写真集から人気に火のついた小鳥、シマエナガ。

 

真っ白でふわふわの頭に、

つぶらな瞳がとても可愛らしい、小さな鳥です。

 

その愛くるしい姿から、

『雪の妖精』という愛称がつけられ、

まさに妖精と呼ぶにふさわしい生き物です。

 

そんなシマエナガを見て、

一度でいいから飼育してみたい!』と思う方も

いらっしゃるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、気になるシマエナガの生態、鳴き声

そして、ペットとして飼育することはできるのか?

そんな様々な疑問について、説明していきます。

 

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シマエナガって何?

 

そもそも、シマエナガってどんな鳥?

 

野鳥とは言っても

そこまでメジャーな鳥ではないですし、

『写真で見たことはあるけど詳しくは知らない』

という方も多いはず。

 

シマエナガはスズメの仲間の

エナガ”という鳥の一種で、

主に北海道のような寒い土地に生息しています。

 

本州の方でもシマエナガの仲間である

”エナガ”は生息していて、

こちらもシマエナガによく似た可愛らしい鳥です。

 

ただ、真っ白でふわふわの綿あめのような容姿もあって、

単純な可愛さではシマエナガに軍配が上がります。

 

シマエナガの体長は14センチで

その約半分を占めるのが、長い尾羽です

 

見た目は雪だるまのような

ふわふわの羽毛のイメージが強いですが、

あの姿は実は防寒のため

羽毛に空気を取り込んでいるからなんです。

 

可愛いだけでなく、

きちんと意味のあるものでした。

 

そして、なんといっても

小さな体も特徴的でしょう。

 

尾羽を抜いた全長は7センチほどで

人間の人差し指の長さと同じくらいの大きさです。

 

重さはというと、あのスズメですら

24グラムほどあるのに対し、

なんとシマエナガは9グラムくらいしかないんです。

 

まさに手のひらサイズの小鳥です!

そのサイズ感が可愛さを倍増させているんですね。

 

 

 

シマエナガの特徴って?

 

シマエナガの特徴は、

顔からお腹にかけて真っ白な羽の色と、

小さくて黒いくちばし。

 

背中にかけては、

少し茶がかった灰色をしています。

 

多くの人がシマエナガと聞いて

思い浮かべるあのもこもこの羽毛は

先ほどもお伝えしましたが

冬の間、寒さを乗り越えるための仕様なんですよ。

 

夏の間のシマエナガは、

もう少しスマートな見た目をしていて、

季節によって印象が変わるというのも面白いですね。

 

それから、名前の由来にもなった長い尾羽

全長の内の半分が尾だと思うと、

驚いてしまいますよね。

 

そして、シマエナガは

鳴き声もとってもキュート

独特な鳴き声をするシマエナガを見つけるときに、

鳴き声を目印にすることもあるようですよ。

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シマエナガの鳴き声って?

シマエナガの鳴き声はとってもきれいな音色

朝に聞こえてきたら、すっきりと起きられそうですね。

 

チーチー」「ジュリリリリ

ジュルリジュルリと様々な声色を使って、

まるでおしゃべりしているみたいです。

 

また、群れでいることが多いので、

愛らしく呼びかけあう声が聞けますし、

小さな鳥が仲良く集まって鳴く声は

とても癒されますよね!

 

ここで、シマエナガの可愛い鳴き声

思わず癒されてしまうような様子

見ることのできる動画を紹介します。

 

ひょこひょことせわしなく動く姿にも

注目してみてください!

 

頭をかしげるような仕草がとっても可愛いらしく

たんぽぽの綿毛のような体が印象的でした。

 

 

シマエナガって飼育できるの?

 

結論から言いますと、

シマエナガをペットとして飼育することはできません。

 

『鳥獣保護管理法』という法律が関係していて、

シマエナガなどの野生に生息する生き物を

捕獲、飼育することは法律で禁止されています。

 

例えば研究目的での飼育など、

特別な理由があって許可を得ていなければ

原則としてシマエナガを飼育することは許されないんです

 

寒い地域に生息する鳥ということで、

本州の動物園でもあまり見かけることもありませんよね。

 

少し残念ですが、飼育されて

鳥かごの中に入れらている姿よりも、

自然の中で生き生きと飛び回るシマエナガを見たいですよね。

 

また、飼育することは難しいのですが、

もしシマエナガが生息する、

近くの場所に住んでいる場合は、

エサ台を用意して自然のシマエナガを呼び寄せることで、

運が良ければ間近で観察できるかもしれません。

 

次に詳しく説明しますが、

シマエナガは虫などを肉性のもの好むので

エサとして動物の脂身を置いておくと、

食いつきがよいとのこと。

 

あの天使のような見た目からは

ギャップを感じてしまいますね。

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シマエナガの生態は?

 

その可愛らしい容姿もあって、

つい花びらや木の実をついばむ姿を

想像してしまいますが、

実はシマエナガは昆虫などを主食とする

雑食性の鳥です。

 

なんと、大好物はアブラムシという。

ちょっと意外でした。

 

そんなシマエナガは

山奥や林など自然の中で暮らしていますが、

緑の多い公園など

人の住むエリアで見る事もできるようです。

 

冬になると、人の多く住む地域に

降りてくることもあり、あの可愛い姿を

街中で見つけることが出来たら幸せですよね。

 

それから、『シマエナガが作る巣

というのが少し変わっていて、

袋状の巣なのですが

外側をコケとくもの糸でまとめて形を作り、

中には羽毛をぎっしりと敷き詰めるこだわりよう。

 

シマエナガは多くの鳥の中でも

1、2を争う巣作り名人なんですね。

 

しかも巣作りは母鳥だけでなく

父鳥も手伝うということから、

意外にも子煩悩な鳥であるということがわかります。

 

産み落とされた卵は

快適な巣の中で大切に守られ、

そうして、4月ごろになるとヒナが生まれて

時には私たちの前に姿を

見せてくれることもあるのでしょう。

 

 

 

シマエナガの生息地は北海道のどこ?

シマエナガの生息地は

北海道の全域に分布しています。

 

先ほどもお伝えしましたが、

夏場は山や林など

自然が多い場所にいることが多く

私達の身近な自然公園や

街路樹の上でも見ることはできるようです。

 

意外と身近な場所にもいるというのは、

嬉しい発見ですよね!

 

また、北海道以外でも

青森など東北地方での目撃例もあり、

北海道ではとりわけ珍しい鳥というわけではないので、

旅行へ行った際に見ることができるかもしれません。

 

 

 

シマエナガは日本以外でもみられるの?

 

シマエナガはヨーロッパからアジアまでの

寒い地域では比較的みられるようです。

 

シマエナガには真っ白な雪がよく似合っていて

ふわふわの羽毛のイメージ通り、

寒い地域が好きなようですね。

 

ただ、小さな鳥ですし

見つけること自体が難しいということと、

非常に数が多いというわけではないので

『海外旅行へ行った際にたまたま見かける』というのは

難しいかもしれません。

 

逆に、もしも見かけることが出来たら、

一生の思い出となるでしょう。

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さて、今回は世間で話題になっている野鳥の

シマエナガについて詳しく紹介しましたが

いかがでしたでしょうか?

 

シマエナガに限らず、自然の中で暮らす生き物は、

自然の中でこそ生活する姿が一番魅力的です。

 

残念ながら、シマエナガをペットとして

飼育することはできませんが、

『もっともっとシマエナガを見てみたい!』という方は、

インターネットにある動画をチェックしてみたり、

野生のシマエナガが生息する北海道へ

足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

 

以上、『シマエナガは飼育できるの? 鳴き声や生態、生息地は北海道のどこ?』の記事でした。

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