シーズーを飼っている方は、
毛のお手入れに気を配っていることが多いと思います。
そのとき問題となるのが、
お手入れやカットにかかる時間と費用。
そこで今回は、シーズーのカットスタイルの中でも
お手入れが簡単な『サマーカット』に注目して、
自分で行うやり方やおすすめのアイテムを紹介していきます。
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シーズーのサマーカットをお店でしてもらう相場は?
シーズーのサマーカットをお店でしてもらう場合、
一般的に6000円から8000円ほどの費用がかかります。
シーズーは一生毛が伸び続ける犬種ですから、
月に1度程度の頻度でカットを行わなくてはなりません。
つまり、上記の費用が
毎月のようにかかるということになりますね。
実はこの費用を抑えるために、
『シーズーのカット自分で行う』という選択肢もあるんですよ。
シーズーのサマーカットの種類は?
シーズーのカットスタイルはさまざまにあります。
ここでは、シーズーのスタンダードスタイルである
毛を長く伸ばした”フルコート”に対し、
それよりも毛を短くしたスタイルを
”サマーカット”として紹介していきます!
1:サマーカット
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上記で紹介するのはシーズーのサマーカットの中で
最も基本的なスタイル、その名も『サマーカット』です。
こちらは主にバリカンで体部分の毛を刈っていき、
全体の毛を短くしていきます。
口周りの毛を残しておくと
シーズーらしさが出ますよ。
脚の部分も短くカットしたら
夏らしくさっぱりとしたスタイルになりますね。
2:ぬいぐるみカット
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次に紹介するのが、シーズーのサマーカットの中の一種
『ぬいぐるみカット』です。
こちらはシーズーカットスタイルの中でも、
可愛らしさとお手入れの楽な点から
非常に人気のあるスタイル。
サマーカットよりも毛を長めに残し、
ぬいぐるみのようなふわふわした質感を残すと良いでしょう。
耳の毛も長く残しておき、最後にリボンなどで
おしゃれをさせてあげても可愛いですよ。
目の大きなシーズーの可愛さを
最も表現できるサマーカットですね。
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3:ベリーショート
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最後に紹介するのが、
サマーカットの一種である『ベリーショート』です。
その名の通り、こちらは体の毛を
通常のサマーカットよりも短くしてしまうスタイルです。
足先も露出し、地肌の色が
うっすらと確認できるほど短くなります。
このカットではシーズーらしさはやや薄れてしまいますが、
夏にも合う、非常にさわやかなカット。
顔周りの毛は残すタイプと
カットしてしまうタイプがありますので、
自分好みにもできますね。
画像では顔周りも短くカットしていますので、
涼しげな姿が印象的。
ですが、毛を短くカットするため
その分手間がかかり、
初心者向きのカットとは言えないでしょう。
なので、サロンでお願いすることをおすすめしますよ。
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シーズーのサマーカットを自分でするやり方は?
ここまで、シーズーのサマーカットをする際に
用意しておくべきアイテムを見ていきました。
続いて、シーズーのサマーカットを
実際に行っていく手順をご紹介します。
手順1:体調チェック
まず初めに犬がカットに
耐えられるかどうかを判断する為に
『体調チェック』を行います。
カットは長時間かかるため、
犬の健康状態に問題があると
体力が持たないことがあるためです。
チェックする点は、鼻水などが出ていないか、
いつも通り元気があるか、などですね。
可能であれば体温を測っても良いでしょう!
また簡単にチェックできる項目として、
酸欠・貧血でないかを確かめるために
歯茎の色をチェックすることもおすすめですよ。
健康であれば歯茎の色は鮮やかなピンク色ですが、
酸欠・貧血の場合は白っぽいことがありますので
確認してみてくださいね。
手順2:ブラッシング
次に行うのは『ブラッシング』です。
スリッカーブラシを使用し、
シーズーの毛のもつれを解いてあげましょう。
ブラシを入れる際は犬の皮膚を押さえ、ぴんと張った状態にし、
もう片方の手でブラシを使用していきます。
それから、ブラシを入れた後はコームで
毛の通りを確認しながらブラッシングを行っていきましょう。
身体、脚、しっぽ、そして頭など
すべての毛がしっかりと伸びたら、
ブラッシングの完了ですよ。
手順3:足裏・腹バリカン
続いて、『足裏・腹バリカン』の作業に入っていきます。
足の裏、つまり肉球部分に毛がかかっていると、
フローリングなどの上を歩きにくく、
脚の病気を引き起こす恐れがあります。
また、腹、具体的に言えば
犬の性器の周りの毛は排尿時に汚れやすいため、
この作業で刈ってしまうことをおすすめしますよ。
足裏を刈っていく際は片方で犬の足を持ち、
もう片方でバリカンを使用します。
このとき、犬の足の持ち方が間違っていると
間接が無理な方向に曲がってしまい、痛がりますから
脚は犬の体から離れないように優しく持ちましょうね。
次に、腹バリカンの方法です。
腹バリカンの場合、犬を二本足で立たせる必要があるため、
二人一組で行うと良いですよ。
一人が犬を立たせ、もう一人はバリカンを扱います。
バリカンをかける範囲は、
後ろ足の付け根付近からお腹のあたりまでを意識しましょう。
足裏・腹バリカンともに、
1mm刃を使用すると良いですね。
手順4:全身バリカン
部分バリカンが終了したら、
次に『全身バリカン』を行います。
シーズーのサマーカットの場合は
バリカンを効率的に使用することでカット時間を短縮できますよ。
このとき使用するのは6mm刃がおすすめ。
3mm刃の場合、素肌の色がうっすら確認できるほど短いですが、
好みによってこちらを選んでも良いでしょう。
バリカンをかける範囲は、
後頭部からしっぽの付け根までの範囲です。
背骨に刃が当たらないよう、
注意してバリカンを使用してくださいね。
また、バリカン使用時の注意点として、
必ず毛並みに沿ってかけていくようにしてください。
手順5:脚・しっぽカット
バリカンが終了したら、『脚・しっぽカット』を行います。
脚の毛の長さは、先ほどバリカンをかけた長さに合わせていきましょう。
主に使用するのは仕上げバサミで、
バリカン跡やカット跡をぼかしていく際には
スキバサミを使うと効果的ですよ。
カットをする前に、しっかりと毛が立っている状態であるか
確認することも忘れずに!
毛が寝ているとカット後の長さにばらつきが出てしまいますから、
そのような場合はコームで立たせていきましょう。
脚をカットする際、ハサミを丸く動かしていくと、
仕上がりが可愛らしくなります。
四本の脚をバランスよくカットできたら
次はしっぽのカットに移ります。
こちらの場合でもまずは
バリカン跡をスキバサミでぼかしていきます。
しっぽの長さも体の毛に合わせ、短くしましょう。
手順6:顔・耳カット
次にシーズーのサマーカットの仕上がりを左右する、
重要な工程『顔・耳カット』に入っていきます。
シーズーは目が大きく鼻が短い犬種ですから、
顔の輪郭は丸くすると可愛くなります。
このとき、鼻の周りの毛もまるくし、
ある程度の毛量を残すとシーズーらしい顔立ちを保つことができますよ。
顔カットの時は、耳の付け根にハサミを入れ、
顔と耳の境界がはっきりするように整えていきましょう。
目にかかった毛は邪魔なので、目元にコームを当て、
その隙間から飛び出した毛をカットしていくようにしてくださいね。
耳の毛が伸びていた場合は適度に切りそろえていき、
耳の長さが平行になるように整えてください。
手順7:全身チェック
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カット終了後、忘れずに行ってほしいのが
『全身チェック』。
一度犬から離れて、遠くからカットの仕上がりに
問題がないかを確認します。
このとき、脚や耳などが左右対称にカットできているか、
不自然なカット跡が残っていないか
などを確認していきましょう!
カットをしている最中は一部分しか見ませんから、
全体的な仕上がりが分からないことがあります。
遠くから見たり、他の人に確認してもらうと、
より確実に犬のカットを美しく仕上げることができますよ。
また、このときハサミやバリカンによる怪我がないかも
併せて確認すると良いでしょう。
全身チェック後、仕上がりに納得したら
『シーズーのサマーカット』の完成です♪
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さて、今回はシーズーのサマーカットの方法について書いていきました。
シーズーは毛が伸びやすい犬種ですから、
定期的な毛の手入れは欠かせません。
特に夏場は毛が伸びすぎてしまうと
暑くてかわいそうですから、
思い切ってサマーカットにしても良いですね☆
今回の記事を参考にして、
ぜひシーズーのサマーカットを行ってみてくださいね!
以上、『シーズーのサマーカットの種類ややり方!自分で簡単にする方法とは?』の記事でした。