スーパーで売っている鶏の卵。

 

小さい頃、この卵から鶏が生まれてこないかな?

なんて思ったことがある方もいるはず!

 

今回は、そんな鶏の卵を孵化させる方法について

ご紹介していきたいと思います。

 

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鶏の卵を孵化させる方法は?

鶏の卵を孵化させるには一体、

どうすれば良いのでしょうか?

 

親鳥が温めるイメージはありますが、

具体的にどうすれば良いか悩みますよね。

 

ここからは鶏の卵を孵化させる方法

3つご紹介していきたいと思います。

 

孵化器を使う

まずは、一番手軽な方法なのですが、

市販の孵卵器を用いることで鶏の卵を孵化させられます!

 

孵卵器とは文字通り卵を孵化させるための機械。

 

まず、前提として卵の孵化には以下のような条件が必要なのです。

・孵化をさせるには、だいたい37度を保ち温めることが絶対。

・適度な湿度が必要。

・「転卵」といって、鶏の卵の方向を変えてあげることが必要。

自力でこの環境を整えてあげることは、なかなか大変ですよね。

 

孵卵器を使えば温度の調整はもちろん、

湿度や転卵もしてくれるので、

お手軽に卵を孵化させることができますよ。

 

孵化器を自作する

 

孵化器作り方

 

『孵卵器のような大層な物を用意するのは大変だ』という方や、

『自分で卵の孵化過程にチャレンジして楽しんでみたい!』という方には

自作の孵卵器を用意することをおすすめします。

 

用意するものは、

    • 衣装ケース

    • 衣装ケースに入る大きさの、小型のプラケースを2つ

    • ヒーター

    • 温度湿度計

    • サーモスタット

衣装ケースやプラケースはホームセンターなどで入手でき、

ヒーター、サーモスタットや温度計などの温度管理に用いるものは、

小鳥や爬虫類を扱っているペットショップで入手できます。

 

これなら、用具をかなりお手軽に準備できますね。

具体的な器具のセットについてご説明します。

・サーモスタットは37度に設定し、

キッチンペーパーを敷いたプラケースに

温度計と共に卵を入れます。

・サーモスタットは衣装ケースの縁にかけるように

設置すると良いでしょう。

・ヒーターはヒヨコ電球でも、

普通の小鳥用のカバー付きのものでも構いません。

衣装ケースは大きいので、100wのものをおすすめします。

 

卵を置いたプラケースの外側に、ヒーターをかけて

同じくプラケースの外側に、水を入れた器をおき、布を入れます。

 

これは、湿度をある程度保つために必要なものです。

 

プラケースの中に卵を置く時に、

鶏の卵にマジックで印をつけましょう。

 

これは、転卵の目印にするためです。

 

転卵は一回90度、1時間に1回が望ましいですが、

これではなかなか手間がかかりますので

6時間に1度程度でも大丈夫です。

 

湿度は60〜70%に保ちましょう。

 

順調に卵の発生が進めば、

21日程度で可愛いひよこが産まれてきますよ!

 

 

鶏の卵を孵化させる方法3

 

温度管理

 

先程もご紹介したように、

卵をきちんと孵化させるために必要なのは

温度の管理と転卵、湿度管理なんです

 

そのため、これらの条件を揃えることができれば、

ご紹介したようなプラケースでなくても大丈夫ですよ。

 

プラケースよりも簡単でお手軽な孵化器として、

段ボールを用いる方法があります

 

プラケースと違って、段ボールは、

衣装ケースのように気密性が高くはありません。

 

衣装ケースで鶏の卵を孵化させる場合、

温度が高くなりすぎることがあるのです。

 

逆に、段ボールでは温度が下がってしまうことが考えられますので、

サーモスタットは卵の近くに置いて、

温度を下げないように気をつけましょう。

 

温度、湿度を維持したら転卵などお世話してあげることは同じです。

 

先程、衣装ケースの自作の孵卵器でご紹介した方法に追加して、

卵の成長を確認するため必要なのが、検卵です。

 

用意するものは下記の2つです。

・懐中電灯

・トイレットペーパーの芯

懐中電灯の上にトイレットペーパーの芯をおいて、

卵を光で透かす環境を作りましょう。

 

ここで注意しないといけないのは、

検卵する際に卵の温度が下がってしまうこと。

 

卵を冷やさないためにも、温めた手で、

なるべく素早く行いましょう。

 

検卵の際は、トイレットペーパーの芯の上に、

尖っている方を左右にして卵を置きます。

 

こうすることで、卵の中を光に透かして見ることができ

うまくいけば、雛の心臓の動きが見えることもあるんです!

 

育っている実感が湧いて

ワクワクする瞬間になること間違いありませんね。

 

検卵の目安は、6,12,18日目に行います。

 

真っ暗になって何も見えない場合は、

照らし方が悪いか、『中止卵』といって

卵の成長が止まってしまっていることが考えられます。

 

こうなってしまうと、悲しいことですが、

残念ながら、その卵については諦める他にはないでしょう。

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スーパーの鶏の卵でも孵化させることができるの?

卵を孵化させるコツ1

 

一番手軽に手に入れられる鶏の卵といえば、

スーパーで売っている卵。

 

普通、スーパーで売られている鶏の卵は

無精卵といって、受精していない卵なんです。

 

スーパーにある卵は

いくら温め続けても孵化させることはできません。

 

ですが、市販されているものにも、「有精卵」として、

受精した卵も売られていますよね。

 

有精卵として販売されているものであれば、

孵化の可能性があります!

 

けれども、販売の時には勿論卵は温められいませんし、

常温で放置されてしまっています。

 

そんな長い期間、放置されていた卵が

『本当に孵るのだろうか?』と不思議ですよね。

 

実は、この時の卵は休眠状態にあるのです。

 

人がいつまでも眠っていられないように、

休眠状態にも限界があります。

 

休眠状態が1週間程度でしたら全く問題はなく、

最大で2週間程度まで休眠可能なよう。

 

しかし、休眠期間が長くなればなるほど、

孵化の可能性は下がってしまいますから

なるべく「産みたて」の有精卵を入手することを

おすすめしますよ。

 

 

 

鶏の卵を孵化させる時の温度や期間は?

卵を孵化させるコツ2

 

卵の孵化の適温は37.4度です

 

孵化の安全と将来卵を産んでくれることを求めて

メスを狙う場合は少し低めの36.5度程度が望ましいです。

 

湿度は50~60%、

孵化直前には60~70%を保ちましょう。

 

孵化までに要する期間はだいたい21日程度

 

18日間くらいで、中からコツコツと

雛が卵をつつく音が聞こえてきますよ。

 

この状態になったら、転卵は止めて、

数日経つと卵を破って雛が誕生する

“感動の瞬間”を目の当たりにすることができますよ。

 

この時、卵を割るのが下手な雛もいて

手伝ってあげたくなりますが、優しく見守ってあげましょうね!

 

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鶏の卵が孵化しない時は?

卵を孵化させるコツ3

 

本来は親鳥が行う、孵化の作業

 

人間が人工的に進めること、また卵自体の孵化率を考えると、

当然、親鳥が行うようには上手く行かない時があります。

 

卵が孵化しない時、転卵による傷つきや温度の変化により、

卵が成長を止めてしまったことが考えられます。

 

死んでしまった雛を生き返らせることはできません。

 

残念なことですが、検卵をして様子に変化がないようであれば、

諦めるほかはないでしょう。

 

 

 

鶏の卵を孵化させるのに必要な道具は?

鶏の卵を孵化させるには色々な条件が必要で、

なかなか難しそうと感じますが

中には便利なグッズもあるんです

 

孵化のために必要なおすすめグッズを紹介していきますので

参考にしてみてくださいね。

 

人口孵化器


こちらは人工孵化初心者さんにおすすめの孵化器です。

 

鶏の卵なら12入れることができます。

 

将来的に『鶏だけでなく他の卵にも

チャレンジしてみたい!』と

考えている方にはとてもおすすめですよ。

 

鶏の他に、うずら、アヒル、オウム、

ガチョウ、キジ、カモの卵の孵化まで幅広く

対応しています。

 

内蔵されているサーモスタットで

自動的に温度を適温に保ち、湿度の管理もしてくれます。

 

転卵も自動的に行ってくれる優れもの!

 

また、鳥の種類別の設定ができるようになっており、

鶏以外の卵を孵化にチャレンジする時、

スムーズに孵化に導けるようになっています。

 

これから『度も孵化をさせてみたい!』という方には

ぴったりの商品ですね。

 

ヒヨコ電球

100wのヒヨコ電球なら

暖かくて温度管理も安心です。

 

別途サーモスタットを用意したりと、

他の道具を揃えるのに何かと費用はかかります

ので、こうしたシンプルなヒヨコ電球があると

助かります。

 

なんせサーモスタットは

どうしても高額ですからね。

 

また、鶏の卵が孵化して

ヒヨコになった後も保温は大切なので

孵化後の雛のお世話にも使えますから

使い勝手のいい商品でしょう。

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殻を破って産まれてくるヒヨコ、卵という存在、

自分の手で孵化させることができる感動は言うまでもありません。

 

もちろん、孵化したヒヨコは大きくなれば鶏になり、

孵化させた経験は大きな糧となって、

一生の思い出になりますね。

 

親鳥に代わって、優しく育ててあげましょう!

 

以上、『鶏の卵を孵化させるには?方法や温度、期間はどのくらいかかる?』の記事でした!

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