英語では“ラブバード”とも呼ばれるほど
つがいで飼うと仲良しな様子が見られるコザクラインコ。
雛の頃から育てると、飼い主に対して
パートナーへの愛情を向けてくれるとも言われる
コザクラインコですが、
雛はどのように育ててればよいのでしょうか?
この記事では、コザクラインコの雛の育て方や餌、
雛の飼育に必要なグッズを紹介していきます。
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コザクラインコの雛の育て方って?
コザクラインコの雛は生後7日前後で目が開くようになり
生後2週間前後で産毛が生えそろうようになります。
生後3週間前後で羽が生えてくるのですが、
コザクラインコを手乗りに育てたい場合は
この段階で親鳥から雛を離すようにしましょう。
コザクラインコは賢い個体が多く、
生後4週間を過ぎると人間に対して警戒心が出る
雛もいるためです。
親鳥から離した雛は“ふご”と呼ばれる、
蓋つきの鳥の巣のような籠で育てます。
まだ眠っている時間も長い時期ですので
餌以外はふごの蓋をして、
静かに過ごさせるようにしましょうね。
ふごの中には底の大きさより
一回り大きく切った新聞紙を入れて
排泄物で汚れたら、取り替えるようにします。
寒い時期はふごの中を暖かく保つため、
蓋の上にタオルなどを掛けてあげると良いですよ。
また、ふごの底に成鳥用の飼料を2~3粒入れておくと
啄ばむ素振りを見せる雛もいますが、
この時期はまだまだ差し餌を与える必要があります。
生後5~6週間前後には雛鳥の羽は生えそろい
コザクラインコらしい見た目になりますよ。
餌以外の時間も活動的に過ごすようになるため
飼育ケージもふごから“ますかご”や
“プラスチックケース”などに変てあげましょう。
底には新聞紙を敷いて、
排泄物で汚れたら取り替えてくださいね。
この時期になると、コザクラインコの親は
雛の自立を促すために攻撃的な態度を取るようになってきます。
なので、手乗りに育てるつもりがなくても
雛を別のケージに移すようにしましょう。
生後5週~7週程度で、
雛鳥にもすっかり大人の羽が生えそろいます。
黒かった嘴もだんだん薄い肌色に変化していく頃でしょう。
見た目もすっかり成鳥のコザクラインコになり
差し餌を卒業して、自分で餌を食べられるようになる時期です。
完全に1人で餌を食べられるようになったら
止まり木のついた金属製のケージに引っ越しさせましょう!
暫くは床の金網を外して、
新聞紙を敷いておくと雛が歩きやすいですよ。
餌と水は底の浅い小さな容器に入れて床に置くほか
雛が食べやすいよう新聞紙の上にも少し撒いておきましょう。
体つきがしっかりして活発になり、
ケージを窮屈に感じているような素振りが見えたら
成鳥用のケージに引っ越しをして、
雛鳥の時期は卒業になります。
コザクラインコの雛の育て方で注意することは?
コザクラインコの雛を育てる際に
一番大切なのは保温。
雛鳥がいる飼育カゴの温度は27℃~28℃に保ち、
決して25℃を下回らないようにしましょう。
ふごやますかごの下にペットヒーターや電気あんかを置き、
かごの上を半分ほど布で覆ってやると
雛は暖かく過ごすことができますよ。
コザクラインコは小鳥の中では比較的丈夫で
雛も育てやすい種ではありますが、
アフリカ大陸出身であるため
湿度も50%程に保つのが望ましいです。
また、コザクラインコの雛は可愛らしいので
ついつい触ってみたくなりますが、
睡眠の邪魔をしないよう
餌の時間以外はそっとしておくようにしましょう。
差し餌を通して、十分、雛との間に信頼関係は築けるので
焦ってスキンシップをしなくても大丈夫ですよ。
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コザクラインコの雛の餌の作り方や与え方は?
生後2~3週間までのコザクラインコの雛には
雛鳥用のパウダーフードと粟玉をお湯でふやかしたものを
給餌用のスポイトなどで与えてください。
パウダーフードと粟玉の比率は同量~3:7程度で
雛の食いつきを見ながら調節をしてあげましょう。
餌をふやかす際のお湯の温度は60℃前後、
作った餌は40℃を保って雛に与えてくださいね。
雛の食事に時間がかかるようでしたら
湯煎で温めながら差し餌をすると良いですよ。
差し餌は1日に5~6回与えます。
生後5週間を過ぎたら、
そろそろ1人で餌を食べる練習を開始しましょう。
そして、差し餌の回数を減らし、
成鳥用の飼料を食べるように誘導します。
ケージの中に底の浅い餌入れを用意して、
成鳥用の餌を入れて
雛鳥がいつでも食べられるようにしてくださいね。
生後6週~7週になると、完全に1人餌に移行しますので
成鳥用の餌をそのまま与えるようにしましょう。
コザクラインコの雛の飼育に必要なものや餌は?
雛の時期に必要なものは、
餌や給餌器はもちろんの事、時期にもよります
が、雛を保温できるヒーターがあると、
便利ですょ。
ヒーターは、病気になった際や
シニアになってからも、コザクラインコに
ヒーターを使う機会はあります。
早めに、1台用意しておけば、
その後も、長く使うことができるので
おすすめです。
次に、餌ですがコザクラインコの雛には
粟玉とパウダーーフードを与えます。
粟玉
最初に紹介するのは雛の食事には欠かせない粟玉です。
雛~幼鳥期にかけて、栄養がたっぷり取れるように
粟に鶏卵やフラクトオリゴ糖が配合されています。
差し餌の時期はとにかく餌の消費が激しいので
粟玉は切らさないようにしてくださいね!
また、嗜好性も高いので、
差し餌の時期に余った粟玉は
おやつとして消費することもできますよ。
パウダーフード
次に紹介するのは雛鳥用のパウダーフードです。
ブリーダーにも支持されている上記のフードは
雛鳥の腸内環境や脳の発達にも配慮されており
コザクラインコの体作りにもぴったりです。
『このパウダーフードで育った子は毛艶が良い!』
というクチコミも多く、雛のパウダーフードに迷ったら
『これを選べば間違いない!』と言われる程、
人気の餌です。
一度溶かしたパウダーフードは一回の給餌で使い切り、
ボトルも開封後は冷蔵庫で保存しましょう。
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ずんぐりした丸い体形が可愛いコザクラインコは
雛の時から育てると、意外なほどなつき
飼い主さんが大好きになる子も多くいます。
手乗りのコザクラインコになるよう
愛情を持って大切に育ててあげてくださいね。
以上、『コザクラインコの雛の育て方は?飼育に必要なものや餌、注意点も!』の記事でした。