うさぎは、品種、オスメス、また時期(年齢)

により、さまざまな特徴があり、同じ品種の

うさぎでも、それぞれに個性があり、性格も

まちまちです。

 

ぬいぐるみのように、愛らしいうさぎですが、

生まれてから、大人になるまでの過程で

うさぎの心と体には、さまざまな変化があらわれます。

 

これらを理解していないと、飼主さんは

時に、変化するうさぎの行動や、心の変化に、

戸惑ってしまいかねません。

*中には、全く変わらない仔もいます。

 

人間と同じように、『思春期』もあり

うさぎも、難しいお年頃に突入したりもします。

 

それゆえに、

飼主さんは、うさぎの生態や特徴をしっかり理解

する必要があり、お迎えした際には、ぜひ愛情深く

育ててあげて下さい♡

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うさぎの年齢や成長ごとの特徴

それでは、

誕生から幼少期、青年期、壮年期、老年期と、

その各時期に見られる『うさぎの特徴』を、

順番に見ていきましょう。

 

幼少期

幼少期のうさぎ

『誕生~4ヶ月頃』
うさぎは生まれてまもなくは、まだ母親や、

その兄弟達と一緒に過ごし、生後2ヶ月くらいで

離乳します。

 

しばらくは、このまま家族と共にいるのが理想的

ですが、家族から離れペットショップなど、

新しい飼主さんに迎えられるのは、この後で、

おおよそ生後3ヶ月前後です。

 

人間で言うと、5~9歳くらいですね。

まだまだ、母親の温もりが恋しく、べったり甘えたい時期です。

 

青年期

青年期のうさぎ

『4ヶ月~3歳頃』
しだいに、子供から大人へ成長していきます。

この途中過程には、人間同様に【思春期】

があります。心と体が大きく揺れ動く時期ですね。

 

しだいに、自我が目覚めて大人になる準備をします。

 

一番やんちゃで、『気難しいお年頃』ですね。

うさぎの心と体の変化を受け入れ、しつけなどは

焦らず根気良く行いましょう。

*この時期のしつけは、しっかりと・・。

 

個体差がありますが、【思春期】の特徴として、

甘えん坊さんが、少しクールで連れない感じ?

になったり、わがまま傾向になる?など・・

今までとは違う行動に出る傾向があります。

 

ただ、これも一時的なもので終わりは必ずきます。

1歳を過ぎるまでは、こんな感じですが、

それを過ぎれば、体や心の成長も落ち着き

一段落してきます。

 

注意する点としては、この大切な時期に、

甘やかし過ぎない事です。とは言え、愛情は

しっかりと注いであげて下さいね。

 

うさぎが勘違いして、

人間よりも自分の方が偉い?と思ったりする?

事がないよう、上下関係だけはしっかりつけて

おく必要はあります。

 

ダメな事がダメ!と、根気良く愛情深くしつけ

をする事が大切です。ただ、これらの振る舞いも

心と体が成長する過程で、表にに出てくる行動

なので、温かく見守ってあげて下さい。

 

青年期は、

人間で言うと、9歳から30歳くらいまでです。

つまり、【思春期】にあたる時期は、この前半

を指します。

 

壮年期

壮年期のうさぎ

『3歳~5歳頃』
この時期のうさぎの特徴としては、

心身共に、穏やかに過ごせると言う点です。

 

うさぎも飼主さんも一番穏やかに過ごせる時期

ではないでしょうか?心と体の成長も落ち着き、

飼主さんとの信頼関係も深まりつつ、とても

良いコミュニケーションが、しっかりと出来上がっている頃です。

 

いずれ、うさぎも老いが来ますが、

健康で長生きさせてあげる為にも、引き続き

しっかりと健康管理をしてあげてください。

人間で言うと、30歳~50歳くらいですね。

 

老年期

老年期のうさぎ

『5歳以降~』

うさぎも、この時期になると老年期に差しかかり

病気にかかりやすい年齢です。

 

毎日体をさわったり、引き続き体調チェックをし、

異常があればすぐに獣医さんに見てもらいましょう。

 

個体差がありますが、この時期の特徴としては、

少しづつ、何らかの異変が出てくる可能性があります。

 

例えば・・。

今まで、ちゃんと出来ていたトイレに失敗して

しまったり?ご飯の食べが悪くなるなど・・

しだいに、老化が始まりますが、

どうか、失敗はおおらかな気持ちで対応して

あげてください。

 

食欲がなくなってきたら、

食事に変化をつけて、食欲がわくような工夫

をしてあげてください。

*いつもと違う、野菜やオヤツなど・・

老年期は、人間で言うと、50歳以降です。

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性格による特徴

可愛いうさぎ画像2

うさぎの性格は、品種によっても違いがあるのは

事実ですが、個体差に左右される部分も大きいです。

 

ツンデレな仔もいれば、甘えん坊さんの

うさぎもいます。

 

ただもうひとつ、うさぎの性格の特徴として、

実はホルモンバランスも関係しています。

うさぎの気持ちは、秋の空のように波があります。

 

うさぎには、そんな『きまぐれ』な部分がある

のも確かです。

 

人間同様、気分が乗らない時があっても、

それも自然な事です。

 

そんな『きまぐれ』な気分の変化に、

時に飼主さんは、振り回される事もあるかも?

しれませんね^^;

 

甘えん坊さんになる時もあれば、

気が立ってイライラしたり、スプレー攻撃が

エスカレートしたりする事があります。

 

これらの変化も、ホルモンのバランスが関与

しています。ホルモンバランスは、時期によって

も大きく変化します。

 

それは例えば、思春期や繁殖期です。

これらの時期は、特にホルモンバランスが大きく

乱れやすいので、まるで性格が変わってしまった?

かのように、性格や行動の変化が出やすい時期です。

 

ただし、個体差があるので、あまり変化がない?

うさぎも、もちろんいます。

 

このような変化が出やすいのは、

虚勢避妊をしていない、うさぎに出やすい

傾向があります。

 

子供を産ませる予定がない場合・・・。

もしくは、病気予防の為に・・。

あらかじめ、適切な時期に避妊や去勢手術を

される飼い主さんも、今は多くいらっしゃいます。

 

ただし、これで大丈夫?とも言い切れず、

虚勢や避妊手術をしたうさぎでも、中には、

多少の名残?が残る場合もあります。

 

とは言え、うさぎの気分に、

あまり神経質になってしまうと、それはうさぎにも

伝わってしまいます。

 

うさぎが、甘えたい時には、

いっぱい甘えさせて、そうで無いときは

あまり干渉せず、上手に距離感を保つ事が、

うさぎのとってもベストです。

 

うさぎのオスとメスの性格の違いや特徴

うさぎのオスとメスの違い

外観的な見ためは、あまり変わりませんが、

メスの方が若干大きめです。また、オスとメスでは

性格や行動に、大きな違いがあります。

 

本能的に、オスは縄張りを守ろうとし、

攻撃的になったり、メスは子育てを頑張ろうと

神経質になったりする傾向があります。

 

とは言え、このような行動は、

非常に個体差があるので、必ずこうなる?と言うもの

ではありません。

 

それでは、うさぎのオスとメスでは、どんな違いや

特徴があるのでしょうか?いろんな行動パターンを

例にあげて見ていきましょう。

 

オスの性格

まずは、うさぎのオスですが、

本能的に、縄張り意識が強い傾向にあります。

 

自分がココと決めたテリトリーに、

一歩でも誰かが侵入しようものなら、必死で威嚇

してきますし、攻撃対象になります。

 

そして、自分の縄張りを広げる度に、

自分のオシッコをかけて、「ココは俺の縄張りだ!」

と、しっかりと自分の縄張り主張をします。

 

しかし、

飼主さんを含め、気を許した相手に対しては、

上記からは想像もできないくらい『甘えん坊さん』

になり、かまって欲しくていろいろアピールして

来る仔が多いのも、オスの特徴ですね。

 

発情期がきた時のオスの行動

縄張り意識がMAX状態になり、

オシッコをかける行為(スプレー攻撃)が

どんどんエスカレートします。

 

オスの性格は素直で真っ直ぐな所があり、

メスよりも甘えん坊な仔が多く、懐きやすい傾向

があります。

 

ただし、その後、体が成熟し大人になると、

上記のように縄張り意識が芽生えますので、

スプレー攻撃や、マウンティング(疑似交尾)

などの行動が見られるようになります。

 

また、睾丸が目立つようになるので、

悪い病気?と心配され、動物病院に連れて

行かれる方もいます。
*これは、病気ではなく、性成熟したオスに見られるものなので御安心下さい。

 

この時期に、うっかりお部屋の広い場所でうさぎ

豪快にを遊ばせてしまうと、縄張りを広げようと、

あちらこちらにオシッコ飛ばしをしてしまいます。

 

散歩は、飼主さんしだいですが、ゲージ内や

飼主さんの許容範囲内のスペースで遊ばせ、少し

づつスペースに広げるやり方がベストですょ。

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メスの性格

メスは、やはり子育てをするので、

オスとは対照的に母性も働きます。母親うさぎは

大切な我が子を守る必要もあるので、

肝っ玉母さんになります。

 

巣穴や、自分自身の『守り』を固くします。

母親うさぎは、性格も非常にしっかりしていて、

その姿はまさに『母は強し』と言った感じです。

 

オスよりも、自立心もあるのも特徴のひとつです。

また、メスは、甘えん坊なオスに比べると

『ツン』とし『クール』な一面もあり、気が強い

傾向があると言われています。

*すべてのメスうさぎに、共通するわけではありません。

 

発情期がきた時のメスの行動

発情期のメスは、

とても慎重で、警戒心が強くなります。

 

この時期は、神経質になる仔が多く、

母性本能が、さらに強くなる傾向があります。

 

ウサギのメス(肉垂)

そして、外観的な特徴として、メスの首元には

【肉垂(にくすい)】が呼ばれるものが確認

できるのも、メスうさぎの特徴です。

(上記画像参照)

*これは、別名【マフ】【マフラー】とも言われ、2~3歳くらいになると、確認できるようになります。このような肉垂は、メスにしか見られない特徴です。

 

偽妊娠の特徴

発情期のメスの特徴敵な行動として、『偽妊娠』

があります。

 

それは、妊娠をしているわけでもないないのに、

『巣作り』をするような行動をする?事を指しています。

 

巣材になりそうな物、例えば絨毯の毛や、毛布、

自分の胸の毛までも、むしり取って、せっせと

巣作りを繰り返します。

 

ただ、このような行為を続けさせるのは、

あまり良くはありませんし、ウサギのメスは5歳を

過ぎると、子宮の病気が非常に多くなり、

癌のリスクが倍増します。

 

もし、子供を産ませる予定がないのであれば、

このような病気や、偽妊娠を予防する為にも、

適切な時期に、避妊手術をする事も視野に入れて

おく事もお勧めします。

 

うさぎの顔や見ための特徴

可愛いうさぎ画像3

まるでぬいぐるみのような、

可愛い見ためのうさぎですが、現在、私達の周り

にいる、飼育用のうさぎも、もともとは

『穴うさぎ』として生き、厳しい自然界の中で

我が身を守るため、環境に適応するために進化

してきました。

 

トレードマークの長い耳、口や鼻、手足、しっぽ

に至るまで、生きる為に進化した、それぞれの

特徴があります。

 

うさぎの目は視界良好

うさぎの目

うさぎの目は、正面ではなく顔の横に

目がついているのが特徴です。

 

それゆえに、うさぎの視界は、何と360度?と

とても良好です。

 

しかし、それに対して肝心な視力は、

あまり良くありません。特に、うさぎにとって、

自分の目や鼻の先は、【死角】となります。

 

オモチャなども、与え方しだいでは、

全く見えていない可能性もあります。

 

ウサギの目や口元に、オモチャを近づけて

も、気づいてはもらえません・・。

 

うさぎの『死角』に入ってしまうからです。

死角で何をやっても、オモチャと認識する事は

不可能です。

 

決して物欲がないわけではなく、実は見えて

ないだけ^^;

 

あまり、オモチャに興味を示さない?無関心?と

勘違いされてしまう?可能性も充分ありえます。

 

ただし、鼻は非常に効くので、ちゃんと匂いのある

オヤツなどの食べ物は、ちゃんと認識する事が

できますょ。

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うさぎの鼻ピクピク?のわけ

ウサギの鼻

うさぎは、

よくお鼻を【ピクピク】させています。

これも、うさぎの特徴のひとつですね。

 

ウサギは、起きている時は、

鼻をピクピクさせて、常に周囲の情報を収集

しようとしているのです。

 

うさぎを良く観察してみて下さい。

うさぎの鼻の動きを観察するだけでも、うさぎ

の気持ちを理解する第一歩になりますょ。

 

リラックスしている時は、

鼻の動きもゆっくりです。また、完全に寝ている

時は鼻は動きません。

 

しかし、興奮している時は、

かなり早いスピードで、鼻をピクピクさせている?

のが分かりますょ○^^○

 

1分間に、何と120回くらいピクピクさせている?

事もあります。うさぎは、嗅覚がとても効くので、

飼主さんが、どのくらいの位置にいるのか?

も、飼主さんの匂いで、すんなり分かります。

 

当然の事、野生のうさぎの場合は、

仲間や敵までの距離も、匂いを嗅ぐだけで、

把握できると言われています。

 

ゆえに、人間にとっては良い香りだと思える

匂いも、うさぎにしてみれば【キツイ匂い?】

と感じてしまう事も、中にはあるかも?

しれませんね^^;

 

また、自分のご飯やオヤツの匂い以外に、

成熟したうさぎが出す【フェロモン】も感知します。

 

こうして匂いで、うさぎは本能で、繁殖の時期を

知る事ができるわけですが、1頭飼いの場合は、

それは難しいかもしれませんね^^;

 

よって、うさぎが繁殖力の高さは、

この【フェロモン】を嗅ぎ分ける能力がある事も、

深く関係していると言えます。

 

うさぎの耳はなぜ長い?

うさぎの耳

うさぎと言えば、長~いお耳が特徴です。

うさぎは、視力じたいが、あまり良くはありません。

 

そのかわりに、この長い耳は、

そんな視力をカバーする役目も果たしています。

 

例えば、音のする方角に耳を動かすだけで、

全角度(360度)の音を、すべて拾う事ができる!

とても便利が耳の持ち主なのです。

 

うさぎを良く観察していると、

耳の向きをかえて、聞き耳をたてている姿を

見た事がある方も多いのではないでしょうか?

 

うさぎは、両耳を別々に動かす事ができるので、

どんな方からの音もキャッチできます。

 

飼主さんにしてみれば、小さな音でも、

うさぎにとっては大きな音に聞こえています。

 

飼主さんの話す声や、テレビの音、雑音、

オヤツの袋を開ける音なども、しっかりと、

うさぎには聞こえていますょ。

 

飼主さんが、

大きな声を出したり怒鳴ったりする声も、

うさぎを驚かせてしまう要因?になりますので

注意しましょう。

 

視力こそ悪い生き物ですが、

耳は上記のように、アンテナの役目をしています。

耳をピンと立てている時は、何かに警戒している

時や、意識を1点に集中させているサインですょ。

 

その逆に、耳がダランと垂れている時は、

安心している証拠です。
*ただし、元気のない時も、耳が垂れているので、食欲があるか?元気はあるか?など他に、気になる点がないか?も合わせて確認してみて下さいね。

 

垂れ耳うさぎの聴力は?

耳垂れうさぎ

そこで、疑問に思うのは、

垂れ耳うさぎの聴力かと思います。でも大丈夫、

立ち耳うさぎのような、聴力は期待できませんが、

もともと飼育用として改良された品種が、

この垂れ耳うさぎなのです。

 

外界で生きる訳ではなく、人間が飼育するうさぎ

なので、外敵に襲われる心配がありません!

ゆえに、垂れ耳が障害となる事はないと言えます。

 

ただし、欠点として耳がふさがっている為に、

耳内の通気性が悪くなりやすいのは確かです。

 

耳の中が蒸れやすいので、マメにお手入れをし、

常に清潔にしてあげる必要があります。

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うさぎの前歯は切れ味最高!

うさぎの前歯

うさぎと言えば、

あの特徴的な2本の前歯でしょうか?

ウサギの口

この前歯は、何でも噛み切る事ができる

優れものです。この2本だけ見える上の前歯、

実はその後方に、もう2枚の前歯があります。

 

つまり、うさぎの前歯は、2重構造なのです。

この2重になった前歯の間に、下の歯が

ちょうど入る形で、理想的な噛み合わせに

なっています。

 

この構造により、驚異の噛み切り能力を実現

しています。

 

元々、野生のうさぎは穴を掘って、

穴蔵で生活していたので、穴掘りをする際に、

硬い根っこなどを噛み切る際には、この前歯は

なくてはならないものです。

 

こうした生活環境の中で、

このように、切れ味最高の前歯に、進化してきた

と考えられます。

 

もともと、大人しくて温厚なうさぎですが・・

このように、驚異の噛み切り歯を持ち合わせている、

うさぎなだけに・・

 

下手に興奮しているうさぎの、口元にいきなり、

手を差し出してしまうような、行為は危険です。

 

うさぎに悪気はなくとも、

口元はうさぎにしてみれば死角です。

本気で噛まれると、流血する場合もあります^^;

 

とは言え、ここまで本気で噛まれる事は稀です。

ちゃんと飼主さんとうさぎの間に、

コミュニケーションが取れていれば、このような

事態になる?事は稀でしょうし、未然に防ぐ事が

できるでしょう。

 

気が立っている時は、うさぎにさわりたい気持ち

は抑え、そっとして温かく見守ってあげる事も、

愛情のひとつです。
*発情期のうさぎの扱いには、特に注意しましょう。

 

うさぎの歯は伸び続けますが、

食べ物をかじる事で、自然に削れますので、

通常であればこの切れ味をキープする事が可能です。

 

しかし、この噛み合わせが少しでも、

ズレると歯が伸び過ぎてしまい、食事が上手く

できなくなってしまいます。

 

うさぎの口元に、少しでも異変を感じたら、

獣医さんに、噛み合わせチェックをしてもらって

下さいね。

 

うさぎにとって、【歯は命】同様に大切なものです。

 

軽くきゃしゃな骨格

うさぎ7

うさぎは、敵から早く逃げるために、

体じたいはとても身軽なのですが、その構造上、

骨がとても軽いので、落下やちょっとした事で、

すぐに骨折してしまいます。

 

その分、筋肉は発達しているのですが、

このように骨格じたいは、とても『きゃしゃ』

なので、抱っこするときは、落さないように

注意し、ケガの原因となりそうな、障害物

にも配慮してあげましょう。

 

被毛の種類

うさぎ2

うさぎの被毛は、『アンダーコート』と言い、

とても柔らかい手触りの良い短い毛と、その表面

を覆っている固めで長い毛を『ガードヘア』

と言い、このように2種類の毛で覆われている

のが特徴です。

 

あと、うさぎに限った事ではありませんが、

春と秋の季節の変わり目には、夏毛&冬毛に

変化するため、非常に多くの毛が抜け落ちます。

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色のバリエーション

うさぎ4

うさぎの被毛は、非常にカラーバリエーション

が豊富です。

 

白、グレー、黒、茶系、MIX、白地にブチ模様が

入ったものなど、実に様々なカラーのうさぎが

存在します。

 

しっぽの役割

うさぎのしっぽ

うさぎのしっぽの特徴として、

フワフワでまんまる?なイメージがありますが、

ただ可愛いだけではありません。

 

この丸く見えるしっぽは、実はヘラのように

平べったく、しっぽの裏側は真っ白です。

 

うさぎは、このしっぽをピンと立てる瞬間が

あります。これは、敵が来た事を知らせる合図

に使われたり、繁殖時に自分をアピールする時

にも、しっぽをピンっと立てます。

 

逆に、リラックスして安心している時のしっぽは、

垂れ下がっています。

 

筋肉が発達した手足

ウサギの手足

まず、うさぎの前足は、

穴掘りをしやすいように、短めでしっかりと

穴が掘れる作りをしています。

 

犬や猫などに見られる、肉球はなく毛で

覆われています。

 

後ろ足は、走りやすく、いざとなった時に

遠くにジャンプできるように、筋肉が発達し

前足よりも長いのが特徴です。

 

うさぎの代表種の性格と特徴とは?

うさぎの見ため的な特徴は、

種類によっても全然違ってきます。代表種と

言われるウサギの特徴を画像をまじえながら、

見ていきましょう。

 

ネザーランドドワーフ

ネザーランドドワーフ

このネザーランドドワーフの特徴は、

小柄で丸い顔に、小さなお耳が特徴的なうさぎです。

 

小柄な体系なので、

性格が臆病な仔も中にはいますが、性格は好奇心が

旺盛で元気いっぱい!とても活発です。

 

飼い主さんの行動や態度には、

とても敏感に反応するので、愛情いっぱいで育てて

あげましょう。

 

飼主さんに非常に懐くタイプと、

抱っこ等があまり好きでない、我が道を行く

タイプに分かれるようですね。

 

ホーランドロップイヤー

 

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垂れ耳が特徴的なうさぎですが、その中でも一番

小柄なのが、このホーランドロップイヤーです。

 

ぬいぐるみのような、下ぶくれの丸い顔がとても

可愛いくて人気です。

 

また両耳の間にある、飾り毛(クラウン)も

フサフサしてキュートです。

 

とても愛想が良く好奇心も旺盛です。

知らない人がさわっても嫌がらない、穏やかな

気質はかなり癒やし系で、子供とも仲良くなって

くれます。

 

穏やかな性格ゆえに、

アニマルセラピーとして活躍する事もあります。

 

アメリカンファジーロップイヤー

アメリカンファジーロップ

上記のホーランドロップイヤーを、

品種改良して長毛になったうさぎが、

このホーランドロップです。

 

短毛も可愛いですが、このフワフワした外観の、

アメリカンファジーロップも人気です。

 

このようなロップ系のうさぎは、

優しい性格の仔が多く、遊びも大好きで人にも

良~く慣れてくれます。

 

このウサギは見ての通り、美しい長毛種なのですが

毛が絡みやすいので、マメにお手入れをして

あげないと、すぐに毛が絡んでしまいます^^;

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ミニレッキス

 

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レッキスを小型化したうさぎが、

ミニレッキスです。短毛種ですが、その被毛は

密度が濃く、まるでビロードのような手触りで

さわり心地は、抜群に良いです。

 

また、縮れたヒゲ、そして筋肉質で脚力が強い

のも特徴です。

 

甘え上手で抱っこや、さわられる事を嫌がらない

仔が多いようです。性格も穏やかで人懐っこい仔

が多く、物怖じしないので良きパートナーになる

事でしょう。

 

ダッチ(ぱんだうさぎ)

ダッチ

ツートンカラーが特徴のダッチですが、

以前は、輸入により日本でも、良く見かけた

人気種です。

 

性格も穏やかで、人に良く懐いてくれます。

人と仲良く遊ぶ事が大好きで、とても飼い

やすいうさぎです。

 

ジャージーウーリー

 

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小柄で小さなお耳だけでも可愛いのですが、

このうさぎの特徴はアンゴラのような、

美しい被毛と、耳の間の飾り毛です。

 

自己主張もあまりなく、抱っこやさわられる事を

嫌がらない仔が多いです。

 

性格は、とても大人しく温厚、とても甘えん坊の

仔が多いので、お迎えするうさぎを探す際には、

必ず、うさぎの人気種上位にいます。

 

また、スキンシップをしたい人には、特にお勧め

の人気種です。フワフワした被毛は、とても

手触りが良いです。

 

長毛種ではあるのですが、

もつれにくい被毛なので、以外とお手入れも楽です。

ブラッシングのお手入れも嫌がらないので、

ケアしやすいのも特徴です。

 

ドワーフホト

ドワーフホト

このうさぎの特徴は、雪のような真っ白な体に、

目の周りに、綺麗に入ったアイラインと黒い目です。

 

好奇心が旺盛で、一緒に遊ぶのが大好きです。

少し気が強い一面もありますが、人懐っこい性格で、

気さくに、人の足元に寄ってくる仔が多いです。

 

ライオンラビット

ライオンラビット

ライオンラビットは、

通称ライオンへッドとも呼ばれ、首の周りに

ライオンのようなタテガミがあるのが特徴です。

 

ライオンロップや、ライオンドワーフ

と名のつくうさぎもいますが、これらは、まだ

純血種には入っていません。

 

ライオンのような見た目とは違い、

性格は大人しい仔が多く人懐っこい仔が

多いようです。

 

うさぎ人気種の特徴

うさぎ8

好みで分かれる部分もありますが、

うさぎの人気種の特徴は、短毛、長毛で

モフモフした仔に分かれます。

 

うさぎは、春と秋には、換毛期と言い、

全身の毛が短毛、長毛種に関わらず抜け落ちます。

 

毛の抜け方は、個体差があるので、

見分けが難しいですが、ブラッシングなど、

手入れのしやすさで言うなら、短毛種の方が

楽です。

 

あと、室内で飼育する場合は、

やはりゲージにしろ場所を多く取らない、

ドワーフホト・ジャージーウーリなど、

体重が1.5㎏以内と軽くて小さめの小型種

のうさぎが人気です。

 

もしくは、体重2㎏以内であれば、

ホーランドロップ・ミニレッキス

アメリカンファジーロップなども人気種です。

 

あと重視したいのは、

性格や飼いやすさですね○^^○

 

例をあげると、

垂れ耳系のうさぎ、ホーランドロップや、

長毛で、毛のお手入れは必要ですが、

ジャージーウーリーなどは、うさぎの中でも

非常に大人しく、まったりとして穏やかな

性格です。

 

物怖じせず、

初めての人がさわっても嫌がらない仔が多いです。

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野うさぎの種類

ニホンノウサギ1

うさぎは、主に『野うさぎ』と『穴うさぎ』

の2種類に分類されます。

 

私達の身近にいる、飼育用に品種改良された

うさぎの『祖先様』は、穴うさぎになります。

 

私達がペットとしてお迎えしているうさぎは、

穴うさぎの習性の色濃く反映しています。

 

野うさぎとして、

日本に生息する『野うさぎの種類』は、

例をあげると・・。

 

北海道に生息する、

エゾナキウサギ、エゾユキウサギ、

 

本州の西側の生息するニホンノウサギ、

 

渥美大島や、徳之島に生息する

アマミノクロウサギの4種類のうさぎが確認されています。

 

絶滅危惧種に認定された日本の野うさぎ

ニホンノウサギ2

エゾナキウサギや、アマミノクロウサギの数は、

年々減り続け絶滅の恐れがある、希少なうさぎ

になっています。

 

野うさぎは、野生のうさぎの総称ですが、

穴うさぎとは区別されています。

 

野うさぎと穴うさぎの違い

野うさぎと穴うさぎの大きく違う点として、

野うさぎは、穴の中には巣を作りません。

 

野うさぎは、地上で群れなどは作らず単独で

生活し子育てします。特に決まった場所に巣を

作るわけでもなく、自由気ままに放浪生活を

送っています。

 

また、野うさぎは、穴に潜る?

と言った事もないため、穴うさぎよりも、耳が

さらに大きいのが特徴です。

 

また、大地を駆け回るために必要な手足は、

穴うさぎよりも長めで、早く走る事ができます。

 

このように、同じうさぎでも、

穴うさぎと比べると、生活スタイルが違うので、

体の見た目や作りが違うのも納得できますね。

 

あと、生まれた時にも違いがあり、

野うさぎは生まれてすぐ、もうすでに被毛に

覆われています。

 

生まれた時から、ちゃんと目も見え、

さらに走ったりする事もできます。

 

地上で、草木の茂みや凹んだ地面で、ひっそり

暮らしているため、いつでも危険がいっぱい

です。

 

そんな、放浪生活では、いつ敵に襲われても

おかしくはないですからね・・。すぐ逃げられる

ように、生まれたてでも、敵から身を守るために

すでに、環境に順応できる形で生まれてくるわけです。

 

それとは逆に穴うさぎは、

地上よりは、まだ安全な穴暮らしなので、生まれて

すぐの赤ちゃんは無毛な上、目も耳も聞こえず

親がいないと、何もできません。

 

同じうさぎでも、環境が違うだけで、

こうも違うものなのです。

 

以上、これらが、野うさぎと、穴うさぎの違う点です。

 

うさぎの習性

うさぎは、

うさぎ目に属する生き物の総称になります。

ここから、さらに、細かく○○科や○○属と

言った感じに分類分けされます。

 

そして、ペットとして飼われている、

飼いうさぎの祖先は、うさぎ科アナウサギ属の

『ヨーロッパ穴うさぎ』になります。

 

こうした事から、『飼いうさぎ』は、

祖先である『穴うさぎの習性』を、色濃く

引き継いでいます。

 

『鳴きウサギ』や『野ウサギ』なども、

同じうさぎ目に属するのですが、うさぎの中でも

『穴うさぎ』の性格が、いちばん穏やかで大人しく

人間が飼育しやすい個体が多かったようです。

 

そんなわけで、穴うさぎが一番飼育向きだった?

事もあり、これまで幾度となく品種改良がされて

きました。

 

そんな理由もあり、ペット用として売られている

『通称:飼いうさぎ』は、『穴うさぎ』の習性を、

所々引き継いでいるのが、観察していても良く

分かるかと思います。

 

穴うさぎの習性とは、

例えば穴堀りが得意な事・・

家の中でも、まるで穴を掘るような仕草をします。

 

また、穴の中で暮らしていたため・・

狭くて、薄暗い場所=安心できる場所です。

部屋の隅っこが好きなのは、穴うさぎの

名残です。

 

そして、穴うさぎは、

穴堀りの最中に出てくる、堅い木の幹や根なども

簡単に、噛みちぎる切れ味抜群の歯があります。

 

つまり、

何でもかじる強靱な2枚歯を持っている・・。

このように、穴うさぎならではの習性や行動も、

祖先である『穴うさぎ』から引き継いだ

習性であり、飼いうさぎに遺伝している

と言えます。

 

いろいろと、うさぎの特徴や性格、

人気種から生態などにもふれてきましたが

いかがでしたでしょうか?

 

それでは、楽しいうさぎライフの

お役にたちますように・・。

 

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以上

『うさぎの特徴と性格!知っておきたい飼育に役立つ【うさぎの生態】』

の記事でした。

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