甘えん坊で賢い性格のオカメインコ

 

オカメインコは20年~30年という長い寿命を持つため

雛の頃からしっかりした信頼を築いて

良好な関係で過ごしたいですよね。

 

この記事ではオカメインコの雛の育て方

飼育に必要なものオカメインコの雛におすすめの餌

紹介していきます。

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オカメインコの雛の育て方

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オカメインコを手乗りに育てたい場合は

生後3週間ほどで親鳥から離して育てるのがベスト

 

この時期のオカメインコの雛は色の付いた羽が生え始め

だんだんとオカメインコらしい見た目になってきます。

 

親鳥から離した雛は、中身が良く見えるような

水槽型のケージの底に新聞紙を敷いて

糞尿で汚れたら新聞紙を取り替えるようにしましょう。

 

成鳥用の鳥かごを使用すると

床に足を挟んで怪我をすることもありますので

雛の時期には必ず雛専用の家を用意する必要がありますね

 

羽の生えていない雛は体が冷えやすいため

オカメインコの雛がいる飼育ケージは

直射日光の当たらない暖かい場所に置いてください。

 

また、餌の時間以外は雛がゆっくり眠れるように

静かな環境で雛を育てることも大切ですよ。

 

生後4週間になると、個体差はありますが

徐々に雛も起きている時間が増えてきて

外の世界に興味を示すようになってきます。

 

生後5週間前後になると、いよいよ巣立ちの時期。

 

手乗りにする予定がなく、親鳥と一緒に暮らしていた雛も

親から離してやりましょう。

 

今まで雛を可愛がっていた親鳥も、

この時期を境に雛に対して

攻撃的な態度を取るようになっていくため

別々のケージで育てる必要が出てくるのです。

 

生後5週間を過ぎても巣箱に籠っているような

用心深いタイプの雛の場合は、

飼い主さんがそっと掴んで巣箱から出してあげてくださいね。

 

だんだんと雛も動き回るようになってくる時期ですので

羽が生えそろって体を十分に守れるようになってきたら

水槽型の飼育ケージは卒業しましょう。

 

羽ばたきの練習ができるように

金網型の成鳥用ケージに引っ越しをさせるようにしましょうね。

 

分類上は大型のオウムに属するオカメインコは

成長時の体長は30cm程度にもなるため

用意するケージは

底が465mm×465mm以上はある物にしてください。

 

オカメインコは臆病な性質を持つため、

驚いた際に通称“オカメパニック”とも呼ばれる

錯乱状態に陥ることも。

 

パニックを起こした雛が怪我をしないように

止まり木は一番低い場所につけるか、

取り外しておくと安心ですよ。

 

特にルチノー種のオカメインコは

遺伝的にパニックを起こし易いため、

刺激をしないように注意をしてあげてくださいね。

 

 

 

オカメインコの雛の育て方で注意することは?

 

巣立ちまでの時期のオカメインコの雛は

非常にか弱く、死亡率が最も高い時期でもあります。

 

そのため、オカメインコの雛を育てる場合は

とにかく保温ストレスを与えないように

気を配る必要があるのです。

 

オカメインコの雛を育てるのに適切な温度は28℃

 

雛は寒暖の差にも弱いため、

1年を通して温度対策が必要になります。

 

飼育ケージ内の空気が暖かく保たれるように

サーモスタットを使った保温がおすすめですよ。

 

また、寒い時期は床から冷気が上がってこないように

新聞紙にプラスして鳥用の床材を敷いてあげるのも良いでしょう。

 

ケージ内の気温が32度以上になってしまうと、

蒸されて脱水症状を起こしてしまう危険もあるために

温度が上がり過ぎないように注意することも大切ですよ。

 

生後半年を過ぎる頃には保温を行わなくとも平気になりますが

やはり寒い時期にはケージの気温が20℃前後になるように

調節してあげると、オカメインコも過ごしやすいでしょう。

 

『早くオカメインコと仲良くなりたい!』

と焦るあまり、頻繁にケージを覗いてみたり

ケージから、出したくなる飼い主さんもいる

かもしれませんが、雛の時期は差し餌だけ

でも十分なコミュニケーションになります。

 

いくら甘えん坊のオカメインコでも、

雛の時期は、構われることでストレスと恐怖

を感じて、体長を崩してしまうこともあります

ので、なるべく静かに生活させてあげて

くださいね。

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オカメインコの雛の飼育に必要なものは?

オカメインコの雛を育てるには具体的に

どのようなものを揃えれば良いのでしょうか?

 

以下にオカメインコの雛の飼育に役立つ

おすすめの飼育用品を3点紹介します。

 

雛をお迎えしてからではなく、雛を迎える前に

揃えておいて欲しいものばかりですので

ぜひ参考にしてくださいね。

 

飼育ケース


最初に紹介するのは、雛を飼育するための

透明な水槽です。

 

雛にとっての最初のケージは、床面積の広さ

も大切ですが、雛の頭が天井部分につかない

ように、高さがあるものを選ぶようにしましょう。

 

そこで、おすすめなのは上記のような昆虫ケース

です。ヒナを育成する期間だけの使用ですので

これで充分です。

 

上記の昆虫ケース(特大)は、

幅43X奥行35X高さ27㎝と底面の広さや高さ

も充分確保できています。

 

ガラス水槽など、適当なものがご自宅に

あれば、それを代用しても良いですね。

 

こういった水槽タイプのものを使用すると

いつでも、雛の様子を確認しやすく、

保温もしやすいため、おすすめですよ!

 

プラスチックの床が、剥き出しの状態では

雛が滑って、怪我をしてしまう恐れがある

ので、新聞紙や床材を必ず敷いて使用してくださいね

 

ペット用ヒーター


次に、オカメインコの雛の飼育に欠かせない

ペットを保温するヒーターです。

 

温度調節ができるものであれば、

家を空ける時や、夜間も安心して使用できる

ので、おすすめです。

 

下記は、ヒーターと温度調節できる

サーモスタットがセットになっています。

 

センサーがついているので、自動で温度を感知し

ヒーターがON/OFFします。

 

サーモ付きヒーターであれば、温度を一定に

キープしてくれるので、とても便利です。

 

床材


寒い時期に、雛を育てる場合には、特に用意

しておきたいのが、バードケージ用の床材です。

 

広葉樹を削って、繊維が細かくフカフカになる

ように仕上げてあるので、雛の足にもとても

優しいですよ。

 

雛の時期にはもちろん、

動物病院に行く際の、キャリーの中に敷く事

で、移動中の転倒や、怪我を防ぐことも

できます。

 

オカメインコに多い、脂粉も絡めとることが

出来るので、常備しておくと安心です。

オカメインコの雛の餌や与え方は?

 

親鳥から離した生後3週間前後の雛鳥には

差し餌で餌を与える必要があります。

 

餌はパウダーフードをお湯で溶かしたものを

40℃程度に冷ましたものを1日に4~5回程度。

 

ふやかした粟玉を与える場合は、栄養が

偏ってしまうため、すり潰した青菜や鳥用

のビタミン剤を混ぜてくださいね。

 

また、差し餌を与える前には、

雛の“そのうを触って”前回与えた餌が消化

されているか確認しましょう。

 

まだ、そのうに未消化の餌が残っている場合

は、スポイトで人肌程度のお湯を飲ませて

優しく、そのうを撫でて、消化を促してあげ

ましょうね。

 

前回の餌を消化していない状態で

更に餌をたべさせてしまうと、食滞を起こす

可能性もあります。

 

そのため、差し餌を行っている期間は、必ず

食事の前に、そのうをチェックしてあげてください。

 

生後5週間を過ぎると、雛は水分も餌も

親鳥と同じものを食べられるようになります

ので自分で餌を食べる練習を開始しましょう。

 

ケージの底網を外して、ペレットなどの

オカメインコ用の餌を、床に撒いて

食べられるようにしておきます。

 

餌に糞尿が付いてしまった場合は、

取り除いてくださいね!

 

1人餌に移行する時期でも、差し餌を食べ

たがる子もいますので、差し餌は雛が食べ

なくなるまで続けましょう。

 

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オカメインコの雛におすすめな餌は?

オカメインコの雛は、

基本的にパウダーフードで育てるのですが、

どういったものを選べばよいのでしょう?

 

以下にオカメインコの雛に

おすすめの餌を2点紹介していきます。

 

パウダーフード

最初に紹介するのは、オカメインコの雛に

最適な、パウダーフードであるフォーミュラです。

 

孵化した当日から使用できるほど、

高い安全性を持ちます。

 

ブリーダーさんも使用している上記の

パウダーフードは、オカメインコを含む

小鳥の飼い主さんから、高い支持を得て

いる餌なので安心して与えられますょ。

 

オメガ3脂肪酸が、配合されており、

こちらのフードで育った雛は

毛艶の良さが違う、という評価も多数あります。

 

嗜好性も高いため、何を与えるべきか迷った

場合にも、おすすめのフードでしょう。

 

ペレットタイプの餌


次に紹介するのは

オカメインコなど中型の鳥用のペレットです。

 

生後5週齢を過ぎたら、徐々に

成鳥用のフードに慣らしていく必要があります。

 

ですが、この時期に種子を与えてしまうと、

偏食がちになる子も!

 

上記のペレットは、乳酸菌やオリゴ糖、そして

ビール酵母、アンセリンなどが配合されています。

 

ペレットの形は、丸型と俵型の2種類の形状

のものが混ざって入っています。

 

中型の鳥用に作られているため、

粒の大きさもオカメインコにピッタリなのも

嬉しいですね。

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長寿で感受性も豊かなオカメインコは

コンパニオンバードとして非常に高い能力を持っています。

 

しかし成長になった時の大きさに反して

雛はとてもか弱く、巣立ちまではしっかりした

世話が必要となります。

 

雛のうちは飼育ノートで記録をつけるなどして、

いち早くオカメンコの体長の変化に気付けるように

工夫して過ごすようにしてくださいね。

 

以上、『オカメインコの雛の育て方は?飼育に必要なものや餌、注意点も!』の記事でした。

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