する必要がありますよ。

 

 

 

グッピーの稚魚がダメになってしまう原因は?

 

グッピーの稚魚は、他の魚の稚魚に比べ、

生存率が高いです。

 

しかし、残念ながら

生まれた全てのグッピーの稚魚が

大人になれると、決まっているわけ

ではありません。

 

グッピーの稚魚が☆になってしまう原因と

して、挙げられる代表的なものは、

『大人のグッピーに食べられてしまうこと』

です。

 

これは産卵箱を使用せず、

今までの水槽でグッピーの稚魚たちを

飼育した場合に多いですね。

 

その他に多いのが、

水温が高すぎたり、低すぎるなどの

飼育環境が原因となっている場合。

 

そうならないためにも、温度計を設置し

目で水温を確かめられるようにしておくと

良いでしょう。

 

また、餌の食べ残しなどが原因で、水質が

悪化し、水カビ病などの病気が

蔓延してしまうケースも考えられます。

 

狭い空間で、大量のグッピーの稚魚を

飼っている場合にも、病気は広まりやすく、

一度蔓延すると、大量のグッピーが

ダメになってしまうこともあります。

 

これを防ぐ為に、

グッピーの稚魚たちを、入れている水槽

は清潔に保ち、グッピーの数が多すぎるの

であれば、水槽を分けるなどの配慮をし

ましょう。

 

また、餌を満足に食べられずに☆になって

しまうことも、グッピーの稚魚には多いです。

 

たとえ、きちんと餌を与えていても、

たとえば、餌が大きすぎたり、

一度にあげる回数が、多すぎてしまうと

グッピーの稚魚は、餌を食べられません。

 

このようにさまざまな要因で

グッピーの稚魚は☆となってしまいますから、

グッピーを繁殖させる前に

これらの知識を身に付けておいてくださいね。

 

 

 

グッピーの稚魚の性別の判断方法は?

 

次に、グッピーの稚魚の

性別の判断方法を見ていきます。

 

まず、グッピーの稚魚の性別が分かるようになるのは、

大体生後2週間から1ヵ月経過してからです。

 

いくらグッピーの飼育に慣れていても、

生まれたてのグッピーの性別は分かりません。

 

性別を見分けるポイントですが、

オスのグッピーには

大きくとがっている尻びれが

お腹のあたりにあります。

 

それから、

背びれが長いこともオスの特徴。

 

一方メスの尻びれはお尻付近にあり、

尾びれや背びれは短いです。

 

そしてメスの最大の特徴ですが、

おしりの近くに『妊娠点』

という黒い点があります。

 

これはオスには見られず、

生後2種間程度の稚魚でも確認できるため、

性別を知るための大きな手掛かりとなりますよ。

 

グッピーの稚魚の性別を知るためには、

まずこの妊娠点の有無を確認すると良いでしょう。

 

 

 

グッピー稚魚の成長時の色の変化は?

 

グッピーの魅力といえば、

さまざな、体のカラーですよね。

 

では、成長の過程で、どのように色が

変化していくのでしょうか?

 

まだ、稚魚のうちは、地味な色ですが、

成長するにつれ、特に体の色に

変化が見られるようになります。

 

オスのグッピーの方が、色の変化が早く

見られ、生後1ヵ月で色が出てくるオスの

グッピーもいます。

 

体長にすると、1.5センチほどで、

色の変化が出始めるようです。

 

気になる色の変化ですが、

実はグッピーの体の色は

親グッピーの色に大きく影響を受けます。

 

遺伝子の組み合わせにより

出やす色、出にくい色があり、

親グッピーたちの色を考えて

繁殖させるのも楽しいでしょう。

 

 

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さて、今回はグッピーの稚魚の

育て方などを中心に見ていきました。

 

グッピーは観賞魚の中でも

飼いやすいといわれていますから、

飼育初心者の方にもおすすめの魚。

 

特に稚魚の飼育は、

魚の繁殖の楽しさを知る絶好のチャンスです。

 

興味のある方は、ぜひ美しい模様を持つ

グッピーたちの飼育・繁殖に挑戦してみてくださいね!

 

以上、『グッピーの稚魚の育て方!餌や水槽、隔離する方法や成長の色の変化は?』の記事でした!