カメと聞いて真っ先に想像するのは

なじみ深い『ゼニガメ』や『ミドリガメ』という方が

多いのではないでしょうか?

 

同じ亀の仲間でもリクガメ

動物園や水族館などの施設でないと

育てられないイメージが強いですよね。

 

ですが、実際に飼育をすることができるんです!

 

そこで、今回はリクガメがなつく方法や飼い方、

なつくまでの期間や遊び方など詳しく紹介していきます。

 

 

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リクガメはなつくの?

 

爬虫類や両生類は人には馴れない”という印象がありますよね。

 

しかしリクガメは飼い主のことを

しっかり認識することができるんです!

 

飼い主の手から餌を食べたり

後をついて歩いたりする行動も見られ

なついてくれている?』と

飼い主が感じる行動を起こしてくれます。

 

なつくまでにはリクガメとの過ごす時間が必要かと思いますが

いずれにしても愛情を持って大切に飼育すれば、

リクガメもきっと伝わるはずです。

 

積極的に話しかけたり、

コミュニケーションをとりましょうね。

 

 

 

リクガメがなつく方法や飼い方は?

温度管理など飼育が難しいイメージがあるリクガメですが

どのように迎える準備を進めれば良いのでしょうか?

 

どんな動物でも、なつくためには

心地よい環境を作ってあげることがとても大切です。

 

とはいえ、リクガメといっても種類は様々で

必要な環境も飼い方も異なってきます

 

ここからは、リクガメの中でもあまり大きくならず

初心者向きとされる“ギリシャリクガメ”を中心に

リクガメが快適に暮らせる飼育方法について紹介します!

 

広い水槽を用意

重々しい甲羅や、ゆったりした足取りから見られる通り

リクガメは立体での動きをあまりしません。

 

運動は平面に限られることを念頭に

リクガメ用には広い水槽を用意しましょう。

 

水槽の大きさは、リクガメが成体になった全長の

4倍程度の幅があるものを選ぶのがいいですよ。

 

成体のギリシャリクガメは15cm~30cmになるので

60cm~120cmの水槽が理想です。

 

高さはリクガメが立ち上がった時に

上に設置したライトなど極端に近づかないよう、

あまりに平たいものは避けてくださいね。

 

 

温度と湿度に気を付けて

 

リクガメに限らず、動物になついてもらうためには

住みやすい環境を整えることが大切でしょう。

 

野生のリクガメの多くは熱帯や礫砂漠・地中海といった

気温の高い地域に生息しています

 

そのため、飼育をする際はヒーターを使って

リクガメが活動するための体温を作る

ホットスポットを作る必要があります

 

ギリシャリクガメは一部の亜種を除き

地中海地方が出身です。

 

飼育する際は、水槽の下にシートヒーターを設置したり

セラッミクヒータを付けるなどして

水槽内の温度を25℃~30℃に保つようにしましょう。

 

また、ギリシャリクガメを飼育する場合は

湿度も50%を超えないよう注意が必要です。

 

高温を好むとはいえ

35℃を超えた環境では体調を壊しやすいです。

 

夏場は水槽内の温度が上がり過ぎないよう気をつけてくださいね。

 

熱帯雨林に生息するホシガメなどは

逆に水槽内が乾燥しないよう注意が必要です。

 

リクガメを飼育する場合は

必要に応じてエアコンの除湿機能も併用して

上手に温度・湿度を管理をしましょう。

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紫外線で体づくりを

 

森林棲などの一部のリクガメを除き

リクガメの多くは昼行性です。

 

活動をするために必要な体温も比較的高いので

飼育する際には、自然の太陽光と同じような光源を用意します。

 

また、リクガメは餌から摂取したカルシウムを

吸収するために紫外線を必要。

 

そのため、紫外線を含む波長を出すことができる

メタルハライドランプなどのライト

疑似太陽として水槽に設置しましょう。

 

爬虫類専用の蛍光灯も販売されており

紫外線の照射含有量別に種類が分かれているため

飼育したいリクガメの種類に合わせて適切なものを選べますよ。

 

爬虫類専用蛍光灯には紫外線を照射できる期限があり

説明書などに使用期限が記載されているので

期限が来たら必ず取り換えるようにしましょうね。

 

生活のリズムをつけてあげるためにも、

夜間はライトを消してあげてください

 

 

リクガメがなつくまでの期間はどのくらい?

 

なつくまでの期間は個体差や種類によって

性格が異なりますので『何ヶ月飼えば必ずなつく!』といった

明確な答えはありません。

 

どの種類のリクガメにも言えますが

毎日毎食なるべく同じ人が餌をあげる』と

飼い主を認識しやすいと言われています。

 

リクガメには学習能力がありますので

餌の前には必ず名前を呼ぶ』といった

“簡単なルールをつくる”とだいたい1ヶ月前後で

条件反射で名前を呼ばれたら来てくれるようになりますよ。

 

飼い主を認識してくれるようになったら

手から餌をあげることで

もう一段階リクガメとの仲を深めましょう

 

リクガメは餌と人間の指の区別ができませんので

餌と一緒に噛まれないように葉野菜や、

大きめに切った果物をあげることがおすすめです。

 

基本的に、リクガメは長寿な生物で

30年~50年生きる種類が多いです。

 

一度お迎えしたら、長い時間を一緒に過ごすのだから

早く馴れてもらおう、濃い関係を築こうと無理をせず

お互いに同じ家にいるのが自然』と

感じられるようになることが一番でしょう。

 

リクガメと一緒に遊ぶには?

 

リクガメと遊ぶ方法は様々ですが

コミュニケーションのとり方やリクガメの健康のためにも

リクガメと散歩に行くことは非常に有意義なことです。

 

リクガメはおっとりした印象に似合わず

運動要求が高い生物なので水槽に閉じ込められっぱなしでは

ストレスが溜まってしまいます。

 

とはいえ、交通量の多い地域に住んでいたり

歩道が極端に狭かったりと

『リクガメと安心して散歩できるような住環境ではない』という方も

多いのではないでしょうか。

 

また、リクガメは誤食も多いので

何が落ちているか分からない場所を歩かせるのは

非常に危険です。

 

散歩といってもベランダや庭で充分ですし、

部屋の中に放してあげるだけでも

リクガメのストレスは軽減しますよ。

 

上記の動画のように陽の当たる場所で

のんびり一緒に過ごすだけでも

リクガメは喜びますし、見ている側も癒されますね。

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リクガメがなつくおすすめのグッズは?

リクガメをお迎えするにあたって

具体的にどのようなものを用意すれば良いのでしょうか?

 

ここからは、リクガメに安心して暮らしてもらうために

あったらいい便利グッズを紹介していきますので

ぜひ参考にしてくださいね。

 

大きめの水槽


上記はリクガメのお家としておすすめの

大きめの水槽です!

 

しっかりとしたガラス構造で

正面のフロントドアには、ロックもついています

ので、リクガメが水槽から脱走する恐れもありません。

 

また、

他のペット(猫や犬)などを飼っているご家庭でも

安心して使うことができますよ。

 

また、正面フロント下部は通気性の良い構造

になっています。

 

フロント前面から入ってきた風は、

天井部分(メッシュ)に抜けていきますので

とても風通しが良くなっています。

 

 

ペットリーフ

上記はリクガメにおやつとしてあげられる

ペットリーフ植え替えキットです。

 

このように自宅で栽培した野菜や植物をあげれば

農薬などの安全面も心配せずに済みます。

ビタミンやミネラルが豊富な、ペットリーフ

なので、リクガメも好んで食べます。

1年を通してリクガメに、おいしい生草を

与えることができるのも嬉しいですね。

 

何より『リクガメに食べさせてあげよう』と思って

植物を育てる過程も楽しいものです。

 

自分で育てたものをリクガメが食べてくれた時の

喜びは人一倍嬉しいですし、

リクガメとの距離もぐっと縮まりますよ。

 

シェルター


上記のような、シェルターを用意してあげましょう。

 

リクガメが落ち着きたい時や

眠るときなどに身を隠す場所として使います。

 

安心できる隠れ家があることで

ケージの外に出て飼い主と遊ぶ時との

メリハリがつき易くなります。

 

また、リクガメのストレス軽減にも繋がりますよ

 

野生に近い環境を整えてあげることは

リクガメにとってとても大切なことなので

こういったシェルターもぜひ活用しましょう。

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いかがでしたでしょうか?

 

下記のようにリクガメの飼育経験者の中には

『手はかかるけれど、それ以上のものを返してくれる』

『ここまでなつく動物とは思わなかった』

『良い意味で裏切られた!』…など

という意見も多々見られます。

 

じっくりゆったりした気分で向き合えるリクガメは

ペットとしても非常に優れた生物であることが言えますね。

 

しかし、リクガメは野生の強い生物でもあり、

過度に人間の気持ちを投影することは禁物です。

 

『客観的な飼い方ができる』ということが

リクガメの飼い主に求められる

資質のひとつであることを忘れないでくださいね。

 

以上、『リクガメはなつく?方法やなつくまでの期間、飼い方、遊び方は?』の記事でした。

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