古くからの言い伝えなどでも有名ですが【ツバメが巣作りすると幸運が訪れる】【家にツバメが巣をかけると縁起が良い】などと言われています。
ツバメの巣作りが縁起が良いを言われる由縁を紐解いていきましょう。また逆に巣を壊したり、巣が落下してしまうと縁起が悪いのでしょうか?結論から言うとNOです。
ツバメの巣 幸運が訪れる
『ツバメが巣を作ると幸運が訪れる』と言われるその理由は?
昔から人々の暮らしの中でツバメは『益鳥』的存在であった事もそうですが、スピチュアルな風水的な観点から見ても縁起が良いとされているからです。
なぜ、縁起が良いとされるのか?は、この後詳しく説明させて頂きますが、まず風水的ば観点で見ても一般的に【鳥】そのものが幸運と結びつけられることが多く、特に鳥の巣作りは幸運の証とされています。
また、ツバメが巣作りに選ぶ場所は、人通りが多く日当たりと風通しが良いという事もありこれは風水的に見ても、良い気が入りやすく環境的にもGOODと言うのもあります。
つまり、家にツバメが巣作りすると言う事は『良い環境の家』の証でもあり、良い気がどんどん入り込む事から幸運が訪れるとされている訳です。
また、ツバメが戻ってくる春は、成長をつかさどる季節であり『入学、就職、新生活』と新たな一歩をスタートさせる季節とも重なっています。
そんな季節に、ツバメが家に巣をかけると言う事は、仕事運や人間関係が良い方向に向かう暗示でもあります。
また、夫婦そろって仲良く子育てする姿からも見てとれるように、結婚運の上昇や夫婦円満などにも関連づけられているのが分かりますね。
ツバメは、春先に日本にやってくる夏鳥です。渡り鳥の中でも、いちばん人々に密着している親しみのある鳥と言えます。
ツバメはあえて人間の近くで巣作りをし子育てする習性からも見てとれるように、人々の生活の中にしっかりと浸透しそれは現代でも変わりません。
それゆえに、ツバメそのものの習性が『縁起が良いもの』として関連づけられ、このように『ツバメが巣をかけると幸運が訪れる』と言われるようになった由縁でもあります。
ツバメに限らず、鳥が羽根を大きく広げ大空を自由の飛び回る姿は、良い気を運ぶ幸せの象徴になっています。
空を飛ぶ鳥のイメージは、自由、飛躍、運気上昇、希望など、確かに鳥はプラスのイメージが強いですね。
ラッキーシンボル平和の象徴でもある白い鳩、福を招き入れる梟(フクロウ)、吉兆を知らせるカラス。不吉なイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、カラスは正しい導く神の使いとも言われています。
架空の鳥となりますが【鳳凰】も夫婦円満、幸せな結婚など幸せのシンボルとなっている鳥です。
家に巣をかけると縁起が良いと言われるのは、ツバメだけでなく実は雀も同様なのです。
オールシーズン日本のあちらこちらで普通に見かける雀ですが、同じ場所で巣をかけ夫婦で子育てする事からツバメ同じで、運気上昇、家族円満など雀が家に巣作りすると縁起が良いとされています。
よって、家に【鳥】が来る事はとても縁起が良いとされ、ツバメに限らず【鳥】=【幸せのシンボル】になっています。
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ツバメが巣をかけると縁起が良い理由は?
つばめが家に巣をかけると、とても縁起が良い!と言う事で、ツバメは昔から人々に愛されてきました。
その縁起の良い理由の1つに、つばめは大切な稲など農作物につく厄介な害虫を食べる【益鳥】として扱われてきた点も大きく関係しています。
ゆえに、農家の人にとってツバメはありがたい存在と言えます。
ツバメが害虫を食べてくれる事で、作物が守られ豊作へとつながりますからね。またそれにプラスして、ツバメが縁起が良い鳥とされる理由は、ツバメの習性からも来ています。
『春になると迷う事なく必ず同じ場所に戻ってくる事や、ツバメが巣をかける場所は人通りが良く風通しや日当たりが良い事、また夫婦そろって仲良く巣作り&子育て経て巣立つ』
縁起が良いと言われる【鳥】の中でも、ツバメは渡り鳥(野鳥)なのに、あえて人間の近くを選んで子育てするのもツバメくらいです。
古くから人間に密着し生活を共にしてきた鳥、それがツバメなのです。
ツバメはただの【益鳥】と言うだけでなく、この一連のツバメの習性は風水的にも良い気を上昇させ【幸運が訪れる・縁起が良い】事をされています。
『ツバメが家に巣をかけると縁起が良い』と言うのは、ただの伝説ではなく実際のツバメの行動から派生しています。
また、ヒナが大きくなると、ツバメの糞で玄関を汚してしまいます。しかし、そのつど玄関を掃除し綺麗にしておく事で運気アップにつながる!とも言われています。
また、それ以外にもツバメが巣をかける環境にも、縁起が良いとされる理由がかくされています。
ツバメは鬼門になるところには巣をかけないだけでなく、ツバメが巣作りに選ぶ場所は、建物に湿気が少なく、風通しが良い丈夫で安全な建物です。
それにくわえ、人通りが多いにぎやかな場所を選んで巣作りをします。
つまり、安全で快適に過ごせる住まいに綺麗な玄関、そして人が集まる場所と言うのは、自然と商売もさかえ人の笑顔があふれているわけです。
ツバメがあえて、このような好環境を選び巣作りをする事も、ツバメが巣をかけると縁起が良いとされる理由!として関連づけられているようですね。
ツバメが巣をかけると、縁起が良いとされる背景には、実際にあった縁起の良い話だけでなく、上記のような理由もあるわけです。
このように、ツバメは幸運や財運などをもたらしてくれる鳥であり、幸運を招くと言われています。
ツバメが巣をかける家は、古くから縁起が良いとされ、中にはツバメが家の中まで入ってきて、巣をかける事例もあります。家のお座敷に巣をかけるのも、かなり縁起が良いと言われています。
また、新築の家にツバメの巣ができるのも先行き順調な感じで縁起が良いですね。
これらが、ことわざや歌、昔からの言い伝えとして受け継がれ『家の玄関にツバメが巣をかけると縁起が良い』とされる由縁でもあります。
ツバメの種類
ツバメの巣作りは縁起が良いと言うお話をしてきましたが、日本で確認されているツバメは【イワツバメ】【コシアカツバメ】【ショウドウツバメ】【リュウキュウツバメ】【ヒメアマツバメ】などの種類がいます。
皆さんの近くで見かけるツバメは、どの種類でしょうか?どんな地域で、どんな形の巣をかけたか?で、ある程度ツバメの種類が特定しやすくなりますょ。
イワツバメ
繁殖地は九州方面よりも北側となりますが、大きく違う点は巣を作る場所です。例えば、巣は橋の下であったり集団で形成されるのも特徴です。
コシアカツバメ
繁殖地は九州方面よりも北側となり、西日本方面で多く見られます。コシアカツバメの巣は、とっくりのような形をしています。
他のツバメよりも若干ですが大きめで、腰のあたりが赤っぽいのが特徴です。
ショウドウツバメ
ショウドウツバメの巣は、人家ではなく土手や崖に横穴を掘って巣にします。
一般的なツバメと比べると少しサイズは小さめで、尾羽も若鶏のように短いのが特徴です。何となく岩肌に同化してみえますね・・。
リュウキュウツバメ
リュウキュウツバメの巣は、おわん型です。見ためは、一般的なツバメに似ていますが、ひたいとホッペタのほとんどが赤いのが特徴です。
繁殖地は、琉球諸島になります。そして、リュウキュウツバメの最大の特徴は、他のツバメと違い暖かい地域なので渡りをしない点が大きく違います。
ヒメアマツバメ
ヒメアマツバメの巣は、材料に枯草だけでなく羽毛もつかいます。
また、コシアカツバメやイワツバメの巣を利用する場合もあります。その際、巣を修正する時には、羽毛が巣材として良く利用されているのが特徴です。
ヒメアマツバメは、アマツバメの仲間で、渡りはせず太平洋側方面に1年中確認されています。ヒメアマツバメの特徴は、やや小ぶりで体色は黒っぽくく喉もとと腰のあたりが白いのが特徴です。
ツバメの縁起に関わる言い伝え
下記は、全国各地でツバメが縁起が良いとされるツバメの縁起に関わる【言い伝え】です。
*ツバメが好む家は栄える・ツバメは田んぼの神様をせおってくる!・ツバメは害虫をいっぱい食べてくれるので害虫が減る!
*害虫がいなくなれば、作物が豊作になりますからね。・ツバメが3回巣をかけると千万長者になる!・ツバメの巣が多いほど、その家は繁盛する!・病人がでない!
*ツバメが巣をかける家は、日当たりが良く健康に暮らせるための良い条件が整っていると言われ、ゆえに病人が出ない!つまり、家族が無病息災で過ごすことができると言う事ですね。・火事にならないだけでなく、自然災害にも見舞われない!・ツバメは衰えそうな家には巣をつくらない!・結婚・妊娠・出産・子宝に恵まれる!・ツバメが自在カギに巣をかけると、お金持ちになる!
*自在カギとは、いろりの上に吊り下げ、鍋や釜を掛けてつるす道具の事です。宝くじも当たると嬉しいですねwww・ツバメは鬼門には巣をかけない
*これは、風水的に運気が良くなると言う事です。
鬼門とは?
鬼門とは【北東】の事をさし、風水や家相的な部分であまり良くない不吉な方角とされ、悪いエネルギーもたまりやすいと言われています。
また、太陽がしっかり当たらないため寒いだけでなく湿気もたまりやすいと言う点から見ても巣作りに向いている場所ではないのも分かります。
ツバメは、危険を察知する能力にも優れているだけでなく【紫外線】が見えています。日当たりが良く子育てしやすい場所は本能的にも分かるのでしょう。それゆえに、あえて鬼門で巣作りする事はありえないわけです。
このように、ツバメが巣をかける場所には幸運が舞い込みやすく健康面でも財運的にも運気アップにつながる!と言う考え方です。
また、これらが家にツバメが巣をかけると縁起が良い!とされている理由でもあり、古くから伝わる【縁起が良いと】される言い伝えです。
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ツバメの巣 壊すと縁起が悪い?
ツバメが巣をかけると縁起が良い!と言われるだけに、その逆の展開は縁起が悪いと感じるかもしれませんね。しかしご安心下さい。ツバメの巣を撤去した事で不幸や災いが起こるなどと言う事はありません。
ツバメの巣を壊す・撤去する場合
車に落ちるフンや周りから出る苦情や諸事情により、やも終えずツバメの巣を壊す必要が出てくる場合もあります。ツバメの巣を撤去する事と縁起は関係ありません。
ツバメは、私達の身近な場所に巣をかけますが、巣をかける家は良いエネルギーに満ちているのでツバメは本能で、このような環境の良い家を選んでいるだけです。
やも終えず作りかけのツバメの巣を壊す場合は、巣を作りかけたタイミングで即時に行ってください。巣作りはとても労力のいる仕事です。
ツバメの巣はすぐに完成してしまいますので、撤去をお考えなら見つけたタイミングで少しでも早めにツバメさんに諦めてもらうように促してください。
万が一、すでに卵を産んでいたり雛がいる場合は、若ツバメが巣立つまでは法律で撤去できない事になっています。
この場合が、誤って撤去してしまうと鳥獣保護法にひっかかり違法行為になってしまいますのでご注意ください。その場合は、ヒナ達が巣立つまで待ってあげてくださいね。
ツバメの巣の撤去時期は、若ツバメが巣立ってからしばらくは、まだ巣に戻ってくる事もありますので、9月中旬以降が好ましいです。
撤去する際には、9月中旬~翌年巣作りする前までに行いましょう。ツバメの巣は枯草や泥などでできているので、誰でも簡単に壊す事ができます。
高い場所にあるツバメの巣は、さすがに業者さんに頼んで撤去する必要も出てきますが、撤去の際の作業費用として6000~10000円くらいかかります。
ツバメの巣作り防止・対策は?
次は、ツバメの巣を作らせない為の対策です。身近にある物や100均などに売っているような材料を使い簡単な方法で、巣作りに来たツバメを追い出す事ができます。
①50㎝くらいに切ったビニールテープを、ツバメに巣をかけて欲しくない場所に横一例に何本かガムテープで貼るだけです。
また、ツバメが巣をかけようとしたら、その場所にも同様にビニールテープを貼ってください。このように、ツバメにここでは巣作りしないように促してあげましょう。
ビニールテープは、風にゆれてヒラヒラなびくので非常に効果的です。なければ、細長く切った新聞紙やいらなくなったヒモなどでも代用できます。
ツバメは、蛇も天敵なので細長い動くヒモには寄り付きません。とても簡単な方法なので、やも終えない事情で、ツバメに巣をかけてもらいたくない場合は、この方法でツバメの巣作りを防止してみてください。
ツバメは賢く警戒心も強いので、こうする事で巣作りをあきらめる事でしょう。
ツバメの巣 落ちると縁起が悪い?
ツバメの巣が壊れる・落下した場合も同様です。
故意に壊したのではなく、何らかの事情でツバメの巣が壊れたり落下したり、中には家やアパートにかけたツバメの巣を、第三者により壊される被害などもあります。
このような事情で、ツバメの巣が壊れた場合も同様です。必要以上に気を病む必要はありません。現代の建築に使用される壁材は、ツルツルしているので落下しやすくなっています。
ツバメの巣の落下してしまう事と、縁起には何の因果関係もありません。
順調に作られたツバメの巣が壊れる場合は原因は、カラスやスズメに襲撃された可能性もあります。
また、ツバメとスズメの子育て時期とは重なっているので、弱いツバメ達の巣をなわばり争い目的でスズメが壊しに来るのです。
こうして、スズメがツバメの巣を乗っ取る事が確認されています。しかし、スズメが乗っ取ったツバメの巣で子育てするのか?と言うとそうゆう訳でもないのです。
ただ、卵やヒナを落としたり巣を壊して終わりなのです。
もし、スズメやカラスに襲われた【壊れかけのツバメの巣】に卵やヒナがいる場合や、巣の下に巣台を作ってあげると安心です。
ツバメの親は、初めは驚いてしばらくは巣に入ってこないかもしれません、様子を伺うために警戒鳴きをしながら巣の周辺を飛び周ります。
しかし、初めは警戒しますが雛がいる限り必ず戻ってきます。絶対に見捨てません。
落下してしまった場合も同様です。落ちたままでは、カラスや猫にやられてしまいますので元あった位置に巣台を設置し巣が落ちないように固定してあげる事で、若ツバメが最後まで給餌を受ける事ができます。
残念ながら、ツバメの数は環境の変化で年々減って来ています。壊れて危うい巣はこのように臨機応変に守ってあげてください。
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ツバメの巣作り
ツバメの巣作りは、どのように行われるのか以下にまとめました。ツバメは、巣作りから子育て巣立ちまですべて夫婦で最後まで仲良く行います。
ツバメの巣作り 条件や場所
ツバメに巣をかけてもらうには?まず第一に、ツバメが好む家にしておく必要があります。では、ツバメはどんな条件でどんな場所を好みのでしょうか?
ツバメが好む家は?
ツバメが春先に日本にやってくる理由は?豊富な餌だけでなく、子育てする目的もあります。つまり、安全に子育てできる環境化にある家こそ【ツバメが好む家】です。
ツバメには紫外線が見えるので、巣作りしやすい方角が本能で分かります。適度な日当たりはもちろんの事、日本列島は高温多湿なので、風通り良い家をツバメは好みます。
ツバメの子育てシーズンは、暑さとも上手に付き合いながら子育てする必要がありますからね。風通しは、この暑さを乗り切るためにも重要事項です。
風通しが悪く、巣に湿気がこもるとダニが発生しやすくなり、雛の健康状態や子育てにも大きく影響してしまうからです。
そして、ツバメが好む家は必ずと言っていいほど人の出入りがあります。このような家は、天敵であるカラスや蛇などから遠ざける効果があります。
また、雨風をしのげる軒下などがある事も条件に入ります。ツバメの巣は主に泥と枯草でできていますので暴風や強い雨に当たってしまうと壊れたり落ちたりする危険性があるからです。
後は巣作りしようとする場所の壁材も重要です。いくら上記のような条件がすべて揃っていたとしても、巣作りしたい場所の壁材が悪いと巣作りを断念せざるおえません。
一番良いのは、昔ながらの土壁や木材、凹凸のある壁です。ツルツルの壁では、巣作りしても途中で落下してしまう危険性をはらんでいるからです。
ガスメーターや蛍光灯など巣台変わりになるようなものがあれば別です。電気コードなどに巣をひっかけ落下防止対策をしながら上手に巣をかけるツバメもいます。
現代の壁材は樹脂などが練り込んでありツルツルしたものが多いです。ツバメの巣作りに向いていない壁材が多くなってきています。
このような場所に万が一、ツバメが巣をかけてしまうと子育て途中で巣ごと雛が落ちてしまう事も多々あります。
もし、ツバメに巣をかけてもらいたいとお考えであれば、ツバメが巣をかけそうな場所に巣台を設置してあげてください。
ツバメが巣を作る 前兆
ツバメの巣を作り始める前は、良く家の前までツバメが飛んで来るようになります。巣をかける場所探しのためにツバメが玄関先や家の周りを飛ぶ光景が良く見られるようになります。
上記画像のように、頭の真上を行ったり来たりする姿が見られるようになります。ツバメが巣作りする前に家の前を飛び周っていた時に撮影したものです。
始めに到着するのはオスですが、自分の縄張りを確保すると後から来るメスを待つ姿が見られます。この間は、オス同士の縄張り争いの最中です。
安全で子育てしやすい、良い縄張りをゲットできたオスの方が後から来るメスにモテるからです。
縄張りを確保すると、その近くの電線であったり、古巣があれば夜だけ古巣で寝起きしながら待ちます。
一人っきりでポツンと待ち続けるオスの姿は、見ていると何だか哀愁がただよっています。
やがて、後から渡ってきたメスが来てペアになると、2羽そろって家の周りに飛んでくるようになります。
もう一つの巣作りの前兆としては、朝からツバメがせわしなく鳴きます。これは、オスがメスを誘っているサインでジャージャーと雛のように鳴きます。
結構大きな声で、求愛しているので分かりやすいです。
メスがオスの誘いに応じてペアになれば、間もなく本格的に巣作りが始まりますょ。
古巣がある場合は、オスがメスを巣に誘導する姿も見られます。気に入れば古巣を少しだけ補強し再利用します。
このように家に周りを、ツバメが良く出入りするようになったら【ツバメが巣作り】を始める前兆になります。この場合、人がいても頭上をかすめながらも玄関前を飛び周るようになります。
この時、ツバメは住民がどんな人なのか?も確認していると思われます。
ツバメの巣作りはいつまで
ツバメが巣作り季節(時期)は春先の3月頃から7月くらいまでの期間になります。多い時で1シーズンで2回の子育てをします。
巣作りするのは、日の出から日の入りの時間帯になります。ツバメの巣作りは天気の良い日に始める事が多く、いったん作り出すと2~3日もすれば完成します。
古いツバメの巣を使い回しする事もあり、その場合は巣を補強してから使用します。補強した部分は、色が違うのでどこを補強したのか分かります。
主に巣の上部の付け根や、底などを補強しています。ただし、あまりにも崩壊していると使い回しを断念してしまいます。
1シーズンで1~2回の子育てをします。
ツバメの巣作りを手伝う
ツバメが巣作りに失敗しないように、人が巣作りの手助けするのはありです。
実は、ツバメが巣をスズメが壊しに来る事があります。底に大きな穴が開いてしまうほど崩壊してしまうとツバメは残念ながらその巣をもう利用しなくなります。
と言うより出来ないのです。翌年もツバメに巣を作ってもらう為にも、巣が壊れたり落ちそうな場合は、巣の底に巣台を設置するなどのお手伝いをしてあげましょう。
人間がツバメの巣作りを手助けする事じたい問題ありません。
むしろ、ツバメの数は年々減ってきています。巣営場所の減少も大きく影響していますので、そうゆう意味でも巣作りの手助けは必要です。
現代の建物は、昔のような土壁ではなく壁材などにも樹脂成分が混ざっていたりして、巣作りしても巣材はくっつきづらく、巣ごと落下してしまう場合もあるからです。
ツバメの巣 作り方
ツバメの『巣作りの材料』は、主にワラや枯草、泥などです。
ツバメは、集めてきた巣材を、まずは横一直線に貼り付けていきます。
巣作りの材料は、このように枯草や泥に自分の唾液を混ぜたものが材料になります。1日もするとほぼ原形が出来上がり完成まではには2~3日かかります。
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ツバメの巣作り 途中でやめる
ツバメが巣作りにやって来たと思ったら、巣を作りかけで途中でやめる(放棄)場合があります。
巣作りを途中でやめた理由として考えられるのは、外敵が現れた可能性です。ツバメの天敵としては、カラスやスズメ、猫や蛇などがあげられます。
猫は、車が巣の近くにある場合ボンネットから巣をねらってジャンプしてきます。カラスも、あっという間に、ツバメの巣を足で鷲づかみにしてぶっ壊していきます。
あと、厄介なのがスズメですね。人のいない隙をねらって、集団でツバメの巣を壊しにきます。
ツバメは、危険を察知する能力が非常にひいでているので、その場合巣作りの途中であろうが他所に行ってしまいます。
また、天気にも左右されます。天候が悪いと巣作りに向いていないので他の場所にいるだけかもしれません。その場合、天気が良くなれば戻ってくる可能性もあります。
あとは、巣作りを始めたものも巣材が上手に壁にくっつかないなどトラブル。つまり壁との相性もあります。現代の壁はツルツルしている壁材が多いのも理由の一つですね。
昔の家で土壁であったり雨がしのげる軒下などもあり、巣営場所に向いている家が多くありました。
中でも土壁や木材などは、巣材が良くくっつくのでツバメの巣との相性抜群だったんですが、老朽化による建て替えなどで、建物も変化しツバメの巣営場所も少なくなってきました。
中には巣作り途中ではなく、巣だけ作っていなくなるケースもあります。どちらか片方が事故や天敵に襲撃されたり、きっと何らかしらあった可能性も考えられます。
ツバメは安全と感じた場所でしか、子育てしません。
卵やヒナをねらった蛇などの天敵が、卵を食べてしまった場合は【巣に雛がいない・卵がない】場合もあります。
ヒナは、生まれてすぐはまだ目も開いておらず鳴きませんので巣の中はいつでも静まりかえっています。この間に卵やヒナが襲撃されると巣には何も残りません。
蛇などは、ツバメのフンで巣の場所を見つけだし夜になると卵を食べにきます。巣が残ったままいなくなる理由は、何か危険を察知し子育て場所を変えた可能性が高いです。
人がいない隙に、ツバメにとって何かあった不都合な事があったのでしょう。
夜だけくる
一番最初にやってくるオスが縄張り確保で、一足早くやってきます。メスは後から渡ってくるので、ツバメのオスだけで1羽で夜だけくる場合があります。
オスは、しっぽが長いのですぐに分かります。
この段階ではまだ眠りに来ているだけですので、日中は虫取りに出かけています。そして毎晩のように夜だけ眠りにきます。
メスが飛来し、はれてペアなるとオスとメス2羽になっている可能性もあります。
そうなると、巣作りが始まる可能性が高いですが、なかなかペアになれないと他の場所へ移ってしまったり、ただ眠りにだけ来ている場合もあります。
巣立った後のツバメの巣はどうする?
巣だった後のツバメの巣をどうするか?は、悩まれた方もいるのではないでしょうか?
古巣は、そのままにしておけば翌年来たツバメがそのまま再利用する事が多いです。その際、壁面に密着している部分を重点的に補強しているのが分かります。
ツバメにとって、一から巣作りするのは大変な作業なのでここを簡略化できるのはツバメにとってもメリットは大きいです。
大家さんがツバメの巣を残しておいて問題ないのであれば、そのままで構いません。
しかし、翌年からはツバメに巣をかけて欲しくないのであれば、9月の中旬~翌年巣作りが始まるまでには撤去してください。
そして、翌年以降は【巣作りされないための対策】を施しておけば再びその場所で巣作りする事はないでしょう。
毎年来ていたツバメが来ない
そろそろツバメが来るかな?と思っていたら、毎年家に巣作りに来ていたツバメが今年は来ない?
心配になりますよね?ツバメの到来を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか?家も、毎シーズン来ていたツバメがパタンと来なくなった時は寂しい気持ちになりました。
しかし、ツバメも厳しい自然界で生きている渡り鳥なので、いつどこで何が起こっても不思議はありません。
実は、こうゆう事は良くある事なのだそうです。ツバメが来なくなった事と縁起は全く関係ありません。
家の場合は、ツバメが巣立った後の古巣をスズメにより壊され、底穴が開いてしまっていた事も原因の一つです。
毎年、巣立ち後にスズメがツバメの巣を壊しにきます。初めてツバメが家に巣をかけた年は育児中に、1回だけ雛を2羽落とされた事もありました。
ツバメの巣作りは初めてだったので、その後急いでカラスとスズメ対策を施しました。ネットをかけて、キラキラモールをぶら下げました。
残りの3羽は無事巣立ち、それから毎年ツバメが来るようになりました。その翌年からは、毎年スズメに古巣を壊されていても補修し再利用しながら子育てをするようになりました。
ただ今年は少し違いました。一度は玄関先に来て、その日一晩だけ家の軒先で眠りに来ましたら、朝には姿を消しそれから二度と帰って来ることはありませんでした。
古巣ですが、再利用が難しいレベルになるとどうやら巣作りを断念してしまいます。今回は、底穴が開くほど崩壊していました。
仮に、ツバメ達が古巣を補修したとしても育児中に底穴が開きヒナが落ちたら大変ですからね。ツバメはきっと本能的に危険を察知したのでしょう。
今思うと、一度ツバメの巣を壊しておくのが得策でした。しかし、これも結果論に過ぎません。翌年またツバメが来てくれる事を願いつつ、古巣はいったん撤収する事にしました。
毎年来るツバメですが、実は毎年同じツバメが戻って来ているとも限らないそうです。
同じツバメである場合も勿論ありますが、たまたま通りかかったツバメが良い条件の家を見つければ、そこに巣をかける事もあります。
良い条件の家であれば、仮に違うツバメが作った古巣でも新しいツバメが来て再利用するわけです。つまり、毎年ツバメの来る家がこのパターンです。
よって、今年はツバメが来なかった家もツバメが好む家には変わりありませんので、いつかまた別のツバメが巣作りに来る可能性は多いにあるわけです。
しかし、あまりガラッと建物の雰囲気が変わってしまうと難しいかもしれません。例えば、良くあるのがリフォームです。
リフォームしてからツバメが来なくなる事は、実はかなりの確率であります。
もし、再びツバメにまた巣をかけてもらいたいと願うのであれば、木の板などで今までツバメが巣をかけていた場所に巣台を設置しておくのがお勧めです。
建築素材が、ツバメの巣を相性が悪いといくら環境が良い家でもツバメが巣をかけるのが難しくなるからです。ツバメが巣作りをあきらめてしまう前に、巣台の設置を検討してみましょう。
他に、毎年来ていたツバメが来ない理由としては、ツバメの数が激減している事も大きく関係しています。飛んで来るツバメが少なければ、巣をかけるツバメも減ってしまいます。
今まで来ていたツバメが来なくなる家が出てきても、何の不思議もないのかもしれませんね。
ツバメにとっても、生きにくい世の中になってきています。
家も、古巣は撤収しましたがツバメが巣をかけていた場所に巣台を設置しました。ツバメがまた巣作りをするような事がありましたら、またご報告したいと思います。
長々とお付き合い頂きまして、どうもありがとうございました●^^●
皆さんの所にも、幸せが訪れますように~♪
『幸運♡ツバメの巣作りは縁起が良い!巣を壊す・落ちた時は縁起悪いの?』の記事でした。
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