実は私の家にもジャックラッセルテリアがいます。

ジャックラッセルテリアはテレビCMでも良く見かけるようになり、注目を浴びる機会が増えました。そんな流れの中で、ジャックに興味を持たれた方もいらっしゃったかと思います。

そして、実際にお迎えされた方も・・・

しかし中には、ジャックラッセルテリアを飼って後悔している?

手に負えないから飼ってはいけない?

などのマイナス要因も耳にします・・。

確かにジャックラッセルテリアは体力も底なし級で、超タフな犬である事は間違いありません。元々ジャックラッセルテリアは狩猟犬であり大型犬並みの運動量なので、飼い主さんがそれについていくのは大変に感じるかもしれません。

また常に大好きな飼い主さんに注目してもらいたくて日々奮闘していますので、飼い主さんはジャックに振り回される事もしばしばあります。

犬との相性もありますので、それがやはり人によっては「手に負えない?」などの解釈につながってしまうのかと思います。

実際にジャックラッセルテリアの良さも知っているジャックの飼い主としては、少し寂しい気持ちにはなりますが、なぜ?飼ってはいけないと言われてしまうのか?

その理由について、さらに詳しく読み解いていきたいと思います。

 

ジャックラッセルテリアを飼って後悔する人の特徴

ジャックラッセルテリア 生後4か月

ジャックラッセルテリアを飼って後悔する人の特徴は、

結論から言うと、ジャックラッセルテリアがどんな犬種なのか?事前調査がちゃんとできていない!

つまり何となく可愛いからとか?見ためだけお迎えしてしまう・・。

何の下調べもせず、安易な気持ちでジャックラッセルテリア飼ってしまうと後悔します。犬をお迎えする際は、犬種の性格や特徴などを確認する事が大切です。
※これは、ジャックラッセルテリアに限った事ではありません。

その上で、ご自分と犬との相性はどうなのか?本当にお迎えしたい犬種なのか?と言う点も真剣に考えてみると良いでしょう。もしかしたら他に、ジャックラッセルより相性の良い犬種がいるかもしれません・・。

犬をお迎えしたものの何か想像していたのと違うな?では済みませんし、途中で飼育放棄などあってはなりません。

不幸なジャックラッセルテリアを生み出さないためにも、お迎えする前には事前調査が必須になってきます。

ジャックラッセルテリアと言う犬種の【良い面悪い面】この2点を充分理解した上で、それでもお迎えしたい!と言う方にこそ、家族としてお迎えしてあげて欲しいです。

このような飼い主さんであれば、ジャックの欠点も上手にプラスに転換し良い関係が築ける事ができると感じるからです。

そんな愛情深いご家庭で育つジャックラッセルは、やはりのびのびとしています。そしてジャックラッセルのいる生活は、人生に笑いや幸せを届けてくれる事でしょう。

実際に私がそうですし、ジャックラッセルと言う犬種の良さも良く知っているからです。

ただ可愛いとか・・珍しい?などの理由で軽い気持ちでお迎えしてはいけない犬!と言うのが私の結論です。

実際のジャックラッセルテリアは超活発で運動量もかなり多く、常に元気いっぱいな犬種です。この辺りがきっと【手に負えない】と言われる原因にもなっているのでしょう。

そして、中には子犬の段階で手放そうとされる方もいらっしゃいます。

しかし犬種に限らず幼少期の子犬は好奇心にあふれ、とにかく元気でやんちゃもします。それなりにこの時期にはしつけと言う面では誰もが苦労はするはずです。

多少の違いはあれど、子犬は元気いっぱい・やんちゃが当たり前で、それはジャックラッセルテリアに限った事ではありません。ここを上手に乗り越えて愛犬との信頼関係を築いていく事こそジャック飼い主の役目です。

またどんな犬種にしろ、幼少期にしっかりしつけをする事はとても重要です。

ジャックはしつけが難しい犬種と言われますが、ジャックはかなりの遊び好きでなので日常の遊びを通して上手にしつけを取り入れる事で必要な事は覚えてくれます。

もちろん食いしん坊なので、しつけに成功した時の【ごほうび】は必須です。遊びを通してしつけ&ごぼうびで良い事、悪い事をしっかり覚させていきましょう。

元々とても賢い犬種なので、とにかく根気よくしつける事でいろいろ覚えてくれます。幼少期のしつけは、焦らず粘り強くがキモです。

賢い犬なのでしつけをする際は、家族全員が一貫性のある分かりやすい言葉を使う事でジャックラッセルも人間の言葉を理解しやすくなります。

しつけをする時は、「おすわり」「お手」「おかわり」「待て」と言った具合に必ず一貫性のある言葉で統一させましょう。

「ダメ」と言う時も、「ダメでしょ」「だめだよ」「あかん」「こら」など、家族全員が違うニュアンスで言うより、全員が「ダメ」と言う言葉で統一させれば犬も迷いません。

このように、しつけをする際は一貫的な言葉に統一させると上手くいきやすいですょ♡

ジャックラッセルテリアはトレーニングが得意な犬でもあるので、いろいろと芸と覚えさせても良いでしょう。

注意点としては、ダラダラとしつけが甘くならないようしっかりとルールを守らせる事がキモです。ジャックラッセルテリアは頑固な一面もありますので、しっかりとしたリーダーシップとトレーニングが必要なのです。

多かれ少なかれ根気は必要ですが、この努力は必ず報われます。

しっかりしつけをする事で、ジャックラッセルは本当に最高のパートナーになってくれますょ。この小さな暴れん坊将軍を、尊い愛犬として大切に寄り添ってくれる方が増えてくれると嬉しく思います。

いつもはじけ飛ぶほど元気なジャックラッセルですが、飼い主がどんっと落ち込んでいるとそっと傍で寄り添い気使いを見せる心優しい一面もあります。

元気いっぱいで優しい犬、それがジャックラッセルテリアと言う犬種です。

 

ジャックラッセルテリア飼育に向いている人

ジャックラッセルテリア 生後3か月

下記に当てはまるような方は、ジャックラッセルテリアの飼育に向いています。

①アウトドアタイプの人

ジャックラッセルテリアは、とても活発でエネルギッシュです。ですので当然のこと大好きな飼い主さんと常に一緒に行動したがります。

家のジャックラッセルも常に、誰かの後を付いてまわりまるでストーカーのようですwww

キャンプやビーチなどアウトドアに一緒に連れ出す機会が多い方、このようなアクティブな生活スタイルの方には超向いています。きっと、最高のパートナーとなり飼い主を飽きさせる事はないでしょう。

屋外で走り回るジャックラッセルは実に活き活きしていて、これが本来のジャックラッセルだと実感します。そんな愛犬を見ているだけで幸せな気持ちになります。

活動的に生活させる事は、運動面だけでなく愛犬にストレスをためさせない事にもつながります。

よってジャックラッセルテリアはエネルギッシュなぶん、運動や訓練を通じて十分な刺激と活動を提供できる飼い主に向いていると言えますね。

 

ジャックラッセルテリアを飼ってはいけない人

ジャックラッセルテリア スムース

ジャックラッセルテリアを飼ってはいけないって本当なの?

結論として、飼ってはいけない人?と言うよりは、ジャックラッセルじゃなくても他の犬種との相性の方が良いケースもあると言う事です。

下記は、ジャックラッセルの飼育に向いていない人の例になります。

①常に忙しい生活を送り、家を留守にする事が多い。

毎日忙しくあまり犬に構ってあげられない人は、ジャックラッセルを運動不足にしてしまいます。特にジャックラッセルは運動量が不足する事で、ストレスをためやすくそれが問題行動の引き金になる可能性もあります。

またジャックラッセルに限った事ではありませんが、幼少期の段階でしっかりと外に連れ出したり他の犬とも交流させたりしながら社会性を身につけさせる必要もあります。

犬は寂しさを紛らわすための道具ではありませんので、日々の散歩もそうですが飼育やしつけに時間をあまりさけない方には向いていません。

②初心者向きの犬種ではない

初心者の方の場合、しつけ面だけでなく何かとジャックに振り回されてしまう可能性もあるのでそれなりの覚悟が必要です。。
※ジャックラッセルテリアがどんな犬なのかを理解した上で、それでもジャックラッセルをお迎えしたいと願う方なら問題ありません。

④抜け毛が嫌な人

ジャックラッセルテリアは、抜け毛が多い犬種ですので、定期的なブラッシングやラフなどの長毛種の場合はトリミングも欠かせません。

家のジャックはラフ(長毛種)なので、いつもバリカンでサマーカットにしています。

抜け毛やお手入れが、飼い主にとって負担とならないか?その点も含め良く検討されると良いでしょう。

ちなみに、ジャックラッセルの被毛の長さは全部で3種類。短毛(スムース)、中間(ブロークン)、長毛(ラフ)とありますが以外にも短毛(スムース)が一番抜け毛が多いと言われています。

家のジャックラッセルは長毛(ラフ)ですが、それでも抜け毛が多いので日々の床掃除は欠かせません。時期にもよりますが束になって抜ける事もあります。

一番抜け毛が少ないと言われる長毛(ラフ)ですら、正直それなりに抜け毛はありますので【抜け毛が嫌】と言う方には向いていません。

ジャックラッセルは手に負えないって本当?

ジャックラッセルはテリアは、静かにまったりと生活したい人には手に負えない?と感じてしまう方もいるかもしれません。ジャックの飼育には根気が必要なのも確かです・・。

その理由としてやはりジャックラッセルは、静かに落ち着いていると言うよりは遊び好きな犬です。

子犬の頃は特に落ち着きがなく、遊びの神様と言っても良いでしょう。根気よく構ってくれサインを送ってきますwww

よって飼い主さんはジャックラッセルの遊びの欲求を、ある程度は満たしてあげる事ができるかどうか?がキモでありジャックラッセル飼育の向き不向きの判断材料にもなるかと思います。

静かに読書でもしようものなら、100%妨害されます。もちろん四六時中こんな感じではありませんが、とりあえずは、一緒に遊んであげる時間を作ってあげる事も大切です。

運動不足だったり何かしらストレスをため込んでしまうと、家具を噛むなどの問題行動に発展してしまうケースもあります。

ジャックの飼育はそれなりの覚悟がないと、途中で飼育につまづいた時に手に負えない?と感じてしまう可能性も否定できません。

とは言え遊び好きのジャックですが、それなりに満足すればいつの間にか飼い主に寄り添うように寝てたりしますzzz

性格も頑固で自己中心的な一面もありますので、静かな環境で常にまったり犬とくつろぎたい人には向いていません。このような人は、ジャックラッセルテリアを飼ってはいけない・・。

と言うよりは、他の犬種を検討された方が良いでしょう。

このようにジャックラッセルテリアは、活発な性格と運動量も多いため、これらのニーズに応えられる自信がない場合はジャックラッセルの飼育に向いていないため良く検討されてください。

 

ジャックを飼育する上での注意点

ジャックラッセルテリアの子犬2

非常に運動量が多い犬種なので運動不足に注意し、遊びたい要求を上手に満たしてあげましょう。

運動不足に注意

散歩だけでなく、広い場所での自由な運動や遊びも必要です。例えばジャックラッセルは、フリスビーやボールを追いかけることが大好きなので遊び道具を用意してあげると良いでしょう。

社会性を身に着けさせよう

またジャックラッセル限った事ではありませんが、後々問題行動につながらないようにしっかりと社会性を身に着けさせる必要もあります。

幼少期の段階でしっかりと、他の犬や人間とふれあえる機会を多く提供してあげましょう。このような機会を積極的に作ってあげる事で、社会性が育まれます。

トラブルやケガに注意

エネルギッシュで疲れ知らず?なので本当に良く走り回ります。ただ少々ドンくさい面もあるので怪我がないよう注意深く見守ってあげる必要もあります。

部屋の中や周囲に、危険なものがないか事前に確認しておきましょう。

また遊びに夢中になると、猪突猛進になる傾向があるので未就園児などの小さなお子様がいる場合は目を離さないようにしましょう。

ジャックラッセルテリアは狩猟本能が強い犬種なので、散歩中などに突然出てくる鳥や小動物を突然追いかけることがあります。

一度スイッチが入ってしまうと、突然走り出す事で危険な場合もありますので、手からリードが離れないようにしっかりと握っておきましょう。

自転車や人通りの多い場所では、リードを伸ばし過ぎず短く持ってください。

ジャックラッセルテリアは、元々狩猟犬だった事もあり、今でも狩猟本能が強く残っている?とかと感じる事もあります。

外出させる時の注意点として、他の犬や小さな子供・高齢者の方などが近くにいる場合はトラブルにならないように、ジャックラッセルが猛ダッシュしたり飛びつきなどの行動には充分に注意を払う必要があります。

犬は突然、想定外の行動をする事もありますのでトラブルやケガには充分注意しましょう。

無駄吠えに注意

ジャックラッセルは郵便や宅配など知らない人が玄関に近づくとそれを察知し、とても太い声で吠えることが多いです。家のジャックもまさにコレに当てはまります。

家族が帰ってきた時も吠えます。ただこの時の声のトーンは高めで嬉しくて吠えているのが分かります。

番犬としては優秀ですが、中には近隣トラブルの原因になることもありますので周囲の環境に注意が必要です。

人それぞれ生活スタイルや環境もそれぞれ違いますので。一度立ち止まって、本当にジャックラッセルをお迎えできる環境なのか?またジャックとの相性をしっかりと考えてからお迎えされると良いでしょう。

ジャックラッセルテリアの遺伝病に注意

またジャックラッセルテリアには、親から遺伝病を引き継いでしまう場合があります。

家のジャックがそうなのですが、ジャックラッセルテリアには特有の遺伝病があります。胃や腸にポリープが次から次へとできる厄介な遺伝病です。

岐阜大学病院により、遺伝病が発見されました。これは人間で言う大腸ポリポーシスのようなものらしいです。

遺伝病は血液検査をする事で、簡単に判別できます。子犬をお迎えする際は、事前にブリーダーさんに遺伝病の検査もされているか?コレを必ず確認する事を強くおすすめ致します。

信頼できるブリーダーがおすすめ

最後になりますが・・

もしもジャックラッセルをお迎えする際は、必ず信頼できるブリーダーさんを納得の行くまでまわり慎重に検討する必要があります。

犬舎の中が清潔で子犬達は健全に育っているか?ブリーダーの方が、ちゃんと動物達の愛情を持って接しているかどうか?も大切なチェックポイントです。

私は過去に、ペットショップの店員でしたがペットショップの闇の部分も見てきています。

ペットショップでジャックラッセルテリアをお迎えするのは、正直なところおすすめしません・・・。

できる事なら、お値段が高くなっても信頼できるブリーダーさんの元からお迎えする事を推奨させて頂きます。

ジャックラッセルテリアは家族との絆を大切にする犬種です。家族と大切な時間を共有し、たくさんの愛情を注ぐ事で、きっと深い絆が生まれる事でしょう。

飼い主様とジャックラッセルの幸せを心からお祈り致します(⋈◍>◡<◍)。✧♡

最後までお付き合い頂きどうもありがとうございました。この記事で少しでも、ジャックラッセルテリアの理解が深まると嬉しく思います。