文鳥を飼育するなら、

雛から飼って手乗り文鳥に育てたいですよね。

 

しかし、まだ生きていく力が弱い雛鳥を育てるのは

成鳥を飼育するよりずっと手間が掛かります。

 

例えば、餌の与え方

 

成体の文鳥は粟や穀物を餌としますが

まだ、くちばしで噛む力の弱い雛には

親代わりとして飼い主が餌を食べさせる必要があります。

 

この記事では、文鳥の雛の餌の作り方や、

餌の与える量、食べない時の対処方法

餌を作るのにおすすめの器具を紹介していきます!

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文鳥の雛の餌の作り方1

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生後10日~15日前後の文鳥の雛

雛鳥用のパウダーフードをぬるま湯で溶いたものを

差し餌用の専用給餌器を使って与えます。

 

まだまだ体が小さいために、スポイトを使うより

雛鳥専用給餌器として販売されている

注射器型の器具を使うことがおすすめです。

 

また、生まれたばかりの文鳥の雛は、

お腹に栄養を蓄えているため

眼も開いていない生後10日未満の雛鳥は、

親から離さずにおくようにしましょう。

 

 

 

文鳥の雛の餌の作り方2

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生後16日~生後22日の文鳥の雛には

パウダーフードに粟玉を加えて与えるようにします。

 

まず、小さじ山盛り一杯分程度の粟玉を

小さじ二杯程度の70℃~80℃のお湯でふやかします。

 

充分に粟玉が水を吸ったら、

少量のパウダーフードを加え、

温度が40℃前後まで下がったら

スポイトや給餌器で雛に与えましょう。

 

 

 

文鳥の雛の餌の作り方3

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生後22日~28日の文鳥の雛には

粟玉に小松菜などの青菜、

更にカルシウムを補給するために

フォーミュラなどを足して与えましょう。

 

生後22日までの雛鳥の餌と同様、

まずは小さじ山盛り一杯分程度の粟玉を

小さじ二杯程度の70℃~80℃のお湯でふやかします。

 

そこに粟玉の1/5程度の量のパウダーフードを足して

よく混ぜ合わせます。

 

温度が40℃前後になったところで

別にすり潰しておいた青菜を混ぜ合わせます。

 

雛が食べづらそうにしていた場合は

40℃のお湯を少量混ぜて、薄めて与えてください。

 

フォーミュラの代わりに煮沸消毒した卵の殻

粉末状にしたものも、カルシウムが補給出来ておすすめですよ。

 

ペットショプで見られる文鳥の雛鳥は

ちょうどこの時期、生後20日過ぎからの個体が多いです。

 

この時期に野菜の味を覚えさせておく

成鳥になった時にすんなり生野菜を食べてくれるため

健康管理に役立ちますよ。

 

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文鳥の餌の与え方や量は?


参照元:https://www.youtube.com/

上記の動画にも出てくる

生後10日から15日前後までの文鳥の雛

食事以外の時間は眠って過ごします。

 

餌は2時間おきに、日に7回~8回与えましょう!

 

餌を与える際、スポイト式のものは

口が大きくて、まだ小さな雛には食べづらいため

パウダーフード用の給餌器を使うのがおすすめですよ。

 

生後15日~22日前後になると、

眠ってばかりいた文鳥の雛も

起きている時間が少しずつ増えて

粟玉が食べられるようになります。

 

そのため、給餌器もパウダーフード専用のものから

スポイト型のものに変えましょう。

 

餌を与えるのは1日6回~7回程度、

2時間~3時間おきに与えます。

 

粟玉をふやかす際は作り置きなどはせず、

食事の都度用意してあげてくださいね。

 

生後22日~28日前後の文鳥の雛

羽も生えてきて鳥らしい見た目になってきます。

 

餌を与える回数は変わらず、

1日6回~7回程度、2時間~3時間おき。

 

知能も発達してくるため、大きな音にストレスを感じ、

餌を食べなくなったりすることも見られるようになる時期です。

 

静かで落ち着いた環境においてあげましょうね。

 

生後28日~36日前後になると文鳥の雛

羽も生えそろい、動き回るようになってきます。

 

餌は1日に4回ほどで、

4時間~5時間おきに与えるようにしてくださいね。

 

飼い主さんに馴れ始める子もいますので

可能であれば手に乗せて指し餌をしてみましょう。

 

まだ餌はスポイトで与えますが、

徐々に自分で餌を食べる練習を始めるのも良い時期。

 

ふやかしていない粟玉を少量転がして与えてみたり

雛鳥が餌に興味を持つようにすると良いですよ。

 

文鳥の雛が生後28日~36日前後になったら、

本格的に自分でえさを食べる練習を始めましょう。

 

餌は1日に3時間~5時間おきに、4回程度与えます。

 

スポイトについた粟玉を啄ばむような様子が見られたら

少しずつ乾いた粟玉に慣らしていくようにしてくださいね。

 

 

 

文鳥の雛が餌を食べない時の対処法は?

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どんな動物でも赤ちゃんの時期というのは

体を作るために栄養をたくさん取る必要があります。

 

そのため、あまりに食事を嫌がられると

心配になってしまいますよね。

 

しかし、生後20日を過ぎた文鳥の雛が

餌を食べなくなるのは珍しいことではないんです!

 

特にこの時期にペットショップから迎えた子は

環境の変化も相まって、一時的に餌を食べなくなる子も。

 

1日程度であれば、餌をあまり食べてくれない状態でも

様子を見て問題ないでしょう。

 

ただ、文鳥の雛のエネルギーを温存させるためにも

湿度と温度はしっかり管理する必要があります。

 

飼育ケージの中の気温は28℃~32℃

湿度は50%に保つようにしてください。

上記のヒーターはハムスターが書かれていますが

小鳥の雛にも使えるヒーターです。

 

このようなグッズを併用して、雛が弱らないように

しっかりと気を配ってあげましょうね。

 

外の刺激に敏感になってきた雛鳥に対して

無理に手に乗せようとする、触ろうとするといった行為もNG。

 

文鳥の雛が新しい環境に慣れるためには、

個体差もありますが

長い場合は1週間かかることもあります。

 

そのため、環境に慣れるまでは静かに

生活をさせてあげる必要があります。

 

構い過ぎず、大きな音を立てたりしないように注意しましょう。

 

また、餌の温度も低すぎないかチェックしてください。

 

特に水分が多めだと、温度が下がるのも早くなるため

40℃を大きく下回るほど餌が冷めてしまった場合は

湯煎にかけて、温めなおします。

 

文鳥の雛をお迎えしたばかりで、

飼い主も差し餌に慣れていない場合は

温かいお湯をはったボウルを横に用意して

餌を保温しながら与えると良いですよ。

 

冷たくなった餌を与えると、

雛の体温が低下してしまいますので

餌の保温はしっかりと行うようにしてください!

 

以上のことに気をつけても

36時間以上、まったく餌を食べる素振りをみせない時

小鳥が診られる動物病院で強制給餌をお願いしましょう。

 

餌を食べない理由がストレスによるものなのか

そのう炎などの病気によるものなのか

くれぐれも家庭で強制的に餌を喉に突っ込む、

ということは避けてくださいね。

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文鳥の雛の餌を作る際に必要な道具は?

文鳥の雛に餌を与える場合は、

差し餌専用の器具が必要になりますが

餌を作るにはどのような物が必要なのでしょう?

 

短い期間ですが、差し餌中は、

日によっては何度も餌を作ることになります。

 

なので、毎回ストレスなく雛の餌が作れるように

用意しておくと安心な、道具を2点紹介していきます!

 

給餌セット


粟玉をふやかすのに、使えるカップと、

差し餌に使える、スプーンがセットになった

ものです。

 

樹脂素材のうえにマグカップでも、湯煎が

できる大きさなので、保温がしやすいことが

ポイント!

 

スプーンも、雛のくちばしに合わせた形状に

なっているので『粟玉が詰まってしまって

スポイトが使いづらい』という、飼い主さん

からも人気がありますよ。

 

差し餌が進んで、自分で食べることに挑戦

する頃になると、雛自身もスポイトより

スプーンの方が、食べやすいため用意して

おいて間違いないでしょう。

 

離乳食用のすり鉢セット

次に紹介するのは、

離乳食調理用のすり鉢とすりこぎのセット

です。

 

差し餌が進んで、小松菜や豆苗といった

青菜や、卵の殻などを餌に加えるように

なった時に用意しておくと非常に便利ですよ。

 

一度の給餌であげる、青菜の量は少ないため

少量を調理できる道具があると、かき集める

手間が省けます。

 

野菜ではなく、サプリメントでもビタミン

類は補えますが、青菜を与えれば余分な栄養

を取らずに済みます。

 

また、“成鳥になって野菜を食べるようになる

というメリットがあるでしょう。

 

手間は掛かりますが、成鳥になった時のことを

考えて、ぜひ青菜を餌に混ぜてあげるようにして

みてくださいね。

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文鳥の雛に差し餌で餌を与える時期は2ヶ月

にも満たない、ほんの僅かな間です。

 

しかし、この時期に体をしっかり作ること、

また差し餌を通して、文鳥と信頼関係を

しっかり築くことは、とても大切なこと!

 

日に何度も餌を作って、給餌することは大変

なことですが、お世話を通して雛鳥と仲良く

なってくださいね。

 

以上、『文鳥の雛の餌の作り方!与え方や量、時間、食べない時の対処法は?』の記事でした。

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