猫が口呼吸をして苦しそうにしている

鼻からブーブー音がしている

 

このような症状が見られた場合、

猫が鼻づまりを起こしている可能性があります。

 

鼻水が垂れていたり、

鼻くそがこびりついていたりすれば

拭いて不快感を解消してあげられますが、

外から見ただけでは猫の鼻づまりの原因が分からないことも。

 

この記事では、猫の鼻づまりの原因

鼻づまりで苦しそうな時の対処方法について

紹介していきます。

 

猫の鼻づまりの症状を確認するには?

 

猫は犬と違い、通常は口を開けて呼吸をしたり

舌を出して体温調節をするということがありません。

 

そのため、特に暑いというわけではないのに

猫が苦しそうに口を半開きにしている場合は

鼻づまりを起こしている可能性が高いと言えます。

 

それに加えて、鼻をブーブー鳴らしている

くしゃみをしている寝苦しそうにいびきをかいている

といったような症状が出ている場合は

呼吸が苦しくなっていることが考えられるため、

鼻づまりを解消してあげる必要があります。

 

また、人間が花粉症などで鼻づまりの際に

食欲が低下したり頭がボンヤリすることがあるかと思います。

 

猫も鼻づまりをしている時は食欲が落ちたり

元気がなくなったりする様子も見られますよ。

 

 

 

猫の鼻づまりの原因とは?

猫が鼻づまりで苦しそうにしている状態が

なかなか収まらない場合は、

鼻づまりと共に、くしゃみ、目ヤニ、咳といった

症状が見られることがあります。

 

そういった場合、鼻づまりが病気のサインのことも!

 

以下に、異物の混入で起きる一時的なもの以外の

猫の鼻づまりに隠された4つの原因を紹介していきます。

 

猫の鼻づまりはウイルス感染症が原因!

猫の鼻づまりは猫カリシウイルスや

猫ウイルス性鼻気管炎といった“猫カゼ“とも呼ばれる

ウイルス性の疾患が原因の場合があります。

 

この口内炎や熱、鼻水、咳といった

症状を引き起こすウイルスは、感染力が非常に高く、

接触感染だけではなく空気感染もします。

 

特に免疫力の弱い子猫が感染する場合が多く

症状自体は一週間程度で落ち着くものの、

慢性化してしまいます。

 

3歳くらいまでは繰り返し鼻水や

咳など風邪の症状が出ることも。

 

そのため、特に保護したばかりの子猫に

苦しそうな鼻づまりの症状が見られた時は

猫カリシウイルスや猫ウイルス性鼻気管炎

感染していることを疑って、

動物病院を受診した方が良いでしょう。

 

 

猫の鼻づまりはカビが原因!

猫の鼻づまりに隠された病気の中で

最も怖いもののひとつが、

クリプトコッカスというカビに感染している、

クリプトコッカス症の可能性があります。

 

クリプトコッカス症の感染経路は、ハトの糞便です。

 

ハトが生息する地域であれば、どこであれこのカビに汚染された

土壌から空気感染する可能性があります。

 

そのため、都会暮らし・田舎暮らし、

完全室内飼い・外飼い関係なく感染する恐れがあるのです!

 

若く、健康な猫であれば感染しても問題はないのですが

病気療養中の猫や子猫、高齢の猫の場合は

内臓や中枢神経、視神経にまで影響を及ぼすことも。

 

クリプトコッカス症の猫の鼻水は粘度があり

時には血液混じりの鼻水が出ることもあります。

 

対処が遅れると真っすぐに歩けなくなったり

失明してしまうこともあるため、

たかが鼻づまりと甘く見ずに

病院で検査を受けてくださいね。

 

 

猫の鼻づまりはアレルギーが原因!

人間同様、猫もハウスダストや花粉、

食事が原因でアレルギーを起こすことがあります。

 

そして、アレルギーが原因でくしゃみや鼻水が止まらない、

苦しそうな鼻づまりを起こすといった症状も見られるのです。

 

他にもアレルギー症状では嘔吐、皮膚炎、体を痒がる

といったものもあり、アレルゲンも様々。

 

また、住む環境が変わったり花粉の飛散量が多い季節になった、

フードを変えた、などと疑わしいきっかけがある場合で、

猫が鼻づまりを起こし、苦しそうな様子が見られたら

動物病院でアレルギー検査を

受けてみることをおすすめしますよ。

 

 

猫の鼻づまりは腫瘍が原因!

特に鼻づまりを起こす原因となる鼻周辺に見られる

猫の腫瘍としては、良性のポリープ悪性の鼻腔ガン

2種類が挙げられます。

 

悪性の腫瘍は大きくなるスピードが格段に速く、

鼻腔内に腫瘍が出来た場合は、頬や目といった

鼻周辺を圧迫するようになり猫の顔が変形してしまうことも。

 

鼻の周りであっても、他の部位であっても

腫瘍と思われるしこりやイボが見られた場合は

動物病院で体組織の検査をしてもらいましょう。

 

特に高齢の猫の場合は、

できた腫瘍が悪性の場合も多いため

異変に気付いたらすぐに病院に連れて行ってくださいね。

 

 

 

猫の鼻づまりの原因が病気だった場合の治療費の相場は?

猫の鼻づまりを引き起こす背景に、

深刻な病気があるということを説明してきました。

 

では、病院に連れて行った場合は

治療費はどのくらいかかるのでしょう?

 

動物病院は診療報酬の基準がある訳ではありません。

 

処方される薬や手術に使う麻酔の種類などでも

治療費は変わってくるため、あくまで目安にはなりますが

鼻づまりの原因となる、

猫の病気の治療費相場を紹介していきます。

 

●猫カリシウイルスや猫ウイルス性鼻気管炎が原因の場合

多くの場合、インターフェロンを中心

治療が進められるでしょう。

 

症状や猫の月齢に応じて、

点眼薬抗生物質点鼻薬などが処方されます。

 

インターフェロンの注射は1回あたり2000円。

 

症状が軽い場合は、初回で治る子もいますが

毎週1回×3を1クール行う場合がほとんどですよ。

 

そのため、インターフェロンで6000円程度

プラス処方された薬があれば

毎週薬代として1000円~2000円はかかると考えましょう。

 

対処が遅れて猫カゼの症状を悪化させてしまった場合は

必要に応じて皮下輸液、場合によっては入院して点滴

ということにもなります。

 

猫にかかる負担を考えても早期治療が大切ですよ。

 

 

●クリプトコッカスが原因の場合

クリプトコッカス症が疑われる場合は、

まず病理組織検査により、真菌に感染しているかを調べます。

 

クリプトコッカス症に感染する猫は

免疫力が低い子が多いです。

 

他の病気にも感染していることが多々あり、

血液検査や内視鏡検査も同時に行った場合は

検査費用が15万円を越すこともあるでしょう。

 

感染が確定した場合の治療は

抗真菌剤の投与を中心に行われ、

薬代は10日で4500円程度ですよ。

 

症状も重く、治療費も高額なクリプトコッカス症を

完全に防ぐ方法はないのです。

 

ですが、ハトの餌場には近づかない

飼い主共々ハトの糞便を決して触らない、といった

地道な予防は必要でしょう。

 

 

●アレルギーが原因の場合

アレルギーが原因と思われる鼻づまりの場合は

動物病院でアレルギー検査を受けてから、

特定を行うところから治療が始まりますよ。

 

アレルギー検査はだいたい5000円~10,000円。

 

ここでの原因が、ハウスダストの場合

住環境の見直しをする。

 

特定の食品がアレルギーの場合

アレルギーの除去食を購入して、

一定期間与えることになるでしょう。

 

 

●腫瘍が原因の場合

猫に腫瘍が見られた場合は、まず針を刺して体組織を取り

それを検査して悪性か良性かの判断を行います。

 

この検査の費用が10,000円程度。

 

良性で切除が必要な場合は、

入院の有無によって費用も変わりますが

1泊入院+手術費用で40,000円ほどかかります。

 

悪性であった場合は、レントゲン検査

鼻腔内の症状を詳しく確認するとともに

血液検査も行うでしょう。

 

抗がん剤の投与で治療を進める場合

週に2回の通院で、一回の通院で10,000円~20,000円

これを数ヶ月続けることになるため

200,000円~300,000円見ておく必要がありますね。

 

 

猫が鼻づまりしている時の対処方法や治し方は?

病気が原因と思われる場合は

すぐに動物病院を受診する必要があります。

 

しかし、異物が入っていて

一時的に鼻づまりをしている場合や

アレルギー症状の改善中などで苦しそうにしている場合

家庭でもできる方法で愛猫の辛さを和らげてあげたいですよね。

 

以下に、猫の鼻づまりを簡単に緩和する

4つの方法を紹介してきます。

 

猫ちゃんが苦しそうにしていたら、

ぜひ試してみてくださいね。

 

猫が鼻づまりしている時は保湿!

 

猫が鼻づまりで苦しそうにしている場合、

部屋の湿度を70%程度まで上げてあげるだけでも

症状が改善することがあります。

 

なので、加湿器を使ったり、

洗濯物を部屋干ししたりして

部屋の湿度をあげるように試みてください。

 

また、浴室に行くのが好きな猫の場合は

バスタブにお湯を張ってあげるのも良いでしょう。

 

ただ、猫が溺れるなどの事故を防ぐためにも

“浴室に猫だけを残す”といったことはしないでくださいね。

 

 

猫が鼻づまりしている時は体を温める!

 

次に紹介するのは、ペット用のヒーターや暖房器具で

猫の体を温めてあげる方法です。

 

体温を上昇させることで、鼻づまりも解消できます。

 

また、体力が落ちてしまって

体温調節がうまくできない子や苦しそうにしている子を

リラックスさせてあげられますよ。

 

他にもご飯をウエットフードにして、

人肌に温めてから与えたり

茹でたササミをトッピングしてあげたりするなど

温かい食事を取らせてあげることも効果的ですよ。

 

 

猫が鼻づまりしている時は鼻水吸引!

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次に紹介するのは、乳幼児用の鼻水吸引機

猫の鼻水を直接吸い込む方法です。

 

家庭用の鼻水吸引機といえども、かなり効果はあるため、

ドロっとした鼻水が詰まって苦しそうにしている

猫ちゃんには特に効果がありますよ。

 

しかし、吸引時の音が大きくて怖い、

そもそも良く分からないものを近づけられて不快、

といった理由で逃げてしまう子も多いため

無理強いしないようにしましょう!

 

苦しそうにしている時の猫は

気が立っていることも多いため

下手に刺激をすると関係にヒビが入ってしまうことも……

 

吸引器がダメな子の場合は、

鼻に直接スポイトで2滴ほど水を垂らしてあげる

つまっていた鼻水が溶けて出てくることもあるため

猫がリラックスしている時に試してみてくださいね。

 

 

猫が鼻づまりしている時はツボ押し!

 

最後に紹介するのは、

猫の鼻づまりに効果があるツボです。

 

おすすめなのは『晴明』『素りょう

風治』『地倉』『百会』ですね。

 

晴明は目頭にあるツボで、

ゆっくり撫でるように刺激してください。

 

素りょうは鼻の両脇にあるツボで、

鼻を優しく摘まむように押しましょう。

 

風治は首と頭の中間にあるため、

撫でる際に意識して軽く押してみてください。

 

地倉は、猫が大好きな顎の下にあるため

たくさん撫でて刺激してあげてくださいね。

 

百会は、尻尾の付け根にあるツボ

優しく数回押してあげましょう。

 

ツボ押しは猫が痛がらないように強い力ではなく、

リラックスできる優しい強さで行ってくださいね。

 

鼻づまりに効くツボは

猫が触られて心地よく感じる場所に多いため

苦しそうにしている猫を落ち着かせてあげる効果もありますよ。

 

ぜひ、家庭での対処に取り入れてみてくださいね。

 

 

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人間の感覚では、”たかが鼻づまり“と

思ってしまいがちです。

 

ですが自分で鼻をかんだり、

鼻の掃除ができない猫の場合は

溜まった鼻水が原因で鼻の中で炎症が起きて、

恐ろしいことに鼻骨を溶かしてしまうこともあるんです。

 

愛猫の苦しそうな様子が何日も続くようでしたら

早めに動物病院を受診して原因を特定してくださいね。

 

以上、『猫が鼻づまりで苦しそうな時の対処法や原因!治し方やツボってある?』の記事でした。