私達日本人にとって一番なじみ深い
魚の一つでもあるメダカ。
ペットショップだけではなく
縁日の屋台でも購入できることから
熱帯魚に比べて
手軽に飼育できる印象がありますよね。
そのため軽い気持ちでメダカを飼ってみたら
魚の飼育に興味が出てきてしまって
他のものも混泳させたくなったという方も
少なくないと思います。
そこで今回は、メダカとの混泳に
おすすめの魚や貝、エビ、
逆に相性の悪い種類について
ご紹介していきます。
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メダカと混泳させる魚選びのポイントは?
メダカは実に種類の多い魚で、
普通のペットショップでも見かける
ヒメダカや楊貴妃、
白黒メダカといった種類であれば、
相性の良い魚を選べば混泳が可能です。
しかし、中にはダルマメダカなどのように
突然変異で生まれた種もあり
そういったものは先天的に体が弱いため
単独での飼育が好ましいとされます。
以下に、一般的なメダカとの混泳に
失敗しない為の、コツやポイント
を3つ紹介していきましょう。
メダカと同じくらいの大きさの種類を選ぶ!
メダカと混泳させるコツは
同等くらいの大きさの魚がを選ぶと
混泳に失敗しにくいですょ。
大き過ぎる魚の場合は
メダカを食べてしまう可能性が高いですし、
自然の環境下での天敵となるザリガニなども
一方的にメダカが餌にされてしまうため
同じ水槽に入れるべきではありません。
また同じ種類のメダカであっても
極端に対格差のあるものを混泳させていると
餌の奪い合いに負けたり、追い立てられたり
酷い場合は共食いをすることもあるので
注意が必要ですよ。
メダカと同じ水質で生きられる種類を選ぶ!
メダカの適正水温は10℃~35℃程度、
対応水質も弱酸性~弱アルカリ性と
幅広いため、多くの魚と混泳が可能です。
とはいえ、どちらかというと
中性~弱アルカリ性の水質が
メダカにとっては適しているので
この水質に適応した種類を
選んであげるのがポイントです。
穏やかな性格のものを選ぶ!
混泳させる魚を選ぶ場合は、
メダカとの性格の相性も大切です。
メダカを食べないまでも、
あまりにも縄張り意識の強い魚や
攻撃性のある魚を混泳させてしまうと
ストレスからメダカが弱って
死んでしまう恐れもあります。
そのため、メダカと混泳させる魚は
穏やかで、攻撃性の低い魚
を選ぶのがポイントで、混泳に失敗しない
コツです。
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メダカと混泳させるおすすめな魚!エビや貝の種類は?
それでは、具体的にどのような種類を選べば
メダカとの混泳がうまくいくのでしょうか?
以下にメダカとの混泳におすすめの
魚、エビ、貝を7種類紹介していきます。
コリドラス
最初に紹介する、
メダカとの混泳におすすめの魚は
コリドラスです。
水槽の底に落ちた食べ残しなどを
食べてくれるコリドラスは、
水質浄化にも役立ってくれることから
人気の高い熱帯魚の一種です。
また、非常に穏やかな性格のうえ
だいたい水底にいることから
ほとんどの魚と共存が可能ですよ。
そのためメダカとも
餌の奪い合いをすることが無く
問題なく混泳させられます。
グッピー
2番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめの魚は
グッピーです。
グッピーは対応する水質が
中性から弱アルカリ性とメダカに近く、
性格も比較的穏やかなことから
様々な魚と混泳が可能ですよ。
ただ、繁殖力が非常に強いため
数が増えすぎないように
計画的に飼育する必要があります。
ミナミヌマエビ
3番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめのエビは
ミナミヌマエビです。
水槽に発生した苔を食べてくれることから
コリドラス同様、水質浄化に役立ってくれる
ミナミヌマエビもメダカとの混泳に
おすすめですよ。
エビといっても
メダカや他の魚を傷つけるような
ハサミを持っているわけではなく、
性格もとても温和。
生命力も強いため特別な世話が必要がない点も
メダカに近く、飼いやすいエビです。
シマドジョウ
4番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめの魚は
シマドジョウです。
シマドジョウもコリドラス同様に、
水底に落ちた餌の残りなどを
食べてくれる魚であるため
水槽の掃除をしてくれる種類です。
また、メダカと生息域が被らないので
餌をめぐって争うといった心配もありません。
性格も非常に穏やかで
砂の中に身を隠していることも多いため
メダカ以外の魚とも
上手に共存してくれますよ。
プラティ
5番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめの魚は
プラティです。
カラーの種類も豊富で
可愛らしい外見のプラティも
温厚な性格ですので
メダカとの混泳におすすめですよ。
ただ、グッピー同様に環境が良いと
爆発的に繁殖することがあるため
増えすぎないように
数の管理に気を配ってくださいね。
石巻貝
6番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめの貝は
石巻貝です。
幅広い水質に対応する上
ミナミヌマエビ同様に
苔を食べてくれる石巻貝も
水槽の掃除屋さんとして
役立ってくれる生物です。
汽水で増えるため、通常の飼育で
爆発的に増殖してメダカの餌を食べてしまう、
といった心配も必要ありませんよ。
レッドチェリーシュリンプ
7番目に紹介する
メダカとの混泳におすすめのエビは
レッドチェリーシュリンプです。
レッドチェリーシュリンプは
ミナミヌマエビと同様な生態や食性を持つため
生命力が高く、水質への適応力も高い種です。
性格もミナミヌマエビと同じく穏やかなので、
エビ2種類をメダカと混泳させることも可能ですよ。
赤い体色も美しいので
水槽のアクセントとしても最適な種類ですね。
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メダカとの混泳で相性が悪い種類は?
様々な種類の魚と、混泳ができるメダカ
ですが、中には一緒の水槽に入れるのを
避けた方が良い、相性の悪い種類も存在します。
以下に、メダカと混泳に向かない種類の
魚やエビ、貝を紹介していきます。
金魚
最初に紹介する
メダカとの混泳に向かない魚は金魚です。
金魚というと、メダカと同じく
手軽に飼育できる魚という印象があり、
似た環境で飼育可能なため
混泳させても大丈夫だろうと思いがちですよね。
しかし、金魚は稚魚はもちろん
大人のメダカも、餌にすることがあります。
また、メダカと混泳ができる他の魚、
例えばミナミヌマエビなども
食べてしまう可能性があるのです。
ベタ
2番目に紹介する
メダカとの混泳に向かない魚はベタです。
尾ひれをなびかせて泳ぐ姿が美しいベタは
見た目と違って、攻撃的な性格の個体が
存在する種類です。
特に雄は縄張り意識が強いことから
単独飼育が推奨されるほどで
ペットショップや熱帯魚店でも
ベタだけコップに入って
別に飼育されている様子が見られる程。
穏やかな個体であれば
メダカとの混泳も可能ですが
食べられたり、ストレスで
メダカが弱ってしまう可能性も考えられ
ます。
このように、メダカと相性の悪い魚どうし
の、同居はおすすめできません。
モツゴ
3番目に紹介する
メダカと、相性が悪い魚は、
モツゴです。
モツゴはコイの一種で、
川釣りでも釣ることができる魚。
最大で全長11cmまで成長するものもあるため
室内の水槽でメダカと混泳させる方は
あまりいないかもしれません。
しかし庭の池などで一緒に飼育してしまうと
メダカはモツゴの餌にされてしまいます。
これはモツゴに限らず、
コイ全般に言えることなので
コイが泳いでいる所にメダカを放すのは
やめてくださいね。
スマトラ
4番目に紹介する
メダカとの混泳に向かない魚は
スマトラです。
スマトラは弱酸性~中性の水質に
対応できるうえ、丈夫で育てやすいことから
熱帯魚の入門種として人気のある魚です。
しかし、気性の荒い性格をしているため
メダカを追いかけて
ストレスを与える可能性もあります。
同じくブラックテトラなども
気性が荒い個体が存在するため、
メダカとの混泳には向かないでしょう。
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メダカと混泳させる時におすすめな物は?
では、実際にメダカと他の魚を
混泳させる水槽を作る場合、
何を用意すれば良いのでしょうか?
以下に、メダカと他種の生物を混泳させる時に
おすすめの飼育用品を5つ紹介していきます。
60cmサイズの水槽
メダカと他の魚を混泳させる時は
60cmサイズの水槽を用意しましょう。
メダカ自体は、昆虫の飼育ケースや
金魚鉢、屋外のビオトーブでも
飼育することが可能ですが、
他の魚と混泳させる場合は
60cmサイズの水槽があると良いでしょう。
視界を遮るフレームなどがない
シンプルなデザインのものを選ぶと
レイアウトも楽しむことができますょ。
水草
メダカと他の魚を混泳させる時は
水草もいれてあげるといいですよ。
水草は水質を安定させてくれるだけではなく
稚魚の隠れ家になったりと
様々な役割を果たしてくれるため、
特に色々な魚が混泳している水槽では
用意した方が良いアイテムなんです。
水草の中でも、マツモのように葉が柔らかく
二酸化炭素の添加などのケアも必要としない種が
特にメダカを含む多くの小型魚や
エビと相性が良いのでおすすめです。
エアポンプ
エアポンプも、
メダカと他の魚を混泳させる時に
用意した方がいいアイテムです。
メダカは水流に弱いこともあり
単独飼育している場合は
エアレーションを行わないという方も
多いと思います。
しかし多種の生物が混泳している水槽には
やはりエアポンプを設置した方が
好ましいでしょう。
エア量が調節できる仕組みのものが
お勧めです
水流でメダカが流されてしまう
といった心配もなく使用できますょ。
産卵箱
メダカと他の魚を混泳させる時は
外付けの産卵箱もあるといいですよ。
大人同士はお互いを攻撃しないような
穏やかな性格の魚を集めていても、
孵ったばかりの稚魚は
食べられてしまうことがあります。
そのため、特に多種の生物を
混泳させている場合は
飼育箱を用意しておくと安心ですよ。
稚魚の飼育だけではなく
病気の個体が出た場合の隔離にも
使用することができます。
フード
餌は欠かせないアイテムですが、
その中でも乾燥赤虫を使ったフードが
おすすめですよ。
メダカも大好きな赤虫ですが、
与え過ぎると消化不良を起こしてしまうため
単独飼育の時は与える機会は
少ないかもしれません。
しかし、他の魚と混泳させている状態であれば
グッピーやテトラなども大好きな餌のため
食べ残しも少なく、メダカが食べ過ぎる
ということも防げるので、
安心して与えられますよ。
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いかがでしたでしょうか?
メダカは様々な種類の生物と混泳できる魚です。
上で紹介した他にも混泳可能な
小型熱帯魚やエビ、貝も多く存在します。
逆にタガメやタイコウチといった
自然界で天敵となる生物との混泳は厳禁ですが
ポイントを押さえた生物を選んで
メダカの水槽を賑やかに彩ってみてくださいね。
以上『メダカと混泳できる魚やエビ、貝の種類って?相性が悪い種類もご紹介!』の記事でした!
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