ナマズの一種でもあるため、

水中を泳ぐというよりは

水底を這うように

移動していることが多いコリドラス。

 

水槽の底に落ちた

残り餌を食べてくれることから

アクアリウムの掃除屋さんとしても

人気の高い熱帯魚です。

 

しかし、何でも食べてくれる印象の

コリドラスですが、

稚魚はか弱く、育て方を誤ると

あっという間に死滅してしまうことも

少なくありません。

 

そこで今回は、

そんなコリドラスの稚魚の育て方について

解説していきます。

 

育て方のポイントをチェックして、

元気な稚魚を育ててくださいね。

 

コリドラスが卵を産んだ時にすることは?

コリドラス

 

コリドラスは水草の上以外にも、

水槽の側面などに

卵を産みつけることがあります。

 

産卵前の雌はお腹が膨らんでくるほかに

水中を泳いで移動するなど

落ち着かない様子が見られるようになります。

 

また、コリドラスの産卵前の最大の特徴が

動き回る雌の後を複数の雄が追いかけること

 

めでたく雄と雌がペアになった場合は

受精が行われ、

数時間後には産卵する様子が見られるでしょう。

 

産卵が確認出来たら、

卵は別に用意しておいた水槽や

産卵箱に移します。

 

コリドラス自体は共食いの習性が無く

卵や稚魚を食べる心配は少ないのですが

他の魚と混泳させている場合、

卵は食べられてしまう可能性が高いです。

 

そのため、

卵は隔離して育てるようにしましょう。

 

 

 

コリドラスの稚魚を育てる時の注意点は?

産卵から卵の隔離までが成功したら

いよいよ孵化を待って

稚魚の飼育がスタートしますが

まず稚魚の育て方で一番注意したいのが水質です。

 

水槽のphが傾くと稚魚は弱ってしまいますので

phは6~7くらいに保つようにしましょう。

 

産卵が成功したということは、

親魚の水槽は理想的な環境と考えられるので

卵の隔離から稚魚の飼育は、

親魚と同じ水で行うと安心ですよ

 

また孵化後3日は体の中に栄養を蓄えているために

餌やりの必要がありませんが、

3日を過ぎたら稚魚用の餌をあげる必要があります。

 

 

 

コリドラスの稚魚の生存率は?

理想的な環境を用意した育て方ができれば

コリドラスの稚魚の生存率は

70%程度とされています。

 

逆に、半数が死んでしまうような場合は

残った個体も弱っていると考えた方がよいので

育て方を見直す、水質に問題が無いか確認する

といった対処が早急に必要となります。

 

また、卵の中には少なからず

無精卵も混ざっているため

孵らない卵は思い切って

捨てるようにしてください。

 

産卵後3日経つと普通の卵は

オレンジ色に変化していきますが

無精卵は白く濁ったままなので、

早めに取り除きましょう。

 

 

 

おすすめの餌と稚魚の隔離方法

コリドラスの産卵が確認されたら、

産卵箱などの道具を使い、隔離してあげる

必要があり、また餌も稚魚用の餌を与えて

あげましょう。

 

では

どのようなものを選べばよいので

しょうか?

 

以下に、コリドラスの稚魚に、おすすめの

餌や、隔離する時の道具を紹介していきます。

 

おすすめの餌その1 インフゾリア

最初に紹介する

コリドラスの稚魚を育てるのに

おすすめの餌はインフゾリアです。

 

インフゾリアは小さな微生物で、

まだ口の小さなコリドラスの稚魚の餌として

使用することができます。

 

また水中の有機物を分解して

水質を浄化する作用があるので、

飼育環境を良好にする効果もあります。

 

稚魚の育て方に自信が無い

ビギナーの方にもおすすめですよ。

 

一度水槽に投入して増やしてしまえば

餌やりの必要がなくなるため

飼育の手間も掛からなくなります。

 

 

おすすめの餌その2 ブラインシュリンプ

2番目に紹介する

コリドラスの稚魚を育てるのに

おすすめの餌はブラインシュリンプです。

 

金魚や様々な熱帯魚の稚魚の餌として

定番のブラインシュリンプは

コリドラスの稚魚の飼育にも適しています。

 

こちらはブラインシュリンプの卵から

卵黄だけを抜いた

栄養価の高いフードになっているため

コリドラスの稚魚を

健康に逞しく育てることができますよ。

 

しかし、あくまでも

ブラインシュリンプを主原料にした

人口フードですので、

食べ残しはすぐに取り除いて

水が汚濁しないように注意してくださいね。

 

 

稚魚の隔離方法とは?

3番目に紹介する、コリドラスの稚魚を

育てるのに、おすすめの道具は、

上記のような、稚魚を隔離して育てる

隔離ネットです。

 

その隔離方法とは?

例えば、産卵後に卵を隔離する必要があると

お伝えしましたが、別の水槽を用意すると

両方の水質を、気にしなければいけないため

飼育が大変になりますよね。

 

そこで、生まれた稚魚を隔離する時には、

親が暮らしている、水槽の内側に

取り付けて、使えるタイプの

隔離ネット!を使用した育て方をすれば

水質の管理や、餌やりも格段に楽になります。

 

また、それ以外にも、病気の個体の隔離

する時にも使うことができるので

稚魚が成長した後にも役立ちますよ。

 

 

コリドラスの稚魚の育て方とは?

コリドラスの稚魚を

飼育する上での注意点を、紹介して

きましたが、具体的にはどのように、

稚魚を育てれば良いのでしょうか?

 

以下に、コリドラスの稚魚の育て方を

産卵から順を追って紹介していきます。

 

コリドラスの稚魚を産卵箱に移すタイミングは?

コリドラスの卵が、確認されたら、

孵化を待たずに、すぐに産卵箱に移す

ようにしましょう。

 

水槽の水を

浄化する、役目を果たしてくれることから、

他の熱帯魚と一緒に、コリドラスを飼育して

いる、という方も多いかと思います。

 

その場合は、産卵可能な状態の雌とともに

数匹の雄を、別の水槽に入れて

産卵自体を、別の水槽で行う、

という方法をとるのも良いでしょう。

 

コリドラスは水槽のガラス面など、

剥がすのが難しい場所に

卵を産みつけることも多いので

産卵自体を隔離した水槽で行えば

卵を集める手間が必要なくなりますよ。

 

 

コリドラスの稚魚の餌やりはいつから?

コリドラスの稚魚は

孵化してから3日の間は

体内に栄養を蓄えているため、

餌を必要としません。

 

コリドラスの稚魚の腹部にある

オレンジ色の部分

ヨークサックと呼ばれる

栄養が詰まった袋にあたりますので

この部分が小さくなってきたら、

餌やりを開始する合図と考えるようにしましょう。

 

 

コリドラスの稚魚の餌やりの頻度は?

稚魚の育て方で、

気になるのが餌を与える頻度ですよね。

 

コリドラスの稚魚は成長するために

沢山の餌を必要としますが、

まだ体が小さいので

一度に多く食べることができません。

 

そのため、1日3回~5回に分けて

餌を与えるようにしましょう。

 

日中に餌をあげるのは難しいという場合は

朝と夜の2回でも問題ありません。

 

一度にドバっと水槽に餌をまいて、

1日放ったらかしといったような

育て方は避けてくださいね。

 

余った餌からカビが発生して、

稚魚が大量死する原因になりますよ。

 

 

コリドラスの稚魚に適した水温と水換えの頻度は?

コリドラスの稚魚に適した水温は

24℃~26℃程度

 

水換えは何日間で必ず変えるというのではなく

水槽内が汚れていたら水換えをするようにしましょう。

 

交換用にカルキ抜きをした水道水

利用する場合は、

一度に全ての水を変えるのではなく

飼育水槽の3分の1程度の水を変えて

様子を見るようにします。

 

突然水をすべて変えてしまうと、

水槽内のphが変化したショックで

死んでしまう個体が発生することもありますので、

注意が必要ですよ。

 

親魚を飼育している水槽から

水を持ってくる場合は

飼育水槽の3分の2程度の水を変えても

問題ありません。

 

水換えはコリドラスの稚魚にとって

負担がかかる行為ですので、

日ごろから食べ残しや糞などはスポイドでとって

なるべく水換えの頻度を抑えるようにしてくださいね。

 

 

コリドラスの稚魚を大人の水槽に戻すタイミングは?

コリドラスのみで飼育しているのであれば

生後2~3週間たって、

大人のコリドラスの口に

入らない大きさになれば、

親魚との混泳が可能になります。

 

しかし、他の魚と一緒に飼育している場合は

まだ食べられてしまう可能性がありますので

体長が2cmを超えるまでは

隔離して育てた方が安心でしょう。

 

孵化から2ヶ月半~3ヶ月で

2cm~2.5cmの大きさに成長してきますので、

ここまで大きくなれば

親魚と混泳できる熱帯魚に

捕食される心配もなくなります。

 

 

コリドラスの稚魚の成長速度って?

 

水温にもよりますが、

コリドラスの卵は

産卵から5日程度で孵化します。

 

その後の成長速度としては?

孵化後3日で、外部から栄養を取るように

なり、ブラインシュリンプなどを食べる

ようになります。

 

孵化後、4週を過ぎたころから

徐々に、親魚と同じ餌を食べられるように

なり、この頃には体つきも親魚に似た

がっしりとしたものになってきますよ。

 

生後1ヶ月前後

体長も1.5cm程度に成長してきます。

 

生後2ヶ月を過ぎると

体長は2cm前後になり、

水槽の底に、砂を敷いてやれば

遊ぶ姿も、見られるようになるでしょう。

 

 

 

コリドラスの稚魚が死んでしまう原因は何がある?

 

稚魚が死んでしまって

どうしても育たない場合、

育て方に以下のような原因がないか

確認してみる必要があります。

・栄養が足りていない

・水質が汚濁している

・エアレーションの勢いが強すぎる

コリドラスはどちらかと言えば

にあたります。

 

そのため、餌が不足すると稚魚の中でも

体の小さい力の弱い個体が食事にありつけずに

死んでいってしまいます。

 

もし、外出時間が長くて

こまめに様子を見れないという場合は

ブラインシュリンプの卵を繁殖させて

生餌を与えるなど、

育て方を工夫してみてくださいね。

 

 

 

コリドラスの稚魚の性別の判断方法は?

 

コリドラス

 

コリドラスの性別を見分けるのは

ある程度成長してからではないと難しく、

成魚になると雌のほうが

雄より体が一回り大きいという

違いが見られるようになります。

 

また、体の横幅も

雌の方が太い傾向にありますよ。

 

更に、生後1年~2年たつと

腹びれにも違いが見られ、

雌の腹びれが丸みを帯びた扇型なのに対して

雄の腹びれは角ばった形状になってきます。

 

 

この記事を読んだ方からは、

こちらの記事も人気です。

<関連記事>

 

いかがでしたでしょうか?

 

丸いフォルムと仕草が可愛いコリドラスは

繁殖に挑戦してみたい熱帯魚ですよね。

 

コリドラスにはなんと160もの種類が存在し、

中には育て方が異なってきたり

飼育難易度が高いものもあります。

 

今回ご紹介したのは

基本的なコリドラスの稚魚の育て方なので、

専門ショップから迎えた珍しい種の

繁殖を考えている場合は、

ショップ店員さんに繁殖の注意点などを

確認してみると安心ですよ。

 

以上、『コリドラスの稚魚の育て方!餌や水槽、隔離する方法や成長速度は?』の記事でした!