ウーパールーパーは
ペットとして人気がある生き物ですが、
一匹だけで飼育していると
水槽をもう少しにぎやかにしたくなりますよね。
そこで他の魚との混泳を
考える方もいるでしょう。
しかし、一般的にウーパールーパーは
他の魚との混泳に
向いていない種類だとされています。
しかし、いくつかの点に気を付ければ
同じ水槽内で混泳させることもできますよ。
今回の記事では
ウーパールーパーが混泳可能な魚の特徴と
その種類についてご紹介していきます。
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ウーパールーパーが混泳に向かない理由は?
なぜウーパールーパーは
他の魚と混泳させるのに向かないのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります。
まず一つは、
『ウーパールーパーは肉食性である』こと。
小さい魚と混泳させると、
高確率でウーパールーパーは
その魚を食べてしまいます。
生餌として飼っていたなら良いのですが、
仲良く混泳させたかった場合は悲しいですよね。
二つ目の理由は
『ウーパールーパーのえらを赤虫と見間違えて
他の魚に狙われてしまう』こと。
赤虫は多くの魚に取ってごちそうですから、
肉食性、雑食性の魚は
ウーパールーパーの特徴である
赤いえらを食べてしまいます。
このため、ウーパールーパーの
餌にならない大きいサイズの魚であっても
草食性でなければ混泳は難しい、
ということになります。
そして三つ目の理由が
『ウーパールーパーの適温が低いこと』です。
ウーパールーパーが活動しやすい水温は
15℃から20℃とされています。
つまり混泳させる魚も、上記の水温で
活動できるものでなくてはなりません。
多くの熱帯魚は25℃以上の
水温で生活しますから、
この時点で熱帯魚全般は
混泳できる種類から外れることになります。
このようなさまざまな点から
ウーパールーパーと混泳できる魚の種類は
限られてきます。
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混泳させる魚選びのポイントは?エビや熱帯魚・金魚は可能?
上記の点を踏まえ、
ウーパールーパーが混泳できる種類の魚を
選ぶポイントを見ていきましょう。
熱帯魚を初め、エビや金魚の混泳は可能?
なのか?説明を交えながら、順番に見ていき
ましょう。
基本的に、ウーパールーパの口に入って
しまう?ようなサイズや、小さなエビや魚
など、目の前を、チョロチョロと動くような
生体は、捕食の対象になってしまいます。
上記のような理由から、エビは小魚は、
美味しそうな餌にしか、見えないので
エビとの、混泳はNGですね。
では、金魚のような、大きめで口に入らない
ような魚は、どうなのか?となりますよね?
そこで、
その中でも、混泳が可能な魚を、順番に、
説明させて頂きますね。
ちなみに、ここで紹介する混泳の条件は
ウーパールーパーとの混泳を
成功させるうえで、重要なものばかりですが、
必ずしも、すべてをクリアしていなければ
混泳ができないわけではありません。
草食性の魚
先ほどもお伝えした通り、
肉食・雑食性の魚の場合、
ウーパールーパーの赤いえらを
食べてしまうことがあります。
そのため、ウーパールーパーと
混泳させたいのであれば
『草食性の魚』がおすすめ。
また、サイズが大きめの魚だと
ウーパールーパーに食べられるリスクも少なく
なお良いでしょう。
20℃前後でも活動できる魚
続いて紹介する、
ウーパールーパーと混泳できる魚は
『20℃前後の低い水温でも
活動できる』種類であること。
ウーパールーパーは25℃以上の水温では
負担がかかってしまいますから
この温度を好む魚とは混泳できません。
本当は15℃くらいの水温で
ウーパールーパーでも良いのですが、
そうなると混泳できる魚が
さらに絞られてしまいます。
そこでウーパールーパーと
ほかの魚を混泳させるときに
おすすめな温度は20℃ほどとされています。
ウーパールーパーと混泳させる魚を探すときは、
このように活動できる水温にも
目を配ってみてください。
活動範囲が水面近くの魚
最後に紹介する、ウーパールーパーを
混泳させる魚選びのポイントは
『活動する場所が水槽の
上の方(水面近く)の魚』であることです。
ウーパールーパーは
水槽の底の方にいることが多い生き物ですから、
混泳させる魚は水面近くで
活動する種類がおすすめ。
「せっかく混泳させるのだから、
近くにいる姿を見たい」と思う人方いるでしょうが、
そもそも混泳させること自体、
ウーパールーパーたちにとってはストレスとなります。
また、水面近くで活動するのであれば、
小さい魚でもウーパールーパーに
食べられてしまうリスクは少なくなります。
混泳させるのであれば、
活動場所が異なる種類同士を一緒にした方が
うまくいくケースが多いでしょう。
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ウーパールーパーの混泳でおすすめ種類は?
ここまで、ウーパールーパーと
混泳させやすい魚の特徴をご紹介していきました。
上記のポイントを踏まえると、
ペットとして多く飼育される
熱帯魚やエビ、多くの金魚は混泳には向きません。
熱帯魚はウーパールーパーと
水温が合わなですし、エビは万が一
ウーパールーパーが食べてしまった時に
かたい殻が危険となったり、
ウーパールーパーを襲う可能性があります。
金魚はウーパールーパーのえらを
狙うことが多いことから
一部を除いて基本的には混泳に不向きです。
ではどんな種類であれば混泳可能なのでしょうか?
続いて、上記のポイントに当てはまる、
ウーパールーパーとの混泳が
可能な魚を見ていきましょう。
ブルーウィンプレコがおすすめ!
まず初めに紹介するのが
『ブルーフィンプレコ』という種類の魚です。
”プレコ”というのはナマズの仲間のことで、
水槽の底の方で活動する種類です。
草食性が強いため、
ウーパールーパーを襲うリスクは低いでしょう。
また、最大20センチになる中型の魚であるため
サイズが大きいものであれば
ウーパールーパーに食べられる確率も低いです。
ブルーフィンプレコが活動する水温ですが、
こちらは20℃から28℃ほどであるため、
水温を20℃にして混泳可能ですね。
ブルーフィンプレコ以外にも
プレコの仲間は草食性が強く性格も温和であるため、
ウーパールーパーとの混泳には向いています。
ただし、サイズが小さい種類のプレコや稚魚は
ウーパールーパーに襲われてしまいますから、
注意してください。
バタフライフィッシュがおすすめ!
続いて紹介するのが
『バタフライフィッシュ』です。
バタフライフィッシュは古代魚といわれ、
昔からその姿を変えていないという、珍しい魚。
肉食性の魚ではありますが、
活動する場所が水面近くであるため
ウーパールーパーとの混泳も可能です。
しかしバタフライティッシュが
ウーパールーパーに食べられてしまう可能性も、
その逆もあり得ますので、注意が必要。
サイズが小さい方が狙われてしまうため、
同じくらいの大きさの個体を
混泳させるようにしましょう。
変わった姿をしていて、
ウーパールーパーと混泳させると
楽しい水槽を作れますが、
活動水温が25℃からと27℃までと
やや高いというネックがあります。
チャイナバタフライプレコがおすすめ!
次に紹介するのが
『チャイナバタフライプレコ』です。
こちらは”プレコ”とついていますが、
ナマズではなくドジョウの仲間の魚です。
大人しくコケなどを食べる草食性の魚であるため
ウーパールーパーのえらを食べる危険性はありません。
活動場所が水槽の底の方であるため、
小さい個体やウーパールーパーが大きい場合は
食べられてしまうリスクがあり、注意が必要です。
サイズが5センチほどと小さめの魚であるため、
混泳させるのであれば
ウーパールーパーが小さいサイズの頃までと
決めておいた方が無難ですね。
チャイナバタフライプレコが活動しやすい水温は
20℃から25℃くらいまでであるため、
温度の問題はクリアしているといってよいでしょう。
ハチェットがおすすめ!
こちらは変わった形をした
『ハチェット』という魚です。
主に水面近くで活動するため、
ウーパールーパーと混泳することができます。
水面に浮いている餌を食べるため、
ウーパールーパーを襲うリスクも少ないでしょう。
ただしハチェットは泳ぎが苦手であるため
ウーパールーパーに
食べられてしまう可能性があることと、
活動水温が23℃から28℃と高いため、
注意が必要ですね。
混泳させる場合はウーパールーパーが
ハチェットを襲わないかどうか、
よく観察してください。
淡水カレイがおすすめ!
こちらの『淡水カレイ』も、
ウーパールーパーとの混泳が可能な種類です。
最大で10センチほどになりますから、
よほど大きいウーパールーパーと混泳させなければ、
食べられる心配はありません。
水温は20℃から28℃までと、
ウーパールーパーとの混泳も問題ありませんね。
ただし活動場所がどちらも水底であるため
混泳させるときはよく様子を見てから行ってください。
ピンポンパールがおすすめ!
次に紹介するのは、金魚の一種である
『ピンポンパール』。
ピンポンパールは、金魚ですが
おっとりしており、
ウーパールーパーのえらを狙うことは少ないです。
ウーパールーパーとの混泳に
おすすめなポイントは、
国産のピンポンパールであれば
水温15℃から25℃ほどの
低い温度でも活動可能なこと。
サイズが大きい個体であれば
ウーパールーパーに狙われることもありません。
ただし個体によっては
ウーパールーパーのえらを
食べることもあるため
混泳させるときは様子を見てから行いましょう。
シマドジョウがおすすめ!
最後にご紹介するのが、
『シマドジョウ』です。
シマドジョウは安価で購入することができるほか、
日本の川で釣ることもできるため、
入手難易度が低いというメリットがあります。
水槽の底で活動するシマドジョウですが
性格は荒くないため、
ウーパールーパーに攻撃することは少ないです。
20℃ほどの水温でも活動できるため
ウーパールーパーと混泳できるでしょう。
ただしウーパールーパーに食べられる
リスクがあるため、
小さい個体は混泳させないようにしてくださいね。
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ウーパールーパーと混泳させる時におすすめな用品は?
では続いて、ウーパールーパーと
混泳させるときに用意しておくと良い、
おすすめな商品をご紹介していきますね。
大きいサイズの水槽
おすすめな水槽は、
ウーパールーパーとほかの魚を混泳させるとき便利な
90センチサイズの大型水槽です。
ウーパールーパーと異なる種類の
魚を混泳させることは
本当はどちらにとっても良くありません。
ですが、このような大きな水槽を
用意することによって
自然と両者がはち合わせする機会を
減らすことができます。
あまりで出合わないのであれば
同じ水槽で飼育していても
ストレスは掛かりにくいですよね。
それから混泳させる種類が
ウーパールーパーよりも小さい場合は
あまり小さい水槽で飼育すると、
すぐにウーパールーパーに食べられてしまいます。
ウーパールーパーと
ほかの種類の魚を混泳させるときは
こちらの大きな水槽を使用すると良いでしょう。
水草
こちらは”アナカリス”という
水槽には良く使用される水草です。
このアナカリスは
水槽の見栄えを良くするだけでなく
混泳させる魚が隠れるスペースにもなりますよ。
たくさんアナカリスを入れておけば
混泳させる魚がウーパールーパーに
食べられにくくなります。
また、水草には水槽内をろ過してくれる効果も。
ウーパールーパーと混泳させる魚、
どちらも元気に飼育したいのであれば
こちらの商品をチェックしてみると良いでしょう。
隠れ家
ウーパールーパーや、混泳させる魚に
隠れ家を用意してあげましょう。
プレコ類は体が大きければ
ウーパールーパーに
食べられてしまうことはありませんが、
同じ水槽に違う種類の生き物がいることは、
やはりストレスになってしまいます。
そこで、水槽にこちらの隠れ家を置いてあげると
プレコ類は身を隠すことができ、安心できるのです。
また、このような隠れ家は
ウーパールーパーも使用します。
ウーパールーパーを
他の魚と混泳させるときは、
このような隠れ家のアイテムを忘れず
用意してあげましょう。
底床
通常ウーパールーパーには
底床は必要ありませんが、
混泳させる魚の種類によっては
用意した方が良いケースもありますね。
ウーパールーパーの水槽に底床を敷くときは、
注意点があります。
ウーパールーパーは口に入る者なら
何でも食べてしまうため、
底床も食べてしまいます。
そのとき底床の粒が大きいと
吐き出すことができず、
死んでしまうことがあるんです。
そのため、ウーパールーパーの水槽に入れる底材は
粒が小さく、下記のような底砂がおすすめ。
また、水質調節をしてくれるソイルは
水をきれいに保つことができますよ。
サーモスタット付きヒーター
ウーパールーパーとほかの魚を混泳されるとき
問題となってくるのが水温です。
混泳させる魚とウーパールーパーが活動しやすい
ちょうど中間の温度に水を保つのが基本ですね。
ウーパールーパーを他の魚と混泳させるときは
サーモスタット付きのヒーターが特におすすめです。
特に上記画像の商品は
15℃から35℃まで水温を
細かく設定できるヒーターがお勧めです。
水温調節を誤ると魚やウーパールーパーが
弱ってしまう原因ともなりますから、
このヒーターを利用し、
どちらにとっても良い水温を
保ってあげてくださいね。
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さて、今回はウーパールーパーの
混泳事情についてお伝えしていきました。
ウーパールーパーは混泳に向いていない生き物ですが、
工夫次第で可能である事が分かりました。
しかし無理に混泳させることは
ウーパールーパーにとっても魚にとっても負担となります。
ウーパールーパーを混泳させるときは
水槽内の様子をよく見て、
異変が起きたらすぐに止めるようにしてくださいね。
以上、『ウーパールーパーと混泳できる魚の種類って?エビや熱帯魚、金魚は可能?』の記事でした!
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