を飼うのにケージは必要なの?

という疑問を持つ人も少なくないでしょう。

 

もちろんケージの中に閉じ込めて飼うのは

猫にとって好ましくないですが、

常に部屋で放し飼いというのも

決して猫に良いわけではありません。

 

来客の時や猫にとって危険なことをする場合

ケージの中に入ってもらえば安全ですし、

猫にとって安心できるプライベートスペース

としてもケージは役立ってくれます。

 

そこで、

市販の猫ゲージを使用しても良いのですが

値段が高いこともありますし

何だか、しっくりくるものが見つからない……。

なんてこともありますよね。

 

そんな場合は、思い切って猫用ケージを自作しちゃいましょう!

 

材料費が安く済むこともありますし、

お部屋にピッタリなケージが作れますよ。

 

猫のケージを自作するのに

簡単な作り方や必要な材料、道具を紹介していきます。

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自作で猫のケージを簡単に手作りするには?

市販のケージを買わず、しかも簡単に

自作ケージを作るのであれば、

まずはどのようなケージを作るのかを

考えなくてはなりません。

 

猫は高いところに上るのが好きな生き物ですから

ケージを2階、3階建てにするというのもいいでしょう。

 

また、ケージには屋根があった方がいいです。

 

猫は金網などを簡単に上ってしまうので

ケージに入っていてほしい時にでも

すぐに脱走してしまいます。

 

このような条件を決めた後、

次は材料を考えてみましょう!

 

『木材を使って一からケージを自作』

というのも手ですが

DIYに慣れていない人には、少し難易度が高いですよね。

 

そこで、今回はそのまま使えるもので

お手軽に作れる自作ケージの作り方を3点

ご紹介しますね。

 

自作で猫のケージを簡単に作る方法!ワイヤーネット編

100均のワイヤーネット

 

一つ目は、『ワイヤーネット』を使って

簡単に猫用ケージを自作する方法です。

 

最近では100円ショップでも

ワイヤーネットは販売されていますので

手に入りやすい材料と言えるでしょう。
ワイヤーネットの他に必要なものは以下の通りです。

 

必要な材料と道具その①

・ワイヤーネット

*100均でお取り扱いがあります。

・ジョイント部品

*100均でお取り扱いがあります。

・結束バンド

・ナスカン

*扉を施錠するのに使います。

・ジョイントマット

・ハサミもしくは、ニッパー

 

また、猫用自作ケージを作るときには

ワイヤーネットがたくさん必要になります

ので、結束バンドは、多めに用意しておく

と良いですょ。

 

作り方の手順は下記の通りです。

 

①まずワイヤーネットで囲いを作っていきます。

 

正面を除く床、側面、天井全てを

ワイヤーネットで繋げていき、ネット同士を

留めるときは、ジョイントや結束バンドを使います。

 

②自作ケージの大半が完成しましたが、

これでは扉がないので作っていきましょう。

 

正面部分に、片側だけワイヤーネットを留め

ドア風に開く部分を作ります。

 

留めておきたい時には、下記のようなナスカン

や、洗濯ばさみなどを利用すると便利です。

ナスカン 鍵として使用

 

③ケージ自体はこれで完成。

あとは必要に応じて床にペットシーツを敷いたり、

下記のようなジョイントクッションを置いてあげ

ましょう。

ゲージ作りの材料 ジョイントマット3

 

このように初心者の方でも、

ワイヤーネット同士を繋げていくだけですので簡単に作れますよ。

 

ワイヤーネットを縦に繋いでいけば

2階建てケージも作れますが、

その場合は特にしっかり結束バンドなどで留めてくださいね!

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自作で猫のケージを作る方法!すのこ編

次に、紹介するケージは、

『すのこを使ったおしゃれな猫用ゲージ』です。

 

こちらのゲージは、1階建てで

上下運動ができる踊り場を設置したものです。

 

必要な材料と道具その②

・すのこ

・結束バンド

・蝶番

・かんぬき

*かんぬきとは、扉を閉める時に使う『横木』の事です。

下記のは、100均のものです。

かんぬき イメージ画像

 

手順1:壁を作る

すのこを、四角く固定していきます。

ゲージ作り方1

 

まず最初に、どのようにすのこを組んでいくか

確認しながらすのこを固定していきます。

 

外側にフラットな面がくるように

してケージを組んでいってくださいね。

 

すのこを固定するやり方は

色々な方法がありますが、

DIY初心者さんにおすすめなのが

結束バンドを使った方法です。

 

小動物のケージを手作りする場合にも

良く使われる結束バンドは、

連結させれば、すのことすのこを

固定させる長さにすることが可能になります。

 

もちろん強度は

弱くなってしまいますので、

固定する箇所を増やすなどして

対処してくださいね。

 

またせっかくの手作りなのだから

ケージに可愛いペイントをしたい場合は

すのこを固定する前にペイントをして

乾いてから組み立てるようにしましょう。

 

猫が舐めてしまう可能性もありますので

手作りケージに使用する塗料は、

自然由来のものを選ぶなど工夫すると安心ですよ。

 

また扉の部分はワイヤーネットをはめ込むため

この段階では、上記のように扉を抜かした3方の壁と

床、天井部分だけを固定させておきましょう。

 

 

手順2:扉部分を作る

すのこゲージの作り方 扉部分

次に扉に使用するすのこを、上記のように

ノコギリでくり抜き窓部分を作ります。

 

木材のカット部分には、ワンちゃんがケガを

しないように、ヤスリがけも忘れずに・・

 

窓部分には、扉となるワイヤーネットを設置しますが

大き過ぎるワイヤーネットを選んでしまうと、

ワイヤーネットを外側から固定することになるため

見た目が悪くなってしまいます。

 

すのこはくり抜く範囲を

調整することが容易ですので、

ケージの内側から固定できるように

ワイヤーネットは

すのこより小さめのサイズを

選ぶようにしましょう。

 

固定方法は、タッカーや

市販のフック等に引っかけるなど

方法は、色々ありますが、

フックを使用する場合は

猫がいたずらをしないように

取り付け場所に気を付けてくださいね。

 

タッカーとは?

DIYなどで、木材に使うホッチキスのような物です。

板を固定したり、木材に布を貼り付ける時など

留めたい部分の上部から、パチンパチンと簡単に留める

事ができるとても便利な道具です。

 

手順3:踊り場を作る

猫のケージでは

床面積はそれほど必要ありませんが、

上下運動ができるような高さのあるのもが

好ましいとされます。

 

しかし手作りのもので無理をして高さを出すと

どうしても不安定になってしまい

ケージそのものが倒壊してしまう危険性

ありますよね。

 

そのためDIY初心者の方が挑戦する場合は

1階建てのものが安心ですよ。

 

とは言え完全な平屋のケージでは

子猫ならともかく大人の猫には

退屈過ぎてつまらない場所になってしまいます。

 

すのこは裏側の足の部分に板などを

引っかけることが可能なため

これを利用するだけで簡単に

猫が上下運動をする踊り場を作ることができます。

 

ゲージに踊り場を作る

 

上記画像のように、ちょうど、すのこの足部分に

板をのせ、踊り場を作ってあげましょう。

 

ただし、

猫ちゃんが、板の上に乗った時に板がズレては危険なので

電動ドライバーやボンドなどで固定をして

昇っても安全な、猫の遊び場にしてあげましょう。

 

もちろん広めのケージを手作りしてあげて

子猫用の小さなキャットタワーを入れたり

木箱などを配置して階段を作ったりして

運動スペースを用意してあげるのもおすすめです。

 

 

手順4:扉を取り付ける

手順2で作った扉を、ケージ本体に

取り付けていきましょう。

 

釘を打つ部分を確認したら、

蝶番をつける場所に

印を付けて歪まないように注意しながら

扉とケージ部分を固定していきます。

 

蝶番は高さ75cm、幅40cm程度の扉の場合で

上下2個は付けるようにします。

 

もっと大きなケージを手作りする場合や

扉の開閉時にがたつきが見られる場合などは

真ん中にもう一つ蝶番を増やして

補強をしましょう。

 

扉がしっかり付いたら、

続いて鍵となる留め金も取り付けます。

 

これだけで十分ケージの扉として機能しますが

雑貨屋などで売っている

小さな取っ手をつけるのも

可愛らしくて素敵ですよ。

 

細かい場所で自分の飼い猫のイメージや

部屋の雰囲気に合ったアレンジができるのも

手作りケージの楽しいところですよね。

 

 

手順5:床材を配置する

ケージの外側が完成したら、

床材を設置しましょう。

 

天然木で作られたすのこも

猫の足に悪い床材ではないのですが、

猫が粗相をしてしまった場合を考えると

床材は取り外せるものを設置した方が安心です。

 

また隙間に毛が入り込んでしまうため

やはり手作りケージの床材は

隙間のないものがおすすめです。

 

特に子猫やシニアの猫には、

脚や関節に優しい

ジョイントマットが向いていますよ。

 

すのこが余ってしまった、という場合は

すのこをばらして1枚の板になるように接着して

床も手作りしてしまうのも良いでしょう。

 

見た目にも統一感が出ますし、

床を引っかいてしまう猫の場合には

爪とぎ代わりにもなりますよ。

 

その他にも、季節に応じて

柔らかいマットを敷いてあげたり、

ひんやりシートを敷いてあげたりと

猫が過ごしやすいようアレンジしてくださいね

 

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自作で猫のケージを作る方法!スチールラック編

最後に紹介するのは、下記のような

『スチールラック』を使って

猫用自作ケージを作る方法です。

市販のスチールラックをケージの骨組みにすることで

手間を省くことができますよ。

 

スチールラックは大型のものが多いので

2階、3階建てのケージも簡単に作ることができます!

 

必要な材料と道具その③

スチールラック 2ヶ

ワイヤーネット

*100均でもお取り扱いがあります。

結束バンド

バーベキュー用の網(ステップ用)

ナスカン
*扉を施錠するのに使います。

作り方は以下の通りです。

 

手順1:枠組を作る

下記の図のように、

スチールラックを左右に並べたら、

正面以外をワイヤーネットで全て

覆っていきます。

 

スチールラックで作るゲージ2

 

この時、ラックの横には猫が上に登れるよう

ステップを作るスペースを空けておきましょう。

 

 

手順2:正面の扉部分仕上げ

ラックの正面部分にも、ワイヤーネットを

取り付けていきます。

 

この時、結束バンドで留めるのは片側だけで

開閉できる状態にしておきます。

 

スチールラックで作るゲージ1

 

手順3:ステップを作る

先ほど空けておいたラックの横のスペースに

バーベキュー用の網などで作ったステップ

(段差)を取り付けます。

 

ステップを用意してあげることで、

猫が上の階へとスムーズに移動できますよ。
先ほど紹介した方法と比べて、

手間は掛かる点がデメリットでしょうか?

 

しかし、このゲージの良いところは、

脚にはキャスターがついていますので、

移動させたい時にも楽ちん。

 

これは、掃除の時以外にも、猫を一時的に

別の部屋に移動させたい時などにも、便利

ですね。

 

自作で猫のケージを作る際に注意することは?

 

猫は高いところが好きな生き物ですし、

高いところへもすいすい上ってしまいますから

ケージは背の高いものを用意してあげた方がいいですよ。

 

ですが手作りの場合、あまり高さのあるケージを作成すると

今度は倒壊の危険が出てきてしまいます。

 

猫が怪我をしてしまう原因にもなりますから、

高い自作ケージを用意する場合には、

結束バンドをたくさん使うなど、念を入れて作成してください。

 

猫用、簡単自作ケージの作り方について

材料ごとに解説していきました。

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今回は猫用自作ケージを中心に書かせていただきました。

 

100円ショップなどで販売されている物を使って

意外にも簡単に猫用ケージを作ることができます!

 

大切な猫のためにも、

快適なケージを作ってあげてくださいね。

 

以上、『猫のケージを自作!簡単な作り方や必要な材料、道具とは?』の記事でした。