ロシアでは家畜化を目指して

ペット用の繁殖場まであるというキツネ

 

犬や猫にはないワイルドな見た目が魅力的なキツネですが、

一般家庭でペットにすることは可能なのでしょうか?

 

この記事では、キツネの飼育方法

ペットとして飼えるキツネの種類や値段

必要なものやおすすめの餌などについて紹介していきます。

 

キツネをペットとして飼育できるの?

 

そもそもキツネってペットとして飼っていいの?

という疑問をお持ちの方も多いかと思います。

 

現状、種類を問わずキツネを飼育する場合に

特別な資格は必要ありません。

 

そのため、野生種であってもペットとして

飼育すること自体に罰則はないんです!

 

しかし、野生のキツネはエキノコックスや狂犬病といった

病気を持っている可能性があるため、

“捕まえてきて飼う”ということは現実的ではありません。

 

特にエキノコックスはキツネやタヌキ、

犬を宿主にしている場合は、何の症状もありません。

 

ですが、人間が寄生された場合は

肝臓を破壊される可能性もある、恐ろしい寄生虫なのです。

 

そのため、キツネをペットにしたい場合は

ペットとして繁殖されたものを迎える必要がありますね。

 

 

 

キツネをペットとして飼育する時に許可は必要?

 

野生動物を飼う際や一時的に保護する場合は

保健所に届け出が必要ですよね。

 

ではキツネをペットとして飼う場合も

申請が必要なのでしょうか?

 

キツネを飼育するのには

行政の許可や届け出は必要ありませんよ。

 

また、特定外来生物に指定されているわけでもないため

ペット用にキツネを海外から輸入することについても

罰則があるわけではないのです。

 

しかし、検疫を通過することが困難であるため

個人でキツネを輸入することは不可能に近いでしょう。

 

ペットとして飼うのは、やはり国内でペット用に

繁殖されたものに限られるといえますね。

 

 

 

ペットとしてのキツネの飼い方は?

 

キツネは犬と違いトイレを覚えるということはありません。

 

また、野生の習性で床を掘ったり齧ったりすることや

誤飲、誤食も多くあります。

 

近種とはいえ犬のようにしつけが

できるわけではありません。

 

なのでキツネを飼う場合は、

家の中をフリーにするのではなく

基本的には大きめのケージで生活させることになります。

 

ケージの底にはすのこを敷いて、

足の裏が安定するようにしてあげましょう!

 

穴を掘る性質があるため、新聞紙やペットシーツ

といったものを床に敷くことはおすすめできませんね。

 

ケージ飼いが基本とはいえ、

キツネは運動要求も非常に高いので

ケージに閉じ込めておくと強いストレスを感じてしまいます。

 

そのため、キツネが活動を開始する夕方以降に

しっかり時間をとってケージの外で運動させてあげましょう!

 

庭があれば、リードをつけて遊ばせると良いですし、

穴掘りができるのでキツネのストレス軽減にも繋がりますね。

 

犬のように外に散歩に連れて行くのは

縄張りの外に連れて行かれることに恐怖を感じ、

個体の性格によってはストレスにもなり兼ねないため

あまりおすすめはできません。

 

食性は犬に近いため、ドッグフードをメイン野菜果物

そして犬と違って体内でタウリンを生成できないため

少量のキャットフードを与えます。

 

健康面では最低でもフィラリアや犬ジステンバー、

狂犬病といったワクチンを毎年接種する必要があります。

 

キツネを迎えたら、まず診察ができる動物病院を探しましょう!

 

 

ペットとしてキツネを飼う時の注意点は?

 

キツネを飼う場合に覚悟しておきたいのが声と臭い

 

キツネは夜行性のため夕方から活動を始めますが

鳴き声も活動音もうるさいため

集合住宅での飼育は避けた方が良いかもしれません。

 

キツネは群れの仲間と鳴き声で

コミュニケーションを図りますから、

遠くまで良く通る声を持っています。

 

そのため野生のキツネが生息する地域では

深夜、キツネの鳴き声がうるさいことに

頭を悩ませている人も多いのも事実。

 

夜中に大きな声で鳴く”というのは

飼い主のみならず近隣にも多大な迷惑がかかるので

キツネを迎える際は自身の住環境としっかり相談しましょう。

 

また、キツネ自身の獣臭以上に

気になるのが排泄物の強烈な臭い

 

猫の尿も独特の刺激臭がありますが、

キツネの便臭はそれを上回るとも言われているんです。

 

しかも、猫と違って決まったところで排泄をする習慣がないので

気が向いた時に、気が向いたところで用を足します。

 

キツネをケージから出している間は

排泄物との闘いになること必至ですね。

 

悪臭や騒音といったペット問題は

ご近所トラブルの元になり兼ねません!

 

犬や猫を含めてペット可、ペット共生型を

謳っているマンションであっても

キツネを飼うことは避けた方が良いでしょう。

 

建具を齧ったり、床を掘ったりという習性もあるため

特に賃貸マンションであれば尚更です。

 

個体によっては懐いてくれる子もいますが

犬や猫のように飼い主に寄り添ってくる動物ではありません。

 

根気強く接することで必ずなついてくれる

ということも残念ながら無いです。

 

それどころか警戒心の強い子を迎えてしまった場合は

撫でさせてくれるどころか目もあわせてくれないことも……

 

キツネと同じくアライグマなどの野生が強い

動物全般に言えることですが

人間には分からない“気に入らない何か”が起きた場合

態度が豹変することもあり、

原因不明で突然噛まれることも少なくありません。

 

ペットとしての歴史も浅く、

飼育方法も確立されていない部分が多いキツネ。

 

『外見がかっこよくて好きだから』

『人が飼っていない動物を飼いたいから』

といった安易な気持ちで迎えるのは

おすすめできない動物であることは確かです。

 

診察可能な動物病院が少なく、病気に対する治療法が

確立されていないことも注意が必要。

 

また、キツネを迎える前には

近所に診てくれる動物病院があるのか確認してからが安心ですよ!

 

 

 

ペットとしてなつくキツネの種類は?

キツネをペットとして飼育する場合は、

まずなつかないと考えて挑む方が良いです。

 

少なくとも、犬や猫とのような関係は

期待しない方がいいかもしれませんね。

 

あくまでも“キツネのなかではペットに向いている

キツネのなかではなつく“種類を以下に紹介していきます。

 

1:フェネック

 

ペットとして飼えるキツネと言われて真っ先に

思い浮かぶのがフェネックですよね。

 

猫にも似た可愛らしい外見が魅力のフェネックですが

キツネの仲間なんです!

 

寿命は10年程度と言われています。

 

フェネックはエキゾチックアニマルを専門に扱うショップや

ブリーダーから直接迎えることになります。

 

一番人馴れしている個体を紹介してもらうようにしましょう。

 

飼育に必要な情報を得ることも難しい動物ですので

購入後も相談に乗ってくれるショップや

ブリーダーを選ぶことも大切なポイントですよ。

 

価格は月齢や性別による差はあるものの

平均して80万円~100万円と高額ですね。

 

 

2:ナレキツネ

 

残念ながら、ナレキツネ

日本ではまだ繁殖されていません。

 

ギンギツネをペット用に改良したナレキツネ

名前の通り人馴れに重点を置いて作られた種類のキツネ。

 

寿命は飼育下では平均12年程度と言われていますよ。

 

ロシアでは一般家庭でもペットとして飼育されていますが

日本ではエキゾチックアニマル専門のショップを通して

入手するしかありませんね。

 

では『検疫が通過できるのか?』といった問題もあります。

 

ショップにお願いしても必ず入手できるとは限らない

希少性の高い動物のため、値段も決まりがないんだとか。

 

少なくともフェネックを下回る価格ではないと思われます。

 

 

3:アカキツネ

 

日本で一番見られる野生のキツネでもあるアカキツネ

 

ホンドギツネとも呼ばれて親しまれている

上記のアカキツネも海外ではペットとして飼われているんですよ

 

平均寿命は飼育下では12年程度です。

 

上にも挙げたように野生のキツネを捕まえて飼うのは

寄生虫などの危険から避けた方がいいです。

 

ナレキツネと同様にエキゾチックアニマルを扱うショップで

入手可能か相談する必要がありますね。

 

『これぞキツネ!』という

野生的な風貌が魅力のアカキツネですが

国内でのブリーディングはされていない様子で

入手は困難なんです。

 

ショップを通して輸入になる可能性が高いため

価格も定かではありませんが、

やはり国内繁殖されているフェネックよりは高額になる

と考えて良いでしょう!

 

キツネなどのエキゾチックアニマル専門を扱う

ペットショップは下記のサイトでチェックできますよ!

 

エキゾチックアニマル専門店 | BURDEN RETAIL

 

キツネの購入を考えている方は一度、覗いてしてみてくださいね。

 

 

ペットとしてキツネを飼育する時に必要なものは?

キツネを飼育する際に用意するものは

基本的に犬と同じものと考えてよいでしょう。

 

以下に、キツネを迎える前に必ず必要な

飼育グッズを2点紹介していきます。

 

大型犬用ケージ

最初に紹介するのは、どの種類のキツネでも

迎える前に必ず必要な飼育ケージ

 

例えば、大型犬用のものであれば

フェネックなどの、キツネにも十分のサイズ

ですょ。

 

大型犬用のゲージの良い点は、揺らしても

耐えられる強度があること

キツネの飼育ケージに適していて、おすすめのポイントですよ。

 

 

ハンモック

次のおすすめは、猫用ハンモックです。

 

猫同様に、キツネも隠れ家やベッドとして使います

 

特にフェネックは暑さに強く、

寒さに弱いために、冬場は暖かめのボアなどの、

ハンモックをつけてあげると喜びますよ。

 

 

 

ペットとしてキツネを飼育する時におすすめな餌は?

キツネの食事は缶詰などの

ウェットタイプのドッグフード

メインに与えることになります。

 

では、他にはどのようなものを与えれば良いのでしょうか?

 

以下にキツネの餌としておすすめのフードを

2点紹介していきます。

 

魚主体のフード

最初に紹介するのが魚主体のキャットフード

 

犬はタウリンを体内で生成できるため

ドッグフードにはタウリンが配合されていないものも多いのです。

 

ですが、キツネは食事から

タウリンを摂取する必要があります!

 

そのため、毎食ではなくて良いので

キャットフードを混ぜてあげると良いですよ。

 

ただ、猫がたくさん水を飲むように

キャットフードには、塩分の強いものや

少量でエネルギーが得られるように脂肪分が高いものが多いので

与えすぎないよう気をつけましょう!

 

 

コオロギ

最後に紹介するのがコオロギです。

 

野生下のキツネは昆虫を食べる食性があるため、

おやつとしてコオロギやミルワームといった

栄養価の高い虫を与えると喜びますよ!

 

鮮度も高く、狩りの充実感も得られますので

このような生餌を与えることがおすすめですね。

 

毎日与える必要はありませんが、

定期的に与えてあげましょう。

 

 

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お迎えの準備をするようにしてくださいね。

 

以上、『キツネをペットに!飼育方法や値段、寿命、おすすめのなつく種類も!』の記事でした。