豊かな飾り毛と半分立った耳が人気の犬種、

シェットランドシープドッグ、通称”シェルティ”。

 

長い被毛が特徴的なシェルティですが、

そのトレードマークも夏には暑そうですよね。

 

そこでおすすめなのが、

シェルティのサマーカットです!

 

今回は、シェルティのサマーカットを

自分でするための方法をご紹介しますね。

 

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シェルティのサマーカットをお店でしてもらう相場は?

シェルティのサマーカットをお店でしてもらう場合、

価格は6000円から9000円ほどかかることが多いようです。

 

やはりシェルティはトイプードルなどの小型犬と比べ、

体が大きいですから、サマーカット料金も

その分高額になってしまう傾向にあるとのこと。

 

高額なサマーカット代金を節約するため、

飼い主の中には“シェルティのサマーカットを自分で行う”

という人もいるんですよ。

 

 

 

シェルティのサマーカットの種類は?

シェルティのサマーカットのスタイルは一つだけではありません。

 

続いては、シェルティのサマーカットの中から

おすすめな三種類をご紹介しますね!

 

シェルティのサマーカットの種類1:サマーカット

 

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まず初めに紹介するのはサマーカットで、

上記の画像のスタイルになります!

 

こちらはシェルティの豊かな飾り毛をバッサリとカットし、

夏にも過ごしやすくしますよ。

 

カット後はまるで別の犬のようになってしまいますが、

いつもとはまた違う可愛らしさがあるサマーカットですね。

 

 

シェルティのサマーカットの種類2:さっぱりカット

 

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次に紹介するサマーカットが『さっぱりカット』です。

 

こちらはシェルティの特徴である飾り毛を一部分カットし、

さっぱりと過ごしやすくするサマーカット。

 

胸の部分の豊かな飾り毛は残し、

背中の飾り毛は短くすると良いでしょう!

 

先ほどの”サマーカット”とは違い、

シェルティの見た目が大きく変わることのないサマーカットですね。

 

いきなり、ばっさり切ってしまうのは不安……

という方におすすめですよ

 

 

シェルティのサマーカットの種類3:ライオンカット

参照元:youtube/PsRinda

 

最後に紹介するサマーカットは、『ライオンカット』です。

 

シェルティ以外にもポメラニアンや

トイプードルでおなじみのサマーカットですね。

 

胸の部分の飾り毛は残し、

それより下の被毛を短くすることにより、

まるでたてがみのあるライオンのような姿にするサマーカット。

 

画像では背中の毛を丸刈りにしていますが、

ある程度の被毛は残しておいても良いでしょう。

 

一風変わったシェルティのサマーカットに興味がある人は、

ぜひ試してみてくださいね。

 

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シェルティのサマーカットを自分でするやり方は?

次にシェルティのサマーカットを自分で行う方法を画像付きでご紹介します。

 

今回は、シェルティのサマーカットの中から

先ほど紹介した『サマーカット』のやり方を見ていきましょう。

 

シェルティのサマーカット手順1:体調チェック・簡単なお手入れ

シェルティーのサマーカット手順3

 

シェルティのサマーカットの工程で、

初めに行うべきなのが『体調チェック・簡単なお手入れ』です。

 

カットには時間がかかるものですから、

シェルティがカットの時間に耐えられる状態であるのかを確かめましょう。

 

特に高齢犬の場合は、

体調が悪そうだったらカットは取りやめにしてください。

 

体調チェックの項目は、鼻水などが出ていないか、

いつも通り元気がある状態か、毛ヅヤは良いか、などですね。

 

このとき犬の体に軽く触り、

怪我やできものがないかの確認も行っておくと

なお良いでしょう。

 

体調チェックの後は、簡単なお手入れを行います。

 

このとき行うのが、耳垢取り、耳毛除去、爪切りなどですね。

 

これらのお手入れは犬の健康を守ることにも繋がりますから、

ぜひ行ってあげてください。

 

 

シェルティのサマーカット手順2:ブラッシング

犬カット前のブラッシング

 

体調チェック・簡単なお手入れを終えたら、

続いては『ブラッシング』を行いましょう。

 

先ほど紹介したスリッカーブラシとコームを用いて、

犬の毛をまっすぐに伸ばしていきます。

 

このとき毛玉を発見したら、

スリッカーブラシで解いていってください。

 

コームで無理に除去することは避けましょう。

 

ちなみに画像で使用しているブラシは『ピンブラシ』と言って、

シェルティのような長毛種の犬の毛の流れを良くするために使用します。

 

カット後の仕上がりを整える際におすすめなので、

用意しておくと良いですね。

 

ブラッシングの方法ですが、まずブラシを持つ手に力は入れず、

軽く触れるような感覚でブラシを入れていきます。

 

この時、ブラシを持たないもう片方の手で

犬の皮膚を押さえるとやりやすいですよ。

 

また、ブラシを入れた後は必ずコームも使用し、

毛のもつれや毛玉が解けているかどうかを確認するようにしてください。

 

身体だけでなく、脚やしっぽなど、

毛が生えている部位には

すべてブラッシングをしていくようにしましょう。

 

 

シェルティのサマーカット手順3:足裏・腹バリカン

足裏にバリカンをかける

 

ブラッシングが終わったら、次に『足裏・腹バリカン』を行います。

 

バリカンを使用し、足の裏にある肉球から生えた毛や

お腹周りの毛を除去していく作業です。

 

足裏の毛は伸びていると歩く際に負担となるため、

お腹周りの毛は排尿時に汚れやすく、

衛生上良くないために処理していきます。

 

このとき使用するバリカンの刃は、

どちらも1mm刃です。

 

まずは足裏バリカンですが、

慣れていないうちは犬が横になっている時に行うと良いですよ。

 

バリカンの刃の角を使い、肉球の間に刃を入れていきます!

 

この作業は犬に怪我をさせやすいため、

難しいと感じたら肉球の表面の毛を除去するだけで構いませんよ。

 

次に腹バリカンですが、この作業では犬を二本足で立たせる必要があるため、

二人一組で行うと良いでしょう

 

一人が犬の前脚を持って二本足で立たせ、

もう一人がバリカンを使用していきます。

 

バリカンをかける範囲ですが、

これは後ろ足の付け根からお腹のあたりまでですね。

 

犬の後ろ足の付け根付近には

”タックアップ”と呼ばれる皮膚がたるんだ部分があり、

ここにバリカンを入れてしまうと

毛がをさせてしまいやすいので注意してくださいね。

 

 

シェルティのサマーカット手順4:ボディバリカン

シェルティーのサマーカット手順1

 

続いては『ボディバリカン』を行っていきましょう。

 

この作業では、その名の通り

シェルティの体部分にバリカンをかけていきます。

 

使用する刃の長さはサマーカットのスタイルによっても変わりますが、

9mm程度が良いでしょう。

 

さっぱりさせたければ6mm刃もおすすめ。

 

バリカンをかける範囲は、

シェルティの後頭部からしっぽの付け根までですね。

 

バリカンは必ず毛並みに沿って、

少しずつ動かしていくようにしてください。

 

 

シェルティのサマーカット手順5:脚・しっぽカット

 

シェルティーのサマーカット手順4

ボディバリカンが終わったら

『脚・しっぽカット』の工程です。

 

この作業では仕上げバサミと

スキバサミを使用するのがベストですが、

ハサミの扱いに自信がない方やカットの時間短縮をしたい人は、

画像のようにバリカンを使用しても良いでしょう。

 

ハサミを使用する場合、

まずはスキバサミでバリカンをかけたわき腹と

脚の付け根部分の毛をなじませていきます。

 

その後、仕上げバサミでカットしていきましょう。

 

カットしていく毛の長さは、

ボディバリカンを行った長さと合わせると良いですね。

 

シェルティのサマーカットでは、脚の飾り毛もカットしてしまい、

夏でも過ごしやすいスタイルにしていきましょう。

 

つい忘れやすい部分として、

脚の内側の付け根が挙げられます。

 

サマーカットの仕上がりに関わってきますので、

目に見える部分だけでなく

足の内側もしっかりとカットしてくださいね。

 

四本の脚のすべてをカットし終えたら脚カットは終了です!

 

次はしっぽカットを行いましょう。

 

こちらでも、まずはスキバサミで

先ほどバリカンをかけた部分となじませる作業から行います。

 

この時、しっぽの毛量が多いようでしたら

スキバサミで毛をすいてくと良いですね。

 

それが終了したら、仕上げバサミで

しっぽの形を整えていきましょう。

 

シェルティのサマーカットでは毛を短くしていくため、

丸い狸のしっぽのような形を作っていくと可愛いですよ。

 

その際、ハサミを丸く動かしていくようにしてくださいね。

 

 

シェルティのサマーカット手順6:顔・耳カット

シェルティーのサマーカット手順2

 

続いて行うのが『顔・耳カット』です。

 

シェルティのサマーカットの仕上がりを決定する重要な部分。

 

まず、シェルティの豊かな飾り毛の胸部分も短くカット、

それに合わせ顔の飾り毛も短くしましょう。

 

全体のシルエットを丸くすることが、

シェルティのサマーカットの特徴です。

 

耳の部分の飾り毛もばっさりカットして

耳の形がはっきり分かりやすくなるように切ることがコツですよ。

 

毛量が多い場合はまずスキバサミを使用しましょう。

 

シェルティがすっきりした顔立ちになったら、

顔・耳カットの完成です。

 

 

シェルティのサマーカット手順7:全身チェック

シェルティーのサマーカット イメージ画像

 

ここまで全ての工程を終えたら、

最後に行うのがこの『全身チェック』です。

 

カットを終えたらそれで終わりにするのではなく、

必ず見直しの時間を作るようにしてください。

 

シェルティのサマーカットではバリカンを使用しますから、

バリカン跡が残っていないか、

脚が左右対称となっているかなどを確かめましょう。

 

必要であればバリカンをかけなおしたり、

スキバサミでなじませていくようにしてくださいね。

 

仕上がりに問題がなければ

『シェルティのサマーカット』の完成ですよ。

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今回は、シェルティのサマーカットのやり方について紹介していきました。

 

シェルティは被毛が多く長い犬種ですから、

夏を快適に過ごさせてあげるためにサマーカットにする、

という方は多いですよね。

 

しかし暑そうだから、と言って毛を切りすぎると

夏の日差しがダイレクトに皮膚にあたり、

シェルティが余計につらい思いをする結果となるかもしれません。

 

シェルティのサマーカットをする際には、

事前に獣医師などと相談し、

その程度の毛の長さであれば問題がないかなどを

確認しておくと良いですよ。

 

以上、『シェルティのサマーカットの種類ややり方!自分で簡単にする方法とは?』の記事でした。