赤と白のバンドが美しい
”レッドビーシュリンプ”を代表に、
ビーシュリンプにはさまざまな種類がいます。
縞模様が入っていたり鮮やかな色をしていたり、
カラフルなビーシュリンプは
ペットとしても人気が高いですよね。
そこで今回は、ビーシュリンプを飼育するために
どのような餌を用意するのか、また餌を与える際の
注意点などについてご紹介していきます。
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ビーシュリンプに与えてはいけない餌って?
ビーシュリンプに与えてはいけない餌は、
農薬などが含まれている野菜や水草。
ビーシュリンプは薬品に弱く、
隣の部屋で殺虫剤を撒いただけで
お星様にしまうこともあるそうです。
そのため、餌に農薬が
含まれていることは絶対にNG。
人間用に販売されている野菜の場合、
農薬が含まれていることが多いですから、
特に注意が必要ですね。
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ビーシュリンプに餌を与える回数や頻度は?
続いて、ビーシュリンプに
餌を与える頻度や回数について
みていきましょう。
ビーシュリンプはもともと
水槽内のコケ取りなどのために
飼育されることもあります。
特別に餌を与えずとも、
水槽内にあるものを食べて
生きることができるんですよ。
コケ取りとして、入れてあるのであれば、
特にエサは必要ありませんが、
ビーシュリンプは、見ための美しいエビ
なので、観賞用として飼育するので
あれば、色揚げ効果があったり、専用のエサ
も入れてあげる必要がありますね。
ビーシュリンプのエサ選びのポイント
・水槽が汚れにくい
・シュリンプの食いつきが良い
・栄養バランスが良い
などの条件を、満たしているエサが良いですね。
また、ビーシュリンプに餌を与えるときは
一度に食べきれる量が良いでしょう。
心配だからといって餌を与えすぎると
食べ残しが水槽を汚し、
逆にビーシュリンプにとって悪影響となります。
ビーシュリンプに餌を与える頻度は、
多くても週に一度程度、水槽内に水草など
があれば10日から2週間に一度でもかまいません。
水槽内のバランスが、自然界の川などと同様
に、バランスよく保たれていれば、
月に一、二回餌を与えるのみでも、大丈夫
になります。
ビーシュリンプの飼育に慣れた人の場合、
餌を全く与えなくても、元気に育てる事も
可能です。
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ビーシュリンプの餌のあげ方は?
続いて、ビーシュリンプの
餌のあげ方を見て行きましょう。
ビーシュリンプは
水面にはあまり上がってきません。
水槽の底の方で
活動することが多い生き物です。
そのため、ビーシュリンプに餌を与えるときは
水槽の底に餌をおいてあげると良いですね。
また、ビーシュリンプは、ほうれん草も
食べてくれます。しかし、注意すべき点と
して、必ず無農薬である必要があります。
野菜だけでなく、農薬のついているもの
を誤って、シュリンプ水槽に投入してしまう
と、ビーシュリンプには大きなダメージ?
となり、エビがお星様になってしまうからです。
この場合は、早急に原因となった農薬つき
野菜や水草を、取り出してあげないと、
日を追うごとに、エビの数を減らして
しまいかねません。
人間には、影響なくても、小さなシュリンプ
には、ダメージが大きいので、御注意下さい。
ほうれん草をあげる場合、
野菜などは、ぷかぷかと浮いてしまうので
浮いてしまうようなエサを食べさせるときは
クリップなどで止めてから
それを沈めてあげると良いでしょう。
*ほうれん草は、レンチンして少し柔らかくしてから、あげて下さいね。
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ビーシュリンプが餌を食べない時の対処方法は?
ビーシュリンプが餌を食べないときは、
どのような対処法が良いのでしょうか?
ビーシュリンプは水質悪化や
pHの変化などに敏感な生き物です。
ビーシュリンプが餌を食べなくなったときは、
これらのバランスが崩れていることが
原因かもしれません。
ビーシュリンプが餌を食べなくなったときは、
水槽内の水質を調べてみて下さい。
また、水温がビーシュリンプに
適していない可能性もあります。
水温がビーシュリンプに適した
22℃から26℃になっているかどうかも、
チェックしてくださいね。
それから、今与えている餌を
ビーシュリンプが好まないことが
原因となっているかもしれません。
ビーシュリンプが餌を食べないときは、
餌の種類を変えてみることも一つの方法ですよ。
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ビーシュリンプにおすすめな餌って?
ビーシュリンプに与える餌は
どのようなものが良いのでしょうか?
シュリンプは、水槽内で自然繁殖する
コケや小さな微生物を食べるので、水槽内
に、あるていどシュリンプがエサに困らない
ような環境が、できるだけ早く整ってくれる
のが理想ですね。
シュリンプは、野菜やコケなどの植物も
食べますし、微生物など動物性のエサも
食べる、いわば何でも食べる雑食性です。
このように
シュリンプ本来の、食生活を考慮する
のであれば、これらをバランス良く摂取
させてあげる事が、シュリンプを健康に
つながり、長生きさせてあげる秘訣です。
では、ビーシュリンプに与えると良い餌を
いくつかご紹介していきますね。
エビ玉
まず初めに紹介するのが
プレート状のシュリンプフードです。
シュリンプフードはたくさん販売されており
形状もさまざま。
そのなかでも、このエビ玉プレミアムは
固形であるため、ビーシュリンプたちが
集まって食べる姿が観察できます。
家では、ビーシュリンプ以外の、
シュリンプにも、あげていますが
どの子も食いつきは、抜群でした。
親エビがいなくなると、稚エビが群がって
る光景も目にします。
もしくは、親子で仲良く一緒に食べてる
微笑ましい光景も、目にします。
ほんの一例ですが、
下記のような感じです。いつもこんな感じに
群がってモリモリ食べていますょ、笑
このように、
ビーシュリンプが餌を食べる姿は
通称”ツマツマ”と呼ばれ、
とても可愛らしいですよね。
ただし、エビ玉は比較的、食いつきが
良いと言われていて、家にいるエビも
この餌への食いつきは、見ての通り非常
に良かったのですが、食いつきには
個体差があるのも事実です。
これまでに食べて来た、フードの嗜好にも
左右される所なので、一概に絶対食べるとは
言い切れませんが、比較的嗜好性があり、
良く食べてくれると言う意見を多く聞くので
おすすめのシュリンプの餌として、紹介
させて頂きました。
このエビ玉は、水に入れる前は、かなり
カチカチなので、エビが食べられるのか?
と一瞬思ってしまうのですが、少しづつ砕ける
仕様で、あえて水槽を汚れにくくしている
感じですね。
また、この固形の餌は
水を汚しにくいという特徴もあります。
カルシウムを含有している野菜(ケール)
が主原料になっています。
ケールはビーシュリンプに必要な栄養が
豊富に含まれている野菜です。
シュリンプ飼育が、失敗しないために
いろいろ開発している、シラクラが
特に、おすすめしている、シュリンプの
餌が、このエビ玉premiumとのことです。
ビーシュリンプの餌に迷ったら、
ぜひ、このようなプレート状のフードを
選んでみてくださいね。
エビの抜け殻?
エビは、脱皮しながら成長しますが、
カルシウム不足になると、上手く脱皮
できなくなります。
カルシウムは、エビにとって必要不可欠な
大切な栄養素です。
脱皮しているのは、カルシウムが
充分、足りている証拠でもあり、シュリンプ
の健康状態を知る上での、シグナルにも
なります。
シュリンプを飼っている方でしたら、
この脱皮した、白い抜け殻を見た!と
言う方も多いのでしょうか?
初めて見たときは、
お星様になってしまった?のかと思って
しまったのですが、ただの抜け殻?
だったなんて事も・・。
ただ、そのままにしておくと、見栄えが
悪いので、すぐに取り除かれる方もいるかも
しれませんね。
しかし、
エビの抜け殻は、大切なカルシウム源なので
たとえ放置しても、エビが食べてくれますし
立派なカルシウムの補給源!にもなってくれます。
下記は、シュリンプが、仲良く
『脱皮した抜け殻』を、ツマツマして
いる画像です。
少し、分かりにくいかもしれませんが、
シロクマのお腹の上にあった、抜け殻を、
2匹が、手を休める事なく、食べ続け、
次に、水槽をのぞいた時には、完食して
いました。
エビは本能で、こうして生きるために
絶対的に必要な、カルシウムの摂取術を、
誰に教えられた訳でもなく、知っている?
のでしょうね。
色揚げ&繁殖促進パウダー
続いて紹介するのが
パウダー状のシュリンプフードです。
パウダー、つまり粉ですから
小さなビーシュリンプも
食べやすいという特徴がありますよ。
また、固形の餌の場合
強いビーシュリンプが
餌を独占してしまうことも。
粉状の餌であれば
全てのビーシュリンプが
食べることができます。
パウダー状の餌はひとつの水槽に
多くのビーシュリンプを飼っている場合に
おすすめですね。
その中でも特におすすめしたいのが
”アクアプランツファームわさび”から販売されている
『色揚げ&繁殖促進パウダー』です。
こちらはパウダーの
ビーシュリンプ用フードなんです。
それだけでなく、
ビーシュリンプの色揚げ効果もありますよ。
このフードを与えれば、
美しい色のビーシュリンプを
育てることができるでしょう。
赤虫
次にご紹介する、
おすすめな餌は冷凍赤虫です。
赤虫はビーシュリンプが好む動物性の餌。
ビーシュリンプたちを健康に育てるため
たまに、与えてあげたい餌の1つです。
冷凍の赤虫であれば
保管がしやすく、
食べさせるときに解凍すればOK。
実はとても管理が
しやすい餌なんですよ。
ただし、赤虫のような
動物性の餌は、
水を汚しやすいことがネック。
食べ残しはしっかり
取り除くことを心がけましょう。
マツモ
続いてのおすすめな
ビーシュリンプの餌は、
”マツモ”という水草です。
通常、水草は水槽内の
水質管理のためだったり、
景観のために入れることが多いですよね。
しかし、ビーシュリンプにとってマツモなどの
柔らかい水草はおいしい餌になるんです。
たとえば多くのビーシュリンプを飼っていて
弱い個体に餌が行き届くのか心配……、
といった場合にマツモを入れると良いでしょう。
そうすると、たとえ与えた餌を
食べることができなくても
マツモを食べて生き延びることができます。
ただし、マツモのような水草を入れる場合
必ず無農薬のものを
用意してあげるようにしてください。
ウィローモス
最後に、おすすめするのは、
”ウィローモス”というコケです。
先ほどご紹介した
マツモと同じように、
水槽のレイアウトにもなるアイテムです。
ビーシュリンプはもともとコケ取り用に
飼育されることもあるように、
コケをよく食べる生き物。
こちらもマツモと同様、
弱い個体が餌に困らないように
非常食にもなります。
流木に巻き付けられた
ウィローモスもお勧めですょ。
水槽を彩るレイアウトとしても
ビーシュリンプの非常食にもなります。
上記でも、少しだけふれましたが、
シュリンプ水槽に、水草を入れる際に、
注意すべき点として、
無農薬の水草を選んで下さい。
少しの農薬でも、エビにはダメージを
与えてしまいますからね、汗
無農薬の水草であれば、ビーシュリンプ
の水槽にも、安心して入れることができますよ。
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ビーシュリンプの稚エビにおすすめな餌って?
ビーシュリンプの成体に適した餌と
稚エビに適した餌は、
異なることを知っていましたか?
続いては、ビーシュリンプの
稚エビにおすすめな餌について
見ていきましょう。
稚エビ用の動物性フード
まず初めに、おすすめする稚エビの餌は
稚エビ用の動物性フードです。
ご存知のようにビーシュリンプは
雑食性の生き物です。
動物性の餌と植物性の餌、
どちらもバランスよく
摂取させる必要がありますね。
特に稚エビは成長しなくていけない時期ですから
しっかりと栄養を摂らせなくてはなりません。
その中でも特におすすめなのが
”エフィッシュ”から販売されている
『稚エビの為の細かい動物性フード』です。
こちらはその名の通り
稚エビに向けて作られた
動物性の強い餌の商品です。
後述する稚エビ用の
植物性フードと合わせて与えれば
稚エビたちにバランスよく
栄養を摂らせることができるでしょう。
稚エビには植物性フードも
続いて、おすすめする稚エビの餌は
植物性フードです。
こちらは上記の動物性フードと
一緒に食べさせると良いですね。
ここで紹介する植物性フードは
”エフィッシュ”から販売されている
『植物性フード』です。
こちらは先ほど紹介した
『稚エビの為の細かい動物性フード』
と対になる商品。
この動物性フードと合わせて
与えるのがおすすめですね。
稚エビを健康に育てたい方は
先程の動物性フードと合わせて
この商品を与えてみて下さいね。
ブラインシュリンプ
最後に、おすすめする稚エビの餌は
ブラインシュリンプエッグです。
ブラインシュリンプとは
体長1ミリにも満たない生き物で、
稚エビの餌となります。
エッグであるため自宅で孵化させることで
簡単に栄養満点な餌を稚エビに
用意することができます。
ブラインシュリンプは通常のフードとは違い
生きているため、ビーシュリンプの
食いつきが良いことが特徴ですよ。
もし市販のフードを
ビーシュリンプの稚エビが食べなかったら、
ブラインシュリンプエッグを
用意すると良いでしょう。
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・レッドビーシュリンプの水草で飼育や繁殖におすすめなのは?食べる時の対処方法も!
・エビの水槽のレイアウト!おすすめの水草やおしゃれなインテリアは?
さて、今回はビーシュリンプに
餌を与える際の注意点や
おすすめな餌の商品について見ていきました。
ビーシュリンプは
コケ取り用の生体としても人気ですが
ペットとしても愛好家がいます。
そんなビーシュリンプを
しっかりと育てるためには
餌に気を遣わなくてはいけません。
ビーシュリンプに合った餌を用意し
色鮮やかなシュリンプたちの
飼育を楽しんでくださいね!
以上、『ビーシュリンプの餌のおすすめ!与える回数や頻度、食べない時の対処方法や稚エビには?』の記事でした!
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