少しわがままなところがあるものの、

マイペースな姿が魅力的なペットが猫ですね。

 

そんな猫の多くは、爪とぎが大好きです。

 

のびのびと爪とぎをしている猫はかわいらしいですが、

時にそのおかげで壁や家具に被害が出てしまうことも。

 

そこで今回は、猫の壁などへの

爪とぎを止めさせるしつけ方をご紹介していきます。

スポンサーリンク





 

猫はなぜ爪とぎをするの?

 

そもそも、なぜ猫は爪とぎをするのかご存知でしょうか?

 

野生下では、猫は爪を最大の武器として

狩りをし、獲物を捕ります。

 

そのため、もしも爪がなくなってしまっては、

猫は餌を食べられなくなってしまいますよね。

 

そんな爪を常に磨き上げておくために、

野生の猫は定期的に爪とぎを行います。

 

そんな祖先の習性が、

狩りの必要のない飼い猫にも残っているために

多くの猫が爪とぎを行うのです。

 

また、それ以外にも爪とぎは

猫にとってマーキングの意味だったり

快感を得るためだったりと、

さまざまな役割を持っています。

 

このように爪とぎは

猫の本能に関わる行為であるため

しつけで完全に止めさせることは不可能といってよいでしょう。

 

 

 

猫は爪とぎにおすすめなグッズは?

爪とぎが、猫にとって重要な行動である事が分かりましたね。

 

では、猫の爪とぎで

おすすめな商品はどのようなものなのでしょうか?

 

ここでは、さまざまにある爪とぎの中から、

おすすめな商品をいくつかご紹介していきます。

 

猫の爪とぎにはダンボール爪とぎがおすすめ!

まず初めに紹介するのが、

”チャーム”から販売されている

『カリカリくん 2枚入り』です。

 

こちらは最もスタンダードなタイプの

ダンボール爪とぎの商品

 

猫の爪とぎにはさまざまな種類がありますが、

ダンボール爪とぎはその中でも多くの猫が好むものです。

 

爪とぎデビューを迎える猫にもぴったりですよ!

 

この『カリカリくん』は2枚セットで

260円というリーズナブルな値段設定が魅力のひとつ。

 

また、両面使える仕様であるため、

飼い主にとってとてもありがたい爪とぎであると言えるでしょう。

 

それだけでなく、猫が大好きな

またたび粉も付属しています。

 

もしも猫が爪とぎに興味を示さなかったとしても、

またたび粉を爪とぎに振りかければ、

興味を持ってくれる可能性が高いですよ。

 

『いままで爪とぎを与えても

猫が気に入ってくれず困っていた』という飼い主さんも

ぜひこちらの商品をチェックしてみてくださいね。

 

猫の爪とぎにはサークル型爪とぎがおすすめ!

こちらは”キャットランド”から販売されている

『ガリガリサークル スクラッチャー ビッグ』です。

 

上記のアイテムは中で

猫が眠る事のできる形状に作られた、

サークル型爪とぎです。

 

ベッドは猫にとって落ち着ける場所。

 

そして、猫はリラックスできる場所で

爪とぎをしたがる傾向にありますね。

 

そのため、こちらのようにベッドとしても使えて、

また爪とぎとしての役割をはたしてくれる商品は、

非常に猫のことを考えていると言えるでしょう!

 

特に『猫が壁などで

爪とぎをしてしまい困っている』という人は

こちらの商品を与えてみることで解決するかもしれません。

 

もちろん猫のベッドとしてもおすすめな商品ですね。

 

猫の爪とぎにはポール型爪とぎがおすすめ!

次に紹介するのは”マルカン”から

販売されている

『ポール型つめとぎ』です。

 

この商品は背の高いタイプの爪とぎ

であるため、猫が壁に爪とぎをする

ように、思いっきり爪をとぐことが可能ですよ。

 

猫は爪とぎの際に大きく体を伸ばし、

ストレッチのような動きをすること

により、体をほぐしています。

 

そのため、こちらのように

高さのある爪とぎもおすすめですよ!

 

また、こちらの爪とぎ麻素材

作られていることもポイント。

 

爪とぎには多くの種類があり、

猫によってどの素材で爪をとぐのが

好きか、というのは変わってくるのです。

 

そのため、

『猫がどんな爪とぎが好きなのか?』

が分からないうちは、さまざまな素材

で作られた爪とぎを用意しておくと

良いでしょう。

 

加えて、この爪とぎには

猫が大好きなおもちゃが付属して

いますので、爪をといだりおもちゃ

で遊んだり、とリラックスする愛猫

の姿が見られますよ。

 

玩具がセットになった爪とぎがおすすめ!

 

上記の商品は天然木で作られた玩具

の上に、ポール型爪とぎがついていて

猫の遊び心を、くすぐる爪とぎになっています。

 

木製の回転盤や、その中でコロコロ動く

ボールは、天然素材なので化学物質などは

含まれておらず猫が舐めたりしても安心、

という嬉しいポイントも♪

 

ボールは、コロコロ動くだけで、外れない仕様

になっているので、猫ちゃんも夢中になって

遊ぶ事でしょう。

 

猫ちゃんのストレス発散や、運動不足解消にもなりますね。

 

回転盤の底には、滑り止め素材だけでなく、

吸盤などもついているので、遊んでいる最中に

グラグラしてしまわない構造になっています。

 

このような、遊び心満点の爪とぎは、

お留守番時の、一人遊びにも重宝する

のではないでしょうか^^

 

猫の爪とぎにはトンネル型爪とぎがおすすめ!

最後に紹介するのは”ボンビ”から販売されている

『キャットスクラッチハウス』です。

 

この商品は、ハウスを模したトンネル型爪とぎで、

猫は落ち着ける環境で爪とぎをしたくなりますよ。

 

そのため、こちらのようなトンネル型の爪とぎは、

猫が身を隠せることからおすすめ

 

爪とぎをする姿をあまり見せないような、

警戒心の強い猫にもぴったりでしょう!

 

また、可愛らしい見た目の商品であるため、

お部屋においても

あまり違和感がないというのもポイントですね。

 

おしゃれな猫用の爪とぎを探していた、と

いう方はぜひこちらをチェックしてください。

スポンサーリンク





 

猫の爪とぎのしつけ方は?

猫の爪とぎ自体を止めさせるようなしつけ方はできませんが、

爪とぎで爪をとぐようにさせるしつけ方は可能です。

 

では続いて、猫の壁などへの爪とぎを止めさせる

おすすめなしつけ方をご紹介していきますね。

 

猫の爪とぎのしつけ方1:適切な爪とぎを用意する

 

まず初めに紹介する猫の爪とぎのしつけ方は、

『適切な爪とぎを用意する』です。

 

猫が爪をとぎたいのに爪とぎがないと、

しかたがなく壁や柱、家具などで爪とぎをしてしまうことになります。

 

それを防ぐ為に、猫を飼っているのであれば、

必ず爪とぎは用意するようにしてください。

 

また、猫は生後2ヶ月ほど経つと

爪とぎをし始めることが多いとされていますよ。

 

このしつけ方は猫が壁などに

爪とぎをすることを覚える前に行うと良いため、

ちょうどそ頃に行ってほしいしつけ方ですね。

 

しつけ方は子猫が爪とぎを覚え始めたら

爪とぎを用意してあげるだけ!

 

そこで猫が爪とぎをしたら、思い切り褒めてあげたり

おやつを与えるとさらに効果的ですよ。

 

子猫が「爪をとぐ場所はこの道具(爪とぎ)だ」

覚えることが重要なのです。

 

そのため、爪とぎをした後に

ご褒美を与えることと同じくらい大切なのが、

猫の好みに合った爪とぎを用意すること。

 

もしも爪とぎが気に入らないと、

猫は爪とぎをしても快感を覚えず、

いつの間にか壁などで

爪とぎをするようになってしまうこともあります。

 

猫によって好きな爪とぎのタイプは異なりますから、

なるべく多くのタイプの爪とぎを用意するようにしましょう。

 

 

猫の爪とぎのしつけ方2:飼い主が手伝って実際にツメを研ぐ仕草をさせる

 

続いて紹介する猫の爪とぎのしつけ方は

『飼い主が手伝って実際にツメを研ぐ仕草をさせるです。

 

このしつけ方は爪とぎを覚える前の子猫に行ってほしい方法です。

 

爪とぎは猫が本能で行う方法ですが、

多くの場合、母猫などの爪とぎをしている様子を見て

それに倣うことが多いようです。

 

そのため、いざ爪とぎを前にしても、

子猫の場合はその使い方が分からない、

ということも珍しくありません。

 

子猫一匹だけで飼育している場合は、

飼い主さんが母猫代わりとなって

爪とぎの仕方を教えてあげましょう。

 

しつけ方は、用意した爪とぎに

飼い主さんが自分の手を使って

爪をといでいるような様子を子猫に見せることです。

 

可能であれば子猫の前脚をつかんで

実際に爪とぎの上でスライドさせてあげても良いでしょう。

 

このように経験を積むことにより、

子猫は爪とぎを覚えてくれますよ。

 

このしつけ方は壁などで爪とぎをしてしまう前に

爪とぎを使用させるため

壁への爪とぎをしにくい猫になってくれるでしょう。

 

ただし、やはり爪とぎと猫との相性が悪ければ、

更にとぎ心地の良い場所を探して、

壁などが標的となってしまうことも!

 

このしつけ方でも、

やはりたくさんの種類の爪とぎ

試してあげると良いでしょう。

 

 

猫の爪とぎのしつけ方3:先輩猫の爪とぎを見せる

 

次に紹介するしつけ方が、

『先輩猫の爪とぎを見せる』です。

 

こちらは母猫や先輩猫を

子猫と一緒に飼っている方向けのしつけ方ですね。

 

先ほどお伝えしましたように、

子猫の内は爪とぎの方法を知らない子もいます。

 

そのような子猫は母猫などの爪とぎの様子を見ることで

爪とぎを覚えていくため、

子猫にきちんと爪とぎを使っている

猫の爪とぎの様子を見せる、というしつけ方

 

この方法は猫を複数で飼っている場合は

簡単に行えるしつけ方なのですが、

ひとつだけ注意点があります。

 

子猫の見本となる母猫や先輩猫が

壁や柱など爪とぎしてほしくない場所で爪とぎをしてしまう場合、

子猫もそれを真似してしまう可能性があるということです。

 

まず、見本となる猫が

しっかりと使用することを確認してから

このしつけ方を試してみて下さいね。

スポンサーリンク





猫の爪とぎのしつけ方4:壁などで爪とぎを始めたら爪とぎの前まで連れて行く

 

続いて紹介するしつけ方が、

『猫が壁などで爪とぎを始めたら、

爪とぎの前まで連れて行く』方法です。

 

こちらは子猫だけでなく大人の猫にも有効なしつけ方

 

どのようなしつけ方なのかというと、

猫が壁などの爪をといでほしくない場所で爪をとぎ始めたら、

すかさず猫を爪とぎのグッズのところへ連れていくというもの。

 

猫は一度壁などで爪とぎすることを覚えてしまうと、

それをやめさせることは難しくなってしまいます。

 

そのため、このしつけ方は

根気よく続けていく必要がある事を

頭に入れておいてくださいね。

 

何度もこのしつけ方を繰り返すことにより、

猫が壁よりも爪とぎを使った方が

気持ち良いことに気が付いたり、

「爪をとぐのはこの道具(爪とぎ)なんだ」

思うようになります。

 

このしつけ方では、

その猫に合わせた爪とぎ選びが重要となるため、

やはり多くの種類の爪とぎを用意するようにしてくださいね。

 

 

猫の爪とぎのしつけ方5:道具で爪とぎをしたらご褒美をあげる

 

次に紹介するしつけ方は

『壁でなく道具でしたらおやつを与える』です。

 

このしつけ方は上記の

『猫が壁などで爪とぎを始めたら、爪とぎの前まで連れて行く』

と併せて行うと、さらに効果的です。

 

どのようなしつけ方なのかというと、

猫が壁などではなくきちんと爪とぎを使ったら

褒めてあげたり、おやつを上げるなどのご褒美を与える方法。

 

飼い主さんに褒められたり

お菓子を貰うことによって、

猫は「この道具で爪をといだら良いことがある」

認識するようになり、爪とぎを使うようになります。

 

このしつけ方も上記と同様、

根気強く続けていかなくては効果が出ないことが多いです。

 

また、このときご褒美としてあげるおやつは

猫が好きなものであることはもちろん、

出来るだけ低脂肪なものが良いですね。

 

爪とぎをしつけるためとはいえ、

おやつを与えすぎて

猫が肥満になってしまっては元も子もありません。

 

飼い主さんと遊ぶことが大好き、という猫であれば

爪とぎを使った後は

思いっきり遊んであげるというのも良いですよ。

 

 

猫の爪とぎのしつけ方6: 壁で爪とぎをしたら大きな音を出したり、驚かせる

 

最後にご紹介するしつけ方は、

『壁で爪を研いでいたら大きな音を出したり、驚かせる』です。

 

どういうことなのかというと、

猫に「ここ(壁など)で爪とぎをすると嫌なことが起こる」

認識させるしつけ方です。

 

このとき注意するのは”壁に爪とぎをしたことをしかる”のではなく

”壁での爪とぎ=嫌なイメージ”を植え付ける、ということですね。

 

爪とぎは猫の本能に由来するものですので、

それをしかってしまうのはあまりにも酷というもの。

 

場合によっては猫との仲が悪化してしまう可能性もあるため、

飼い主が直接叱るような方法は避けた方が良いです。

 

大きな物音など、猫が嫌う音を使うと良いでしょう。

 

ただし、このしつけ方はしつけとはいえ、

猫にストレスを与えるものです。

 

ストレスを受けている様子が見られるなど、

猫に悪影響があると感じた場合はこのしつけ方はやめましょう。

 

スポンサーリンク





この記事を読んだ方からは

こちらの記事も人気です

 

<関連記事>

さて、今回は猫の爪とぎにおすすめな商品と、

猫が壁などで爪とぎをしてしまうことを防止する

しつけ方をご紹介していきました。

 

猫の習性である爪とぎ自体をやめさせることはできませんし、

無理やりやめさせることもおすすめできません。

 

猫が壁などに爪とぎをしてしまうのは、

なにもいたずらのためではありません。

 

そこが爪とぎをする場所だと覚えてしまったり、

自分に合った爪とぎがないことが原因であることがほとんどです。

 

ですから、猫に合った爪とぎを用意してあげることにより、

猫も飼い主さんもどちらも幸せになれる方法と言えるでしょう。

 

今回の記事を参考にして、ぜひ猫に合った爪とぎと、

壁への爪とぎを止めさせるしつけ方にチャレンジしてみてくださいね。

 

以上、『猫の爪とぎのしつけ方とは?壁にさせずグッズでさせるしつけ方は?』の記事でした。