小さな体に円らな瞳が魅力のハリネズミ

 

ペットショップでも見かけることが増えてきたハリネズミですが、

小動物の中では飼育の難易度が高いことでも有名です。

 

では、どのように飼育すればハリネズミの寿命を伸ばして

飼い主もハリネズミも楽しく暮らせるのでしょうか?

 

この記事では、ハリネズミの寿命を伸ばす飼育方法

寿命を伸ばす餌などを紹介していきます。

 

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ハリネズミの寿命は何年?

 

ハリネズミの寿命は5年~10年

 

野生のハリネズミの寿命が3年前後ですので、

適切に飼育すれば、長い寿命を持つことが分ります。

 

丈夫で病気にも比較的強いハリネズミですが、

実は接し方を間違ってしまうと警戒されてしまいます。

 

ですから、正しい適切な飼育方法を身につけることが必要でしょう。

 

 

ハリネズミの飼い方で気をつけることは?

 

ハリネズミの飼育で気をつけたいのが

なるべく病気にさせないこと

 

ハリネズミを診察できる動物病院は少なく

病気になった時に病院探しで躓くことも。

 

ハリネズミはダニ症檜などの木材アレルギーといった

皮膚の病気を発症しやすいのですが、

どちらも未然に防ぐことができます。

 

ダニ症は飼育ケージを清潔に保つことで防げますし、

アレルギーは反応する材木にハリネズミを近づけない、

ケージの床材に木材を避けてあげれば安心ですよね。

 

歯周病も特にシニアのハリネズミに見られる病気ですが

噛んで遊べるおもちゃを与えたり、

繊維質のおやつで歯間に詰まった汚れを取るといった

工夫をして防いであげましょう!

 

病院に連れて行かれることに

強いストレスを感じる子も少なくないため

家庭で防げる病気は、対処してあげるようにしましょうね。

 

病院に行かなくて済むように気をつけることも

ストレスに弱いハリネズミの寿命を伸ばすためには

大切なことですよ。

 

ハリネズミの寿命を伸ばす飼い方って?

では、具体的にどのような飼い方をすれば

ハリネズミに負担をかけずに、

寿命を伸ばしてあげることができるのでしょうか?

 

以下に、ハリネズミの寿命を伸ばす飼育のポイント

5点紹介していきますので、参考にしてくださいね。

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なつくことを期待しない

 

ハリネズミは臆病で神経質な性格で、

犬や猫のように陽気に飼い主とはしゃいで遊ぶ、

といったことはありません。

 

そのため『一緒に暮らすのに慣れてくれる

ということを目標にハリネズミに接することが大切。

 

ハリネズミをお迎えしたら、

シェルターやハウスの中に飼い主のハンカチや

Tシャツの端切れなどを入れて

においに慣れてもらうことから始めましょう。

 

その後、“手の甲のにおいを嗅がせてからおやつをあげる”

といったように段階を踏んで

飼い主の手に馴らしていきましょう。

 

ハリネズミの馴れ方には個体差が大きく

自ら寄ってきて飼い主を舐める子もいれば

飼い主が寝た後しか活動しない子もいます。

 

期待したようになつかないから可愛くない、

早くなつかせたい、と無理なスキンシップを図ると

ハリネズミは恐怖心から攻撃的になってしまいます。

 

警戒しなければいけない相手と暮らすハリネズミも

強いストレスを感じて寿命に影響がでる可能性も

 

焦れば焦る程、ハリネズミとの関係は

険悪になりかねませんので、

その子のペースで馴れてくれるのを待ってあげましょうね。

 

 

温度管理をしっかりと

 

ハリネズミが快適に感じる温度は24℃~29℃

湿度は40%程度

 

ハリネズミは夏場にケージ内の温度が30℃を超えると

熱中症夏眠状態になってしまうことも!

 

また、気温が18℃を下回ってしまうと冬眠に似た

低体温の状態になってしまいます。

 

いずれもハリネズミにとっては負担が大きく

体力も寿命も削り取ってしまいかねない状態です。

 

夏眠や冬眠状態にならないように

エアコンやペット用ヒーターを使って

上手に温度管理をしてあげてくださいね。

 

 

運動でストレス解消

🦔ハリネズミのたわし🦔さん(@tawashi.12)がシェアした投稿 –

ハリネズミは餌を探し求めて移動を続ける動物なので

運動欲求は高めです。

 

しかし、外を散歩させてあげるのは危険ですし

臆病なハリネズミの性格を考えると

連れ出されることがストレスになってしまう可能性も。

 

そこで役立つのがケージに入れて使う回し車です。

 

小さすぎるものだと、遊ばなかったり

使っているうちに腰を痛めたりしてしまうため

直径30cm程度のしっかりしたものがおすすめ!

 

目の細かい網で足場が作られたものであれば

脚を挟んで骨折する恐れもなく安心ですね。

 

また、ハリネズミのは潜って遊ぶことも好きなので

トンネルのおもちゃで遊ぶ子も多いです。

 

同じく潜ることが好きなフェレット用のものを

設置してあげると良いでしょう。

 

ケージの外でも過ごせるような子であれば、

部屋に出して歩かせてあげるのも良いですよ。

 

野生の環境を真似て部屋の所々におやつを置いて

宝探しをさせるとハリネズミも喜んでくれるでしょう。

 

運動不足になると、肥満やストレスから

寿命を縮めてしまいますので、

お気に入りのおもちゃで、たっぷり遊ばせてくださいね。

 

 

単体で飼育する

canacoさん(@canaco7781)がシェアした投稿 –

野生のハリネズミは縄張り意識が強く、

群れで行動するという習性がありません。

 

そのため、複数で同じケージに入れられると

強いストレスを感じてしまいます。

 

身体が小さいこともあり、

『複数で身を寄せ合ってたら可愛い!』と

安易に考えてしまいがちですが、

複数飼育したい場合は、ケージも複数必要になります。

 

また、親子であっても父親は

子供を食べてしまうことがあるため、

同じケージに入れるのは母親と子供だけにしましょう!

 

雌同士で相性が良い場合は、

同じケージで生活できることもありますが

相性は飼ってみないと分からないものなので

あまりおすすめはできません。

 

寿命を伸ばすためにも、ハリネズミは

基本的に一匹で飼育するようにしましょうね。

 

体重管理を怠らない

hedgehog-ginさん(@hedgehog_gin)がシェアした投稿 –

ハリネズミの平均体重は250g~600g

 

筋肉の量や体の大きさに個体差があるため

平均体重にも開きがあります。

 

そのため、こまめに体重を計って

うちの子のベスト体重を把握しておく必要があります。

・お腹がでっぷりしてしまって、うまく丸まれない

・お肉が邪魔でグルーミングができない

・お腹に肉が付き過ぎて、地面についてしまう…など

上記のような状態が見られたら、肥満のサインです。

 

“フードを低カロリーのものに変える”

“おやつをやめる”といった対処が必要ですよ。

 

逆に成長期のハリネズミの体重が増えないといった場合は

タンパク質などの身体を作る栄養が取れていない可能性も。

 

野生のハリネズミは昆虫を好んで食べるため

コオロギやミルワームといった生餌

あげてみるのもおすすめですよ。

 

成長期でもシニア期でも体重が減り続けるという場合は

病気の疑いがありますので、たとえ元気であっても

動物病院に連れて行くようにしましょう。

 

体重は最も分かり易い健康のバロメーターなので

しっかり管理して、ハリネズミの寿命をのばしてあげましょう。

 

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ハリネズミの寿命を伸ばすための餌って?

健康を維持して寿命を伸ばすためには

バランスの良い食事は欠かせませんよね。

 

しかし、ハリネズミは意外に食にうるさく

偏食な個体が多いので、食事選びが大変!

 

以下に、ハリネズミの寿命を伸ばすために

おすすめの餌を3点紹介していきます。

 

専用フード

最初に紹介するのはハリネズミの主食となる

ドライフードです。

 

動物性タンパク質が豊富で、幼体のハリネズミにも

ふやかして与えられますよ。

 

脂質やタンパク質などハリネズミに必要な栄養素が

理想的な量含まれているため

健康な体を作り、寿命を伸ばすのに効果的なフードです。

 

ハリネズミは偏食なので大きい袋のフードを買っても

食べてくれないことがあるため、

上記のように少量であれば試しやすいですよね。

 

ヤギミルク

次に紹介するのは、

粉末タイプのヤギミルクです。

 

ぬるま湯で溶かして使う、こちらの

ヤギミルクは、ハリネズミの食欲がない時

や病気の時などの、栄養補給のピッタリ!

 

昨日まで食べていたフードを突然食べなくなった

という時にも、ヤギミルクを混ぜると

食べてくれることもありますよ。

 

嗜好性も高い上に、牛乳で下痢をしてしまうこともないので

安心して与えられます。

 

シニア期の栄養補給にも最適なので

寿命を伸ばすお守りとして常備しておくのもおすすめですよ!

 

ミルワーム


最後に紹介するのは、ハリネズミの大好物でもある

生きたミルワームです。

 

抜群の嗜好性を持つミルワームは、

コミュニケーションをとるための

おやつとしてもおすすめですよ。

 

ミルワームには脂肪分が豊富なので、

喜ぶからと与えすぎると

あっという間に肥満になってしまいます

痩せている子の栄養補給にはとっても役立つでしょう。

 

ミルワームやコウロギのような大好物を食べる喜びは

寿命を伸ばすことにも有効ですので、

適量を守って与えてくださいね。

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いかがでしたでしょうか?

 

ハリネズミはストレスを感じやすく、

人との触れ合いを好まない子も多いため、

抱っこなどを無理強いするのはおすすめできません。

 

ケージを見る時も、上から覗き込まずに

ハリネズミの目線に合わせてあげるなど

怖がらせないように接してあげてくださいね。

 

ストレスを少なくすることが

寿命を伸ばすためには欠かせませんので

ハリネズミに寄り添った飼育を心がけましょう。

 

以上、『ハリネズミの寿命は何年?長生きさせるため方法や飼い方、餌は?』の記事でした。

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